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最終更新時刻:17時11分

経産省「日常生活におけるPHRを活用したユースケース創出に向けた実証調査」受託

2024/09/17  森ビル 株式会社 

2024-09-17

森ビル株式会社

シンクヘルス株式会社

医療法人社団なかよし会 麻布台クリニック

経産省「日常生活におけるPHRを活用したユースケース創出に向けた実証調査」受託

個人の健康・医療情報の活用による行動変容と商業施設への送客効果を検証
~麻布台ヒルズ入居企業の従業員を対象に、街を挙げた実証実験を推進~

森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻 慎吾)、シンクヘルス株式会社(東京都千代田区、代表取締役:野本 祐司)、医療法人社団なかよし会 麻布台クリニック(東京都港区、理事長:髙田 哲也)が共同で推進する「糖尿病予備群に対するPHR(※1)活用とインセンティブ付与による行動変容と商業施設への送客効果実証プロジェクト」(以下、本プロジェクト)が、経済産業省が推進する「令和6年度日常生活におけるPHRを活用したユースケース(※2)創出に向けた実証調査事業」(以下、本実証調査)として採択されました。本プロジェクトでは、PHRの記録とインセンティブ付与による行動変容と商業施設への送客効果などを検証すべく、麻布台ヒルズ入居企業の従業員を対象に、2024年9月から2024年12月まで実証実験を実施します。

※1 PHR:個人の健康・医療情報でパーソナル・ヘルス・レコードの略。日常生活の中で計測するライフログ(カロリー、歩数)やバイタルデータ・健康診断結果などを指す。
※2 ユースケース:使用事例の意。

「Green&Wellness」を掲げる麻布台ヒルズで、街を挙げた実証実験・新サービス開発を推進

近年、健康維持・増進や疾病予防を目的とした個人の健康・医療情報(PHR)の活用が世界的に急速に普及し始めていますが、日本では未だ発展途上の段階にあります。このような環境下で経済産業省は、今後、PHRを有効活用し、生活密着型産業のサービス開発に活かすことが、各個人の健康状態に最適化されたサービスや体験の提供による、ヘルスケア産業の大幅な拡大に繋がることから本実証調査を推進しています。

本プロジェクトでは、予備群も含め国内罹患者数約2千万人、罹患率は30~40代から急速に増え始め、働く世代の体重管理や血糖値変動の抑制などの早期予防対策が効果的だと言われている糖尿病に着目。麻布台ヒルズの入居企業の従業員を対象に、約3か月間にわたって、PHRの活用による行動変容と商業施設への送客効果を検証します。具体的には、実証実験参加者にフリースタイルリブレ(持続血糖測定器)を装着してもらい、定期健康診断では把握しきれない日々の血糖値の変動を測定・記録することで、各人の健康への意識を高めると共に、血糖値変動を適正範囲に収めるための運動や食事などに関する学びを促進します。さらに、適切な運動や食事の実行を支援すべく、PHRアプリを通じたインセンティブ(麻布台ヒルズ等の商業施設で使用できる「ヒルズアプリ」のクーポン)を配布。インセンティブ付与によるモチベーション向上と、ヒルズ内の商業施設への送客効果を検証します。調査期間の最後には、行動変容後の採血結果を各人にフィードバックすると共に、従業員の健康維持を経営課題と捉える企業向けの新サービス開発も検討します。

森ビルは、「街(ヒルズ)」に住み、働くことのすべてが「ウェルネス」に繋がる街づくりを推進しています。本プロジェクトを通じて新たなサービスの開発を目指すと共に、人々のウェルビーイングの向上、健康寿命の延伸、予防医療のさらなる発展等に貢献することで、都市と人々のライフスタイルの未来を切り拓いてまいります。

糖尿病予備群に対するPHR活用とインセンティブ付与による行動変容と商業施設への送客効果実証プロジェクトの概要

目的

  1. PHR記録とインセンティブ付与による行動変容及び商業施設への送客効果の実証
  2. 健康経営を推進する企業向けのサービスとしての可能性の検証

対象者

麻布台ヒルズ入居企業の従業員

実験内容

  • PHRアプリへのフリースタイルリブレ(持続血糖測定器)測定値及び運動・食事などの行動の記録
  • インセンティブ(麻布台ヒルズ等の商業施設で使用できる「ヒルズアプリ」クーポン)の配布
  • 調査期間終了時の血液検査

実施体制

代表採択企業

  • 森ビル株式会社:実証事業の全体運営・効果検証・報告

コンソーシアム参加企業

  • シンクヘルス株式会社:PHRアプリの開発・提供
  • 医療法人社団なかよし会 麻布台クリニック:参加者向けセミナー・血液検査の実施

協力団体

  • 慶應義塾大学予防医療センター:医学的見地からのプログラム監修
  • 慶應義塾大学医学部ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座:医学的見地からのプログラム監修

スケジュール

  • 2024年9月~12月:参加者向けプログラムの実施
  • 2025年1月~2月:効果検証
  • 2025年2月以降:経済産業省への最終報告

コンソーシアム参加企業

シンクヘルス株式会社

シンクヘルス株式会社は、糖尿病をはじめとした慢性疾患と向き合う方向けの健康管理アプリ「シンクヘルス」と、クラウド上でアプリの情報を共有できる医療機関向けのプラットフォームを提供する企業として2013年に台湾で創業しました。患者さんが日々のデータを効率よく管理し、活用することで個別化された治療を可能にするだけでなく、それを支援する医療従事者・家族・企業等をデジタルツールでつなぎ、サポートします。医療施設との充実したネットワークと、様々な製薬メーカー、医療機器メーカー、大学機構などと協業しながら、モバイル端末、クラウドとデータ解析を組みあわせた事業をアジア中心にグローバルに展開しています。
シンクヘルス株式会社HP:https://health2sync.com/ja/

医療法人社団なかよし会 麻布台クリニック

2023年11月に麻布台ヒルズにオープン。"より健康な未来づくり"をサポートする「ウェルネスのトータルプロデューサー」を目指し、診療を行っています。慶應義塾大学病院等での豊富な臨床経験のある医療スタッフ陣が、エビデンスに基づく治療(保険診療・自由診療)や、健康診断・人間ドックを担当。一般内科、専門医による消化器内科・リウマチ膠原病内科・婦人科など多様な診療科を備え、「爪疾患」のスペシャリスト・慶應義塾大学病院皮膚科出身の齋藤昌孝院長による皮膚科、美容皮膚科も展開しています。地域で暮らす人、働く人のトータルウェルネスの実現に貢献します。
・診療科目:内科、消化器内科、膠原病リウマチ内科、皮膚科、美容皮膚科、婦人科
・診療メニュー:一般診療、健康診断、企業健診、人間ドック、予防接種等
麻布台クリニックHP:https://www.azabudaiclinic.com/

PDFデータ(792KB)

本件に対するお問い合わせ

森ビル株式会社 広報室

TEL:03-6406-6606

FAX:03-6406-9306

E-mail:koho@mori.co.jp

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