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ヘルスケア領域における子会社の設立、連結子会社間の吸収分割および子会社の株式譲渡に向けた子会社の異動に関するお知らせ

2024/09/18  旭化成メディカル 株式会社 

2024 年9月18日
旭化成株式会社

ヘルスケア領域における子会社の設立、連結子会社間の吸収分割
および子会社の株式譲渡に向けた子会社の異動に関するお知らせ


当社は、本日、当社の完全子会社であり、透析・アフェレシス等の事業等(以下、「血液浄化事業」)を行う旭化成メディカル株式会社(社長:四ノ宮 健、本社:東京都千代田区、以下「旭化成メディカル」)に、インテグラル株式会社(代表取締役パートナー:山本 礼二郎、本社:東京都千代田区)が設立し、その関連会社が運営するファンド(以下、インテグラル株式会社とあわせて「インテグラル」) が保有予定の特別目的会社であるアイエーホールディングス株式会社(以下、出資会社)による出資を受けること、および当社が保有する旭化成メディカルの株式を譲渡することについて、下記の通り決議しましたので、お知らせします。



I. 決議の概要

1.当社の完全子会社として、旭化成ライフサイエンス株式会社(以下「旭化成ライフサイエンス」)を設立すること(以下「新会社設立」)。

2.旭化成メディカルのバイオプロセス事業等を吸収分割(以下「本吸収分割」)により旭化成ライフサイエンスに承継すること。

3.本吸収分割の効力の発生を条件として、インテグラルは、出資会社を通じて旭化成メディカルに優先株式による出資を行い、当社は、保有する旭化成メディカルの株式の80%を旭化成メディカルによる自己株式取得および必要に応じた出資会社との相対取引により譲渡(以下「株式譲渡1」) し、旭化成メディカルの株式保有割合を当社20%、出資会社80%とする。また、数年後をめどに残余の株式20%の譲渡(以下「株式譲渡2」) を実施し、出資会社の株式保有割合を100%とすること(出資会社の指定する者と共同での保有割合を100%とする場合を含む。以下「株式譲渡1」と「株式譲渡2」を併せて「本株式譲渡」)。

II. 新会社設立、本吸収分割および本株式譲渡の要旨

1.新会社設立、本吸収分割および本株式譲渡の目的

血液浄化事業は、透析・アフェレシス関連製品の開発・製造・販売において50年の歴史を持ち、日本国内、海外のユーザーより高い評価を受ける製品群を供給しております。

高付加価値製品として、透析領域においてビタミンEを固定化したダイアライザーや、アフェレシス領域において難病治療に使用される血漿交換療法用のデバイス、そのほかにも、患者の自己血由来の自己フィブリン糊を自動調製するクリオシールシステム等を提供しております。加えて、血液浄化事業で培った豊富な経験とノウハウを生かし、集中治療領域において患者さまや医療従事者の方々に多様な価値を提供する製品・サービスにも近年新たに事業を展開しております。当社では、本事業の継続的な成長のために選択し得る戦略的オプションを幅広く検討しておりましたが、インテグラルより本事業の成長に対する強い意志に基づいた積極的な投資の提案があり、新たなパートナーのもとで、独立し、専業化したうえで、よりいっそう成長投資を強化していくことが本事業にとって重要であると判断いたしました。

インテグラルは2007 年に創業した日本の独立系プライベートエクイティファンドであり、投資先企業と信頼関係を構築し、長期的視野に立ったエクイティ投資を行うことを理念としております。『経営と同じ目線・時間軸』をもって投資先企業と共に歩み、投資先の事業方針を尊重して企業価値の最大化に向けて、経営・財務の両面での最適な経営支援にとどまらず、さまざまな支援を行うことを方針としており、投資先企業の事業成長および企業価値向上の豊富な実績を有しております。また、コスト削減やオペレーションの効率化のみによる短期的な利益の追求ではなく、投資先企業と共に投資先企業の長期的な視野に立った投資やリソース配分を行い、永続的な事業の成長・発展を目指しております。

本取引の実現により、インテグラルのもとで血液浄化事業が医療機器専業の会社として独立することで、これまで以上に迅速かつ柔軟な意思決定が可能となり、さらなる成長と競争力の強化が実現できるものと確信しております。

なお、従来旭化成メディカルで行ってきた生物製剤精製工程用ウイルス除去フィルター事業やCRO・CDMO事業などのバイオプロセス事業については、新会社である旭化成ライフサイエンスにおいて事業を継続いたします。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2024/lk260k0000000b5s-att/ze240918.pdf

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