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2024日本パッケージングコンテスト 王子グループ入賞のお知らせ

2024/09/17  王子ホールディングス 株式会社 

2024年09月17日

2024日本パッケージングコンテスト 王子グループ入賞のお知らせ

王子ホールディングス株式会社(社長:磯野裕之、本社:東京都中央区)は、公益社団法人日本包装技術協会主催の「2024日本パッケージングコンテスト」において、王子グループからジャパンスター賞2点への協力を含む11作品が入賞致しましたことをお知らせいたします。同コンテストは、優れたパッケージとその技術を開発普及することを目的として実施されております。
今後も王子グループは、環境配慮型素材・製品の開発を推進し、持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。
なお、入賞作品は、2024年10月23日(水)~25(金)の期間、東京ビッグサイトにて開催される「東京国際包装展(東京パック2024)」の特別ブース『2024グッドパッケージング展』にて展示されます。

■ジャパンスター賞
経済産業大臣賞
『紙エール デザインウインドウ』
日本紙パルプ商事㈱様/㈱イムラ様 使用原紙:王子マテリア㈱「サンカヨウ」

紙自体を透明に加工することで、プラスチックフィルムの貼り合わせ等が必要でない、透明の窓付きのパッケージ。ご要望に合わせて透明箇所の位置や、形、大きさなど、オーダーメイドでデザインを指定できます。プラスチックの代替素材として紙単体のパッケージを実現。紙袋だけでなく、さまざまな用途に。紙エールはリサイクル性のあるFSC認証紙を使用。

■ジャパンスター賞
日本貿易振興機構 (ジェトロ) 理事長賞
『セーラー万年筆 ふでDE まんねん』
セーラー万年筆㈱様/㈱イムラ様 使用原紙:王子マテリア㈱「サンカヨウ」

【万年筆を魅せる紙パッケージ】
パッケージ内の万年筆が見えるよう、前面に特殊な透明加工(紙エール加工)が施されたリサイクル可能な紙のパッケージ。セーラー万年筆様の万年筆は海外でも人気である為、海外の環境法規とユーザー様のニーズへも対応できるよう、単一紙素材である透明加工(紙エール加工)を施した製品をご提案し、リサイクル適性も高いという点からSDGsとサスティナブルな時代に合った新たな紙パッケージとして採用となった。「フォレステーショナリー」プロジェクトなどの環境保全活動を積極的に行われているセーラー万年筆様を本件パッケージ含めこれからもサポートしていきたい。


■包装技術賞/適正包装賞
『大改善!!!全てを兼ね備えた「住宅用下方放出型自動消火装置ケース」』
モリタ宮田工業㈱様/王子コンテナー㈱

・天井に設置するタイプの「住宅用下方放出型自動消火装置」の梱包ケースを大改善!!!
・改善ポイント:①箱を開けると、すぐに何が入っているのか分かる。また、付属部品は緩衝材にセットされているので、「何が」「いくつ」あるのかすぐに認識できる=「中身の分かりやすさ」。 ②製品を取り出す際に、注意が必要な部分を「無意識に触らせない」設計を施した。 ③箱を開けてすぐに製品を取り出すことができる形状=「作業効率アップ」。 ④オール段ボール梱包を実現し、「脱プラを達成」した。また、固定資材数を「13点→1点」に減らすことができた。


■包装部門賞/食品包装部門賞
『720g UDエコペット』
㈱J-オイルミルズ様/東洋製罐グループホールディングス㈱様/メビウスパッケージング㈱様/フジシール㈱様
/王子コンテナー㈱

既存の910gエコペットからユーザビリティの向上と環境対応を新たに加えた720gUDエコペットを開発した。ボトルとラベルには再生PET樹脂を一部配合した。ボトル側面の角をできるだけ落として楕円形状にし、手にやさしくフィットするようにした。ボトル中央部には当社ロゴの油滴マークの窪みをつけて指をかけて握りやすくした。シュリンクラベルは一般的にボトルとの密着性が高く剥がしにくいが、ボトル底部に窪みをつけてきっかけとすることで剥がしやすくした。段ボールは手で簡単に開けられる易開封ミシンを採用したSRP仕様にて小売店での開封・陳列作業の省力化を図っている。

■包装部門賞/食品包装部門賞
『バイオ OPS 容器 蓋(マスバランス方式によるバイオマス割当ポリスチレン容器)』
㈱ファミリーマート様/伊藤忠プラスチックス㈱様/三菱ケミカル㈱様/PSジャパン㈱様/㈱ギンポーパック

