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最終更新時刻:17時11分

Wi-Fiで幼児置き去りを検知する国内初の車室内置き去り検知装置が野洲市通園バスで運用開始~2024年6月3日に製品贈呈式を実施~

2024/06/04  株式会社 村田製作所 

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Wi-Fiで幼児置き去りを検知する国内初の車室内置き去り検知装置が野洲市通園バスで運用開始~2024年6月3日に製品贈呈式を実施~

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2024/06/04

株式会社村田製作所
代表取締役社長 中島 規巨

株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、Wi-Fiを利用した車室内置き去り検知装置(以下、「本製品」)の国内初 の実用化に向けた実証実験を野洲市と共同で進めてまいりましたが、2024年6月3日より野洲市通園バスでの本製品の運用を開始しました。
それに伴い、2024年6月3日に、野洲市への製品贈呈式を野洲市中主防災コミュニティセンターにて実施しました。

※当社調べ。2024年6月4日時点。

6/3贈呈式の様子
写真左から野洲市教育長 北脇 泰久氏、野洲市副市長 佐野 博之氏、野洲市市長 栢木 進氏、村田製作所野洲事業所事業所長 今西 浩之、村田製作所通信・センサ事業本部通信モジュール事業部コネクティビティモジュール商品部部長 中江 広和


このリリースの画像:
https://www.jpubb.com/press/image.php?image=3238593

昨今、車内に取り残された幼児が死亡する置き去り事故が大きな問題となっており、再発防止に向けた早急な解決策が求められています。当社はこのような社会課題を解決するため、通信分野で培ってきた知見をもとに、独自の技術を活用したソリューションの開発を進めてきました。その中で、コンポーネントやモジュールを提供するという従来の部品メーカーの枠を超えて、筐体からシステムまで本製品全体の自社開発に成功しました。
本製品は、Wi-Fi(無線LAN)の電波を活用して、幼児の微細な動きを検出し、幼児の存在を検知する装置です。通園バスのエンジンオフ後に検知を開始し、車室内での幼児置き去りを検知すると、通園バスに設置された警報機が作動するとともに幼稚園のスマートフォンに通知が入る仕組みになっています。本製品は電波の反射変化を利用しているため、毛布で覆われている、床にいるといった、目視確認が難しい状態であっても検知が可能です。

当社は2022年12月より、通園バスの広い車室空間においても本製品で漏れなく幼児の置き去りを検知できるかどうか検証するため、野洲市と共同で実証実験を行ってきました。このたび実証実験が完了し、2024年6月3日から野洲市通園バスでの運用を開始しました。本製品は野洲市通園バス1台に設置され、今後置き去り事故の防止に向けて運用してまいります。

Wi-Fiを活用した車室内置き去り検知装置の運用はこれまで国内では例がなく、今回が国内初の取り組みとなります。当社は今後も、独自の技術を用いたソリューションの提供を通じて、社会課題解決に向けて取り組んでまいります。

■贈呈式の概要

日時: 2024年6月3日(月)午後4時00分~5時30分
場所: 野洲市中主防災コミュニティセンター
滋賀県野洲市西河原2400番地
出席者: 野洲市 市長 栢木 進
野洲市 副市長 佐野 博之
野洲市 教育長 北脇 泰久
村田製作所 野洲事業所事業所長 今西 浩之
村田製作所 通信・センサ事業本部通信モジュール事業部コネクティビティモジュール商品部部長 中江 広和

■関連サイト

車内の幼児置き去りをWi-Fi電波で検知するソリューション | ソリューション | 村田製作所 (murata.com)

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

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