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最終更新時刻:17時11分

電波吸収体: バイオマスプラマーク取得、環境配慮型の電波吸収体を販売開始

2024/05/30  TDK 株式会社 

ニュースセンター | プレスリリース

電波吸収体: バイオマスプラマーク取得、
環境配慮型の電波吸収体を販売開始

  • JBPA(一般社団法人日本バイオプラスチック協会)認証のバイオマスプラマークを取得
  • バイオマテリアル素材を25wt%使用
  • 従来品対比、CO?を13%削減
  • 従来品対比、同等の性能を確保
(登録番号)No.1191,1192

2024年5月30日

TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、電波吸収体にバイオマス材料を25wt%使用した新製品IS-BPシリーズの販売を4月から開始したことを発表します。

ADASやADのミリ波レーダー、ワイヤレスやアンテナ通信などの評価は、外部の電波を遮断し、自身の電波の反射を防ぐように設計された電波暗室で行われます。当該製品は、電波暗室の壁や床などで使用される、電波を反射せずに吸収する特性を持ちます。

TDKの電波吸収体のIS-BPシリーズは、発泡ポリエチレンを基材とし、カーボンのオーム損失を利用した電波吸収体です。形状はピラミッド型で、使用する周波数範囲に応じて12cm、30cmの高さの製品があります。新製品の吸収性能は従来品と同等を確保しており、耐火性、強度、耐久性においても同等の性能を有しています。

TDKは、モビリティ、ICT、産業機器など幅広い用途でお客様とともに、持続可能な社会の実現に最大限貢献してまいります。この度TDKは、サプライチェーンパートナーの気候変動への取り組みに対する市場ニーズの高まりを受け、石油由来のポリエチレンに代わり、サトウキビ由来のバイオマスポリエチレンを25wt%以上配合した新製品を開発しました。このサステナブルな新製品は、一般社団法人日本バイオプラスチック協会(JBPA)の認証を受けており、従来品と比較してCO?排出量を13%削減する効果があります。

主な用途

  • アンテナや無線通信機器の評価、マイクロ波・電波暗室、AD/ADAS用ミリ波レーダーの評価、GHz帯以上のEMC測定

主な特長と利点

  • バイオマス材料を用いた環境配慮型電波吸収体
  • JBPA(一般社団法人日本バイオプラスチック協会)認証取得
  • バイオマス材料を25wt%以上配合
  • CO?排出量を従来品比13%削減可能
  • 従来品と同等の性能と難燃性
Product Name 0.8 GHz 1 GHz 3 GHz 5 GHz 10 GHz 30 GHz 50 GHz 110 GHz
IS-012A-BP 20 20 30 40 55 55 55 50
IS-030A2-BP 30 35 45 50 55 55 55 50

TDK株式会社について

TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2024年3月期の売上は約2兆1,030億円、従業員総数は全世界で約101,000人です。

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神野 TDK株式会社
広報グループ
+81 3 6778-1055 TDK.PR@tdk.com

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