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最終更新時刻:17時11分

Heartseed、「未来を拓くイノベーションTOKYOプロジェクト」への採択決定

2022/03/29  Heartseed 株式会社 

東京都が実施する最大3億円の補助金事業に採択された。HeartseedはiPS細胞由来心筋球を開発。

 心筋再生医療の早期事業化に取り組む慶應義塾大学医学部発ベンチャーHeartseed株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:福田恵一、以下Heartseed)は、東京都が実施する「未来を拓くイノベーションTOKYOプロジェクト」 2021年度の採択企業として選出されましたのでお知らせします。



東京都が実施する「『未来の東京』戦略」に位置付けられているプロジェクト。最大3億円の補助金事業に、20件の応募の中から採択
iPS細胞由来心筋球の普及に向けた市販後の製造プロセスと保存・輸送技術を開発


 本プロジェクトは、都内ベンチャー・中小企業が大企業等とのオープンイノベーションにより事業化する革新的なサービス・製品等を対象に、その開発、改良、実証、販路開拓に要する経費の一部を東京都が補助することで、大きな波及効果を持つ新たなビジネスの創出と産業の活性化を目的としたものです。
 ◆未来を拓くイノベーションTOKYOプロジェクト https://mirai-innovation.tokyo/


 Heartseed(https://heartseed.jp)は、リードパイプラインである他家iPS細胞由来心筋球 (HS-001)の第I/II相治験 (LAPiS試験) の患者組入れを開始しており、早期の薬事承認取得を目指しております。
 iPS細胞を用いた再生医療には大きな期待が寄せられていますが、通常の医薬品と異なり生きた細胞が製品であり、大量製造や保存・輸送といったサプライチェーンの構築の重要性が高まっています。
 そこで本事業では、HS-001の市販後を見据えた大規模製造プロセスと保存・輸送技術を重点的に開発し、本治療法の安定供給・品質保証体制の構築を図るとともに、提携・協働する関連企業と、海外展開を見据えた実用化に取り組んでまいります。


HS-001について】
 HS-001は、他家iPS細胞から心室筋を高純度で作製し、生着率を高めるために心筋球と呼ぶ微小組織にしたものです。単一細胞と比較して、心筋球にすることで細胞移植の生着率や生存率が向上することが非臨床試験で確認されています。心筋球は心臓の心筋層内へ投与することを目的として開発した専用の投与針(SEEDPLANTER(R)) とガイドアダプターを用いて移植します。
 移植した心筋球は、患者の心筋と結合して再筋肉化することで心収縮力を改善し、また種々の血管新生因子を分泌して移植部位周辺に新たな血管を形成する (neovascularization) という作用機序が期待されています。
 ◆HeartseedのTECHNOLOGY https://heartseed.jp/technology.html

Heartseed株式会社について
 HeartseedはiPS細胞を用いた心筋再生医療を「当たり前の治療法」とすることを目指して、2015年に設立されたバイオベンチャーです。iPS細胞から高純度の心室型心筋細胞を作製する技術、移植技術やiPS細胞の作製方法など、心筋再生医療の普及に必要な多数の独自技術を有しています。
 これまでに 「Japan Venture Awards 2021」 において「科学技術政策担当大臣賞」を、「大学発ベンチャー表彰2021」において「文部科学大臣賞」を受賞しています。
2021年6月にはデンマークに本社を有する大手製薬企業Novo Nordisk社とHS-001の開発・製造・販売に関するライセンス契約締結を発表しております。
 より詳細な情報は下記をご覧ください。
 ◆ウェブサイト https://heartseed.jp
 ◆Linkedin https://www.linkedin.com/company/14604134/
 ◆YouTube https://www.youtube.com/channel/UCZ88HHvk5Ogk8_rKALxKf9g


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