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最終更新時刻:17時11分

携帯電波圏外エリアにおける通信環境の構築に向けた4者共同実証試験の開始について

2021/06/28  北陸電力 株式会社 


2021年6月28日
北陸電力株式会社

携帯電波圏外エリアにおける通信環境の構築に向けた
4者共同実証試験の開始について


このたび当社は、国立大学法人富山大学、五十嶋商事有限会社、株式会社フォレストシーと共同で無線通信技術(LPWA※)を活用した、携帯電波圏外エリアにおける通信環境の構築に向けた実証試験を開始することとなりましたので、お知らせいたします。

当社は、山間地等の携帯電波圏外箇所における業務従事者の安全確認と設備監視のスマート化を目的に、携帯とは別の通信方式による通信データ取得方法について検討を進めていました。

今回、当社、富山大学他の4者は、当社の有峰ダム(富山県富山市)周辺において、登山者の安全安心の確保、通信環境の構築についての実証試験を共同実施することとなりました。本日、有峰ダムへの通信機器の設置が完了し、今後、同ダム周辺での実証試験を開始いたします。

実証試験は、今年の降雪前の期間において、通信機器相互の通信状況(登山者の位置情報の把握、メッセージの送受信)及び通信可能エリアの調査を行うものです。

当社は、今後とも有峰ダム周辺の環境整備を通じて、地域が抱える課題やニーズに積極的に対応し、地域の発展に貢献するとともに、富山県の観光、安全・安心に協力してまいります。

以上

別紙:実証試験の概要※ LPWA:「Low Power Wide Area」の略で,低消費電力かつ長距離通信が可能な技術

実証試験の概要

株式会社フォレストシーが保有する独自の長距離無線通信規格「ジオウェイブ(R)」を活用し、北陸電力が保有する有峰ダムと五十嶋商事有限会社が運営する山小屋に通信機器を設置し、北アルプスの携帯電波圏外エリアにおけるIoT通信インフラを構築します。この通信インフラ上で、株式会社フォレストシーのチャットコミュニケーション及びSOS発信端末「ジオチャット(R)」を用いて、登山者の位置情報のモニタリングや、遭難を想定した緊急SOS通報の有効性を確認する実証試験を行います。

国立大学法人 富山大学が、ジオチャットを用いた中山間地域での無線通信調査、データの分析及び活用の検討を行います。 実証期間は、2021年6月~2022年2月を予定しています。(現地での実証は、2021年7月~10月を予定しています。)

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