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リキャピタリゼーション取引を通じた イトキンに対するファンド持分の譲渡に関するお知らせ

2024/06/19  インテグラル 株式会社 

2024 年6月 19 日
インテグラル株式会社

リキャピタリゼーション取引を通じた イトキンに対するファンド持分の譲渡に関するお知らせ

今般、当社グループ、並びに当社グループが運用するファンドであるインテグラル2号投資事業有限責任組合及び Integral Fund II (A) L.P.(以下、両ファンドを総称して「2号ファンドシリーズ」、及び当社グループと2号ファンドシリーズを総称して「インテグラル」といいます。)は、インテグラルの投資先として保有するイトキン株式会社(以下、「イトキン」といいます。)によるリキャピタリゼーション取引(発行体の資本負債構成を再構築し株式を換金する取引。以下、「リキャップ」といいます。)を通じて、当社グループが設立した新設株式会社SPC(以下、「SPC」といいます。)へ2号ファンドシリーズが保有するイトキン株式会社の普通株式全て(発行済株式総数の 80%)を譲渡する予定ですのでお知らせ致します。



1.リキャップの背景

イトキンは、1950 年に故・辻村金五氏が創業し、数々の海外ブランドや国内有望ブランドを日本市場で育成し業界リーダーの一翼を担ってきた名門大手アパレル企業です。婦人服を中 心 に 紳 士 服・ 子 供 服 等 の 製 造・ 販 売 を 行 う 総 合 ア パ レ ル メ ー カ ー と し て 、 国内・海外(台湾)において、現在 18 ブランド、500 店を超える店舗を展開しております。

インテグラルは、2016 年の投資実行後、共に事業構造改革を行い、2020 年1月期に至るまで更なる収益力向上を実現いたしました。2021 年1月期以降は、コロナ禍の影響を強く受け、2023 年1月期まで3期連続での営業赤字となりましたが、その間もポストコロナでの需要水準を踏まえた更なる構造改革を共に推し進めたことで、2024 年1月期には、新型コロナ感染症の 5 類への移行による市況回復も相俟って、営業黒字化を実現いたしました。 今般、同社の堅牢な B/S 等の財務状況、及び2号ファンドシリーズの期限性に鑑み、経営陣との協議の結果、リキャップにより SPC に対して2号ファンドシリーズが保有する株式の譲渡を行うことにいたしました。

2.日程

リキャップに基づく株式譲渡(以下、「本株式譲渡」といいます。)は 2024 年8月上旬に実行される予定です。

3.今後の見通し

2号ファンドシリーズでこれまで実施した複数の投資回収及び分配により、既に当該ファンドシリーズのハードルレートを超過しているため、本株式譲渡に基づく分配により、当社グループは2号ファンドシリーズよりキャリードインタレストを受領する見込ですが、当該キャリードインタレストの受領による 2024 年 12 月期連結業績への影響額は軽微の見込みです。また、本株式譲渡後は、当社グループがプリンシパル投資としてイトキン株式を保有することとなります。

以上

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