2024年6月2日(日)午前9:00~9:30
時を超えて受け継がれてきた地域に伝わる様々な民俗行事や祭。それらは現在どう伝えられているのか。ベルコは、そこに関わる人々の想いや活動を通じて地域や伝統文化、また儀式の大切さを伝えるため、映像を制作致しました。
大地を揺さぶり、冷たい雪を溶かして春を呼ぶ。
八戸の「えんぶり」です。
毎年2月に行われるこの祭り、込められているのは豊作への祈り。
かつて過酷な大飢饉に喘いだ東北のこの地域。豊作を願う人々の切実な思いを宿すものであり、あらかじめ前祝いをすることで実際の豊作を引き寄せたいという「予祝」の芸能です。
色鮮やかな烏帽子を被った太夫が、摺りと呼ばれるその舞で、土をならし、稲を植え、刈り取るまでの農作業を表現します。
今回は、このお祭りに参加する八戸市内33組のえんぶり組のうち、内丸えんぶり組を取材。
子どもからベテランまで約50名を率いるのは3人の親方たち。祭り全体の成功と若い世代への継承を考え、組をまとめています。馬の頭をかたどった烏帽子は田の神の依り代であり、とても神聖なもの。その太夫の役を担う人々の様々な思いも紹介します。
地域をひとつにする2月の4日間。
八戸に生きる人々が大切に受け継いできた魂の祭りです。
ナレーションを務めるのは女優 戸田菜穂。
各地域に時を超えて先人たちから送られてきた行事や風習、
『そこにあるもの。』を見つめていきます。
番組概要
下記URLより動画配信中です。
https://www.youtube.com/@sokoniarumono2024
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