プラスチック容器が提供してきた機能を保ちながら環境配慮を推し進めるために、従来バイオマス原料を含有することが困難であったポリスチレンにおいて、再生可能資源に紐付いたマスバランス方式によるバイオマス割当ポリスチレンを採用した容器開発を行った。バイオマス原料は従来植物由来のポリエチレンや、ポリエチレンテレフタレートなどのポリスチレンとは異なるプラスチックが主流だったため、含有すると物性の変化による容器の機能低下を招き、工業化が難しいとされていた。しかし、サプライチェーン全体でマスバランス認証の取り組みを行い、この度バイオマスポリスチレン素材の採用が可能になった。


■包装部門賞/日用品・雑貨部門賞
『エコパッケージ花火』
㈱若松屋様/(有)正真社印刷所様/溝端紙工印刷㈱様/中部シーリング印刷㈱様/㈱クラウン・パッケージ様
/王子コンテナー㈱

完全脱プラスチック包装+製造、輸送コスト削減を目指したパッケージ。また花火の本数を20%増やしました。花火屋としてSDGsへの取組みを行う中、環境に配慮された商品として出来上がったのが「エコパッケージ花火」です。
2023年度、4シリーズ、2024年度 2シリーズ追加、計6シリーズを展開中。
紙1.8t(A4用紙42万枚)、プラスチック0.8t(500mlペットボトル26万本)の資材を削減することができました。


■包装部門賞/日用品・雑貨部門賞
『キャットパズルボックス』
(有)シンコー様/(有)池田木型製作所様/福山森紙業㈱/森紙業グループ

ネコノミクス到来!2017年より飼育数トップであった犬を猫が追い抜いた。猫は段ボールや新聞紙のにおいが好みであるため その特徴を生かし、ダンボール素材でコストを抑えた商品ができないか?をコンセプトに制作。 猫が遊んで壊してしまった時でも購入者の負担を抑えるため、100円ショップの店頭販売用として制作。夏涼しく、冬温かいダンボール素材を使ったキャットハウスをパズル形状にすることにより、連結も可能。単品でも楽しめますが、複数使用する事でキャットタワーやキャットトンネルにするなど連結の自由度があるため楽しめる。100円という単価でお求めやすいのが特徴の商品。

■包装部門賞/輸送包装部門賞
『Bee スター1000』
アピ㈱様/王子パッケージング㈱/王子産業資材マネジメント㈱

耐水段ボール製養蜂箱。ミツバチ約1000匹とエサを封入し輸送、開封する事でそのまま養蜂箱として使用できる。養蜂箱として一般的な木箱と比較し輸送コストを抑え、使用後の廃棄も容易である。ミツバチの出入りはスリーブを上下に動かすことで操作。また、外部の光が中に入らない構造など、ミツバチの習性を考慮した設計を行った。グラフィックデザインは蜂の巣を抽象化したパターンをフレキソ印刷で表現した。

■包装部門賞/工業包装部門賞
『天井吊形エアコンの梱包材接着レス化』
ダイキン工業㈱様/王子コンテナー㈱

50Kgを超える重量物である海外輸出向けの業務用エアコン室内機(天井吊り形)の梱包は段ボールと木材合板や発泡スチロールを15ヶ所貼り合わせたものを使用していた。
その結果 梱包組立は手間がかかり、廃棄時は分別が難しく包装材使用後のリサイクル性に課題があった。
今回、段ボールトレイに新開発のセットしやすく、かつ、抜けにくくずれにくい木材差し込み穴を設け、そこに木材を差し込み・固定することなどにより木材合板と段ボールの貼付け箇所を100%削減することに成功、また、木材の使用量削減も達成し、それにより梱包重量21%ダウン、CO2排出量25%削減、包装容積8%削減に成功した。



■包装部門賞/大型・重量物包装部門賞
『強度も安心なアメリカンロックでハイプル化』
王子インターパック㈱

緩衝材に発泡スチロールを使用していたが、段ボールパレットに変更することにより発泡が不要になった。これにより受け材の金型費用と産業廃棄物の削減につながった。
また、従来の半A式仕様では、反発によりフラップ部が開き気味になり多段数積み上げた時に荷崩れを起こす危険性があったがアメリカンロック式に変更することによりフラップの開きを抑制し多段積みを可能にした。またワンタッチで組み立てることが可能になった。(作業時間、ステープル削減)

■包装部門賞/大型・重量物包装部門賞
『補給用フェンダーカートンの包装改善』
スズキ㈱様/王子コンテナー㈱

自動車フェンダー用パッケージの包装改善。
旧仕様の製品突起部保護材(パルプ+PP発泡材)を廃止するため、外装箱とコーナー保護が一体型のパッケージを開発した。この改善により、コーナー材廃止+コストダウンが実現した。


本件に関する問い合わせ先
王子産業資材マネジメント株式会社 クリエイティブ本部
田口 TEL03-5550-3065

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