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最終更新時刻:17時11分

【IR note】2024年9月期第3四半期決算サマリ+Q&A

2024/08/19  株式会社 マイクロアド 

2024年9月期第3四半期決算サマリ+Q&A

みなさま、こんにちは。

株式会社マイクロアドのIR担当のてつおです。

8月13日に、2024年9月期 第3四半期の決算発表をしました。

詳細につきましては各開示資料をご覧ください。

また、8月13日の決算発表当日の夜にライブ配信を実施いたしました。当日いただいたご質問と回答のQ&Aを書き起こししましたので、株主・投資家のみなさまのご参考となれば幸いでございます。

決算説明動画:

https://www.net-presentations.com/9553/20240813/hqie7r240/ 書き起こし記事:https://finance.logmi.jp/articles/379944決算短信:https://ssl4.eir-parts.net/doc/9553/tdnet/2491250/00.pdf 決算説明資料:https://ssl4.eir-parts.net/doc/9553/tdnet/2491254/00.pdf1.2024年9月期第3四半期業績サマリ

主力サービスである「UNIVERSE」と海外事業の成長により、売上高は前年比増収。一方、デジタルサイネージ事業において、23年9月期下期のタクシーサイネージの契約更改による影響や、美容サロン向け新サービス「OCTAVE」のタブレット設置・収益化遅延、全体の人員増加により、前年比で減益となりました。

2.2024年9月期の通期業績予想を修正

今回、進捗状況等を鑑み、通期業績予想の下方修正を発表いたしました。

適時開示:通期連結業績予想の修正に関するお知らせ3.MADS社の異動を伴う株式譲渡方針に関して

決算発表に合わせ、デジタルサイネージ事業を行うMADS社の株式譲渡方針に関して、併せて適時開示をおこなっております。

適時開示:連結子会社株式会社MADSの異動を伴う株式譲渡に関する方針決議のお知らせ

4.Cookie規制の現状と見通しについて

7月にGoogleより、Cookie廃止の方針を撤回することが発表され、IR noteでも速報記事を掲載いたしました。

Googleが発表した「3rd Party Cookie廃止撤回」のニュースについてhttps://note.com/microad_ir/n/n57bec6e8a8d4

「3rd Party Cookie廃止撤回」のニュースを受け、デジタルマーケティング業界における意見や見解をまとめました。https://note.com/microad_ir/n/n0fd9f44706d7

マイクロアドとしては、Cookie廃止に向けた準備を進めてきましたが、2024年後半から見込んでいた事前のテスト需要の獲得は困難となりました。

Googleのプライバシー保護に対する方針は変わらず、今後Google Chromeのブラウザに、新たにCookieの利用をユーザー自身が選択できる仕組みを導入後されることが予告されていますが、将来的に約8割以上でCookieが利用できない状況となることが見込まれています。

Cookie対策に対する投資はユーザー選択方式が導入されたタイミングで業績貢献をしていく見込みですが、これまでCookie対策に投下していた開発力を、UNIVERSEが本来強みとする領域に割り当てることで、更なる成長とスピードアップを図ってまいります。

各サービス別の売上高、売上総利益推移の詳細は、決算説明資料 P.14~P.23 をご参照ください。

5.8月13日実施のライブ配信のQ&A
質問1:第3四半期単体では営業利益は赤字ですが、第4四半期はどのような見込みでしょうか?

修正後の予想レンジの下限では赤字となる見込みですが、上限では黒字で1億円程度となる見込みです。収穫逓増型のビジネスモデルであるため、売上の幅に対して、利益の上下が非常に大きくなるため、レンジ予想での開示としています。

質問2:人材採用は基本は新卒採用を行う方針でしょうか?また、採用した人材が利益貢献するタイミングはいつ頃でしょうか?

基本は、新卒採用を行う方針です。第3四半期にあたる4-6月は、新人の研修期間となるため、増員分の利益貢献はほぼない状況です。

一方、基本的に戦力化するまでの時間は早く、半年で自身の給与分程度の利益を創出するようになり、1年後には平均的な生産性に到達し、利益貢献できる人材に成長していきます。質問3:オルタナティブデータによる株式投資は、8月5日の日経平均の大暴落でもうまく対応できたのでしょうか?

