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テクノプロ・デザイン社、ロックウェル・オートメーション社と日本の製造業向けデジタルツイン実現を目指した協業とサービス提供を開始

2024/08/30  テクノプロ・ホールディングス 株式会社 

2024 年 8 月 30 日

株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社

テクノプロ・デザイン社、ロックウェル・オートメーション社と日本の製造業向けデジタルツイン実現を目指した協業とサービス提供を開始

AI/データサイエンスや MBD・シミュレーション技術を中心に「製造業における DX ソリューション企業」を目指す株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社(本社:東京都港区、代表取締役社長:嶋岡 学、以下「テクノプロ・デザイン社」)は、この度、ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社(以下「ロックウェル・オートメーション社」)と、日本の製造業・機械メーカー・製造ラインビルダ―などのお客さまに対して、デジタルツインの技術提案、導入支援、アフターサービスを提供し、生産性向上を目指すためのビジネス協業合意契約を締結し、コラボレーションによるサービス提供を開始いたしました。

■市場背景と協業の狙い
近年の製造業界においては、労働力不足と高効率化の必要性から製造ラインや物流における自動化・省力化・省人化への需要が高まっています。その実現の道筋は多岐にわたり、一意に選択することは非常に困難ですが、「生産」部分に限定した場合は、スマートファクトリーが手段の 1 つです。ポイントは、AI・機械学習といった技術を使い、協働ロボットを活用すること、大量のデータを分析し、そこから生産性を向上していくための改善を常に実施していくこと、AR※1・VR※2・MR※3の技術で現場の経験値が高い技術者がバーチャル空間で現場の状況を把握し指示を出せること、現場の作業員のための教育訓練ができること、などです。

そこで、テクノプロ・デザイン社は、IT(Information Technology)・OT(Operational Technology)融合からの「デジタルツイン」実現が最大の鍵であると考え、あるべき姿から逆算、「デジタルツイン技術&3Dシミュレーション技術」でスコープを組み立てることを最善策と考え、いち早く「生産デジタルツイン」のエンジニアリング能力の蓄積・向上に取り組み、製造業の現場で活用可能な「デジタルツイン実現のためのエンジニアリングサービス」を展開してきました。

テクノプロ・デザイン社は、今回のロックウェル・オートメーション社とのコラボレーションに基づき、同社が所有する「デジタル生産設備設計を革新できるソフトウェア『Emulate3D』」をデジタルツイン技術の中心に据え、その利活用でお客さまの生産改革に大きく寄与するエンジニアリングサポートの展開を推進します。特に、お客さまが製造ラインを構想・設計・製作・運用(製造)する各段階を、トータルライフサイクル的にサポートし、トータルコスト(Total Cost of Ownership)低減、製造安全・品質担保を目指します。

※1 AR:Augmented Reality:拡張現実:リアルな現実の風景にさまざまな情報を付け加えて見せる技術
※2 VR:Virtual Reality:仮想現実:CG で構成された映像全てがバーチャルであり、その世界に没入した体感ができる技術
※3 MR:Mixed Reality:複合現実:実際にはその場所にないものを現実世界と仮想の世界を重ね合わせて表示し、自由な位置や角度から体感できる技術

■Emulate3D による課題解決
テクノプロ・デザイン社は、「Emulate3D」により以下を実現し、お客さまの課題を解決します。

(1) 要件定義前に3D シミュレーションで構想を示すことができることで製造工程の初期フェーズのデザ イン決定のプロセスを効率化できるフロントローディング
(2) 生産現場のフィジカル映像と 3D-CG を合成して示せることで社内決裁者やクライアントなどの ステークホルダーとの完成形イメージの共有・合意形成の促進を加速
(3) 仮想空間で最適解を見つけるまで検証を繰り返して結果を実機へ反映することができる先進的な テストシステム
(4) 仮想空間でしか起こせない状況・危険なテストを検証可能な環境
(5) メカ・試作レスの実現
(6) 熟練工の高度な技能を説得力持って若手に伝承・教育訓練・トレーニングできる環境の実現

■テクノプロ・デザイン社のサポート範囲
テクノプロ・デザイン社は、お客さまの「Emulate3D」導入に際し、以下の一貫したサポートを提供します。

① コンサルティング(お客さまの課題抽出・目標設定)
② 企画・提案(目標達成に最適なプラットフォームのご提案)
③ 要素開発(3D モデル制作・システム開発・その他)
④ 導入・運用支援
⑤ エンジニアリングサービス(アドバイザリー・開発支援)
⑥ 技術者育成サービス(お客さま側技術者育成のお手伝い)

株式会社テクノプロ 取締役 兼 常務執行役員 菅原義智のコメント:
ロックウェル・オートメーション社とのビジネス協業合意は、テクノプロ・デザイン社のデジタルツイン事業にとって、大きな一歩となります。製造業界の発展には、生産プロセス改善にデジタルツイン技術を取り込むことが不可欠です。その中核となるデジタルツイン・ツールである Emulate3D で協業、実践 OJT を含んだ技術者育成サポートを受けながら着実にその領域のエンジニアを増やしていくことは、弊社の技術力向上に大きく寄与すると考えており、更にエンドユーザー様への伴走支援力を増強していく効果的な試みであると考えています。先進的な製造現場の実現に向けて共に歩んでいくことを楽しみにしています。

ロックウェル・オートメーション社 グローバル Emulate3Dビジネスマネージャ ジョン・プリチャード氏のコメント:
Emulate3D をご活用いただくお客さまに向けて、もっとも気を付けていることは Accelerating time to Value(顧客価値実現までの時間短縮)とReduce Risk(リスクの軽減)です。如何にこの2点をカバーするかが弊社の課題であり、コラボレーション企業との連携・エコシステム構築で機動力を発揮したいと考えています。

テクノプロ・デザイン社との協業は、その点において理想的な連携であり、お客さまの業務に大きなアドバンテージをもたらすことになると確信しています。

【ロックウェル・オートメーションについて】
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客さまの生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約 29,000 名のサポート要員が、世界 100 カ国以上の営業拠点でお客さまをサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
[ウェブサイト] https://www.rockwellautomation.com/ja-jp

テクノプロ・デザイン社について】
テクノプロ・グループは、日本および中国、東南アジア、インド、英国、米国などの拠点に 27,122 人(国内 24,125 人、海外 2,997 人)の技術者・研究者を擁する日本最大規模の技術系人材サービスグループです。機械、電気・電子、IT アプリケーション、IT インフラ、AI・データ解析、化学、バイオ、医薬、建築、土木など産業界が必要とするすべての技術領域をカバーする専門領域の広さと高度な技術力が評価され、国内外で常時約 2,400 以上の企業・研究機関・公共団体・大学に対し、技術を軸とした各種サービスをご提供しています。

テクノプロ・グループの中核会社である株式会社テクノプロの中でも最大の社内カンパニーであるテクノプロ・デザイン社は、 AI/データサイエンスや MBD・シミュレーション技術などの技術分野を中心に 7,719人の正社員技術者を擁し、33 カ所の拠点と 11 カ所の開発センターを通じて大手企業を中心に製造業、情報産業など 700 を超えるお客さまの研究開発・設計開発の現場で技術サービスを提供しています。(数値はすべて 2023 年 6 月末時点)
[ウェブサイト] https://www.technopro.com/design/

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社
技術戦略本部 COE 室
Email:coe-design@technopro.com

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.technoproholdings.com/news/filedownload.php?name=af88339e3bc1ac375bf43fd0a52b2970.pdf

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