2024年9月9日
ヒューリック株式会社
「ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル」の竣工について ヒューリック株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：前田 隆也、以下「当社」）が、渋谷区千駄ヶ谷一丁目において開発を進めておりました「（仮称）千駄ヶ谷センタービル建替計画（物件名：ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル）」が、このたび竣工しましたのでお知らせいたします。
本物件は、JR 中央・総武線「千駄ケ谷駅」および都営大江戸線「国立競技場駅」から徒歩２分の場所に位置し、視認性および利便性に優れたオフィス・店舗ビルとなっております。
本物件の 1 階に公益社団法人日本将棋連盟（所在地：東京都渋谷区、会長：羽生 善治、以下「将棋連盟」）の将棋会館が移転することが決まっており、将棋連盟の創立 100 周年となる 2024 年 9 月 8 日には、新将棋会館完成の式典が本物件にて催されました。また、新将棋会館の一角に併設され、将棋道場、ショップ、カフェで構成される店舗「棋の音（きのね）」は 2024 年 10 月 1 日に開業いたします。1 階の将棋会館部分および一部の店舗部分については将棋連盟が取得し、今後、本物件は当社と将棋連盟の共同所有建物として運用してまいります。
「将棋のまち」として親しまれる千駄ヶ谷のシンボルとなる施設です。
2 階から 4 階は外部テナントへ賃貸するオフィスとなっており、ファッション・アパレルアイテムの企画・仕入および販売を行う株式会社ユナイテッドアローズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員 CEO：松崎 善則）が全区画一括で入居することが決定しております。内装工事ののち、2025 年春ごろ開業する予定です。
外観
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【施設計画】 千駄ケ谷駅徒歩 2 分という良好なアクセスであり、4,500 ㎡超の大規模敷地という特徴を活かし、基準階最大 900 坪超の大型フロアプレートの建物を実現しました。共用部には吹き抜け空間の屋内階段を設けることで、回遊性のある施設構成としています。また、建物の耐震性能として保有水平耐力
１．５倍を確保している他、低炭
素社会に向け省エネを積極的に取り入れており、建築物省エネルギー性能表示制度（BELS）の ZEB Ready※1の認証を取得しています。
※1 ZEB Ready: ZEB を見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化および高効率な省エネルギー設備を備えた建築物。
再生可能エネルギーを除き基準一次エネルギー消費量から 50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物が該当。
＜オフィス＞
新宿御苑や明治神宮外苑をはじめとした大規模な緑地帯に囲まれる立地を活かし、自然素材をまとった外観デザインを取り入れる他、自然光を取り入れた共用部吹き抜け空間や 4 階テラスと屋上に緑地を設けることでウェルネス空間を実現しています。
正面アプローチ
オフィスフロア
1 階 オフィスエントランス
基準階共用部
＜将棋会館＞
本物件 1 階部分の将棋会館は日本の伝統文化である将棋の保全・継承における核となる施設です。そして、視認性の高い道路に面する位置に将棋道場、ショップ、カフェが併設された店舗「棋の音（きのね）」が開業されることで、将棋を知らない方にも、将棋ファンの方には今まで以上に将棋の魅力を感じることができ、「将棋のまち」として地域に親しまれる施設となります。
【環境配慮・快適性・BCP】 本物件は ZEB を見据えた先進建築物として、快適性を損なうことなく以下のポイントを中心とした環境配慮技術を採用し、建築物省エネルギー性能表示制度（BELS）の ZEB Ready の認証を取得しました。
１）ガラス開口部には断熱性能と日射遮蔽性能の高い高性能 Low-e ペアガラスを採用し、厚い断熱と組み合わせることで、冷暖房に必要なエネルギーを最小化する高遮熱・高断熱外皮
2)高効率の個別空調機と排気からの熱回収と加湿機能を持った外気処理空調機による高効率空調換気システム
3)高効率の LED 照明器具と、人検知・明るさセンサによる自動調光制御を組み合わせた高効率照明システム
また、BCP 対応として、建物外周部に耐震ブレースの機能を有する斜め柱を配置することで、高い耐震性能（震度７クラスの地震が発生した場合においても人命の安全が確保でき、補修をすることで継続して建物を使用することが可能な耐震性能である保有水平耐力１．５倍）と優れた外観デザインの両立を実現しております。さらに、災害時の公共インフラ断絶後も非常用電力を７２時間供給可能な計画となっており、建物の安全性に加え事業継続性を確保いたします。
公式ページ（続き・詳細）はこちら
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3003/announcement3/103488/00.pdf