NECソリューションイノベータは、地図上に様々な情報をマッピングする地図情報システム「GISAp(ジーアイエスエイピー)」シリーズに、新たに自治体向け住民公開マップサービス「GISAp for Cities Community」を加え、本日より提供開始します。
【背景】
これまでの公開型GIS(Geographic Information System)は、自治体職員が使う庁内型GISが活用されていることが多く、操作に専門的知識を要するため、住民にとって必要な情報が見つけにくく利用が進まないといった課題がありました。一方、職員からは、公開するデータの準備に時間を要し、スポットの情報や緊急性の高い情報などがタイムリーに発信できないという課題もありました。
そこで当社は、「すべての住民の暮らしに役に立つ住民向けの情報発信マップ」をコンセプトに、約140団体のGISパッケージ導入実績で培った知見・ノウハウを生かし、鮮度の高い情報発信を支援するとともに、住民目線で利用しやすい本サービスを開発しました。
【本サービスの特長】
1. 住民目線のUI設計により、直感的な情報の検索や投稿が可能
住民に使いやすいUIで、ライフイベントやアクティビティ、施設のジャンル、困りごとなどの検索機能を搭載しています。また、レスポンシブWebデザインを採用し、スマートフォンで表示した場合は現在地を中心に表示することが可能です。これにより、住民が必要な情報を探しやすくすることを支援します。
さらに、住民がメッセージや写真、動画などをマップに紐づけて投稿できる機能により、危険な場所の把握など、地域課題や要望の収集をサポートします。
2. 住民の生活を支える情報を利用中のシステムとの連携によって収集し、マップ上にタイムリーに表示
欧州で開発されたオープンプラットフォームである「FIWARE」をはじめとするデータ連携基盤、利用中の基幹システムや業務システムと本サービスを連携することが可能です。これにより、職員のデータ準備にかかる負荷を軽減し、行政・防災・医療・観光・環境などの住民の生活を支える情報をマップ上にタイムリーに表示することを支援します。
3. 人流を可視化し、有事にも役立つ情報の配信が可能(オプション)
ジオテクノロジーズ社との提携により、人流データ(注)を活用し、人が密集する箇所をヒートマップで表示し、「街のいま」を配信することが可能です。駅やイベントの混雑状況がリアルタイムで閲覧できるほか、避難所の収容状況の把握など、平常時のみでなく有事の際も活用できます。都市計画や防犯・災害対策立案の支援などにも寄与します。
【販売価格、販売目標】
製品名:GISAp for Cities Community
販売目標:今後、5年間で自治体など275団体への導入を目指します。
NECソリューションイノベータは、本サービスを通じて、すべての人々の暮らしに役に立つ、スマートシティの実現に貢献していきます。
以上
(注) ベースとなる人流データはジオテクノロジーズ社が提供するモバイルアプリから収集されるプライバシーを保護した位置情報データです。収集、使用する全てのデータは許諾の取れた情報のみを使用しており、匿名加工処理により使用する情報から個人の識別は行えません。この位置情報データは全ての人の動きを正確に把握できるものではありません。なお、搭載予定の機能となるため、仕様は変更となる場合があります。
※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
<本サービス(GISAp for Cities Community)について>
URL:
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/gis/
本サービス紹介資料:
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/gis/pdf/cities_community.pdf
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NECソリューションイノベータ GISAp問い合わせ窓口
E-Mail:gisadmin@nes.jp.nec.com
(参考)ジオテクノロジーズ株式会社 プレスリリース
ジオテクノロジーズ、「MapFan DB」の地図・人流データが
NECソリューションイノベータの自治体向け住民公開マップサービスに搭載
URL:
https://geot.jp/pressrelease/pressrelease-20240425/