ある程度対応できており、先週の暴落で大きな損出を受けたということはございませんでした。

質問4:利益については、デジタルサイネージ事業の収益圧迫、人材採用コスト増が要因とのことですが、デジタルサイネージ事業を行うMADS社を連結を外すことと、人材採用を抑制するという2つの施策を行うことで収益は戻るのでしょうか?

デジタルサイネージ事業においては、仮に連結から外れた場合については

デジタルサイネージ事業におけるマイナス分は無くなります。今年は例年より多い50名の採用を行いましたが、来年以降は再び例年通りの30名程度の採用となる見込みです。そのため、来期の第3四半期(4-6月)以降は、30名分の新卒入社分のコスト増を予定しています。質問5:UNIVERSEの利益率が下がっているようですが、これは人件費による問題なのか、プロダクトによる問題なのか、どちらでしょうか?

人件費の問題ではございません。

UNIVERSEは、業種別の商品により粗利率が異なっており、粗利率の高い領域の売上が第3四半期(4-6月期)においては下がっており、主にEC(Eコマース)を中心とした粗利率の低い領域の売上が大きく伸びたため、ミックスにより粗利率が低下しました。質問6:「EC(Eコマース)」や「人材」におけるブランドマーケティングについて、UNIVERSEの活用方法を教えてください。

「EC」については、一部ブランドマーケティングの要素もありますが、

費用対効果を求めるダイレクトマーケティングに近い活用方法となります。「人材」については、幅広いニーズに対応しており、一例ではBtoBの企業様が人材採用において企業認知度を高めたいというニーズなどがあります。質問7:8割以上でクッキーの利用が不可となるというのはエビデンスに基づくものでしょうか?

Googleが導入を予告している、ユーザーにCookieの利用可否を委ねる機能の類似の機能として、Appleのユーザープライバシー機能の「ATT(AppTrackingTransparency)」というものが挙げられます。ATTでは、アプリが他のアプリやWebサイトなどを横断してユーザーの行動を追跡するかを、ユーザーの選択に委ねる機能を2021年から導入しており、その許諾率が2割という調査結果が出ております。許諾していない残りの8割は使えないため、Google Chromeでも同様の仕組みが導入された場合、許諾率は同様の割合になるであろうと想定しています。

質問8:直販大手はEC(Eコマース)に偏っているのでしょうか。また、直販大手が季節性要因が少ない根拠を教えてください。

直販大手の顧客は、EC(Eコマース)が多い傾向です。

自動車や飲料・食品、化粧品などのブランドでは新商品が発売される時期が集中する傾向があり、広告予算も同様に集中するため、季節性が生じやすくなります。一方、直販大手の主な顧客であるECについては、広告に対する売上転換など費用対効果を見ているため、新商品に対してのマーケティングのような季節性が生じるような影響は受けにくいためです。質問9:Google Chromeのユーザー選択方式は、いつ頃リリースされると予想されますか?

現時点ではアナウンスはされていないため、いつ頃と予想するのは難しいですが、元々Cookieの廃止は2025年の初頭からというスケジュールだったため、年内には情報のアップデートがあるのではないかと推測しています。

影響範囲も広いことから、長い期間何もアナウンスをしないということはないとも思われます。質問10:今回の下方修正のレンジの上限においては、どういったシナリオの場合に達成が可能でしょうか。

レンジの上限については、基本的にはUNIVERSEの上振れ分であり、海外事業などは加味しておりません。ボラティリティの大きい「代理店経由の大手顧客」領域において、大型の提案が複数進んでいます。また、「直販大手」に関しても、広告効果の満足度が高く、今後拡大していくことは見込めると考えております。ただし、「代理店経由の大手顧客」、「直販大手」共にまだ売上が確定していないため、レンジでの開示としています。

6.IRに関するお問い合わせ

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