本事業で走行予定の自動運転バス(ティアフォー製EVバス「Minibus」)
アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:加藤 淳)は、茨城県つくば市(市長:五十嵐 立青)にて実施予定の、自動運転バスの走行実証に参画いたします。
本実証は、内閣府の「先端的サービスの開発・構築及び規制・制度改革に関する調査事業」として採択されたもので、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:高橋 誠)が事業企画・統括を務め、2025年1月から実施します。
つくば市における自動運転バスの社会実装にあたり、持続可能な事業体制の構築とサービスの導入検討と共に、自動運転バスの実証を通じて、自動運転バスが周辺交通に与える影響を調査し、交通影響の軽減に関する安全な方策を検証します。
■背景・目的
・つくば市は、2022年にスーパーシティ型国家戦略特別区域として区域指定されました。「つくばスーパーサイエンスシティ構想」を策定し、住民のつながりを力にして、大胆な規制改革とともに先端的な技術とサービスを社会実装することで、科学的根拠をもって人々に新たな選択肢を示し、多様な幸せをもたらす大学・国研連携型スーパーシティの実現を目指しています。
・つくば市では自動車が主な交通手段となっていますが、少子高齢化などにより、バスなどの公共交通機関の役割が年々増大しています。一方、路線バス事業を行う運行事業者は、運転手不足が大きな課題となっており、既存公共交通の維持が難しい状況となっています。
・こうした背景のもと、今回つくば市・筑波大学・民間事業者の官民学が一体となり、新たなテクノロジーである自動運転バスの社会実装に向けた取り組みを実施・推進しています。本事業では、つくば市における自動運転バスの社会実装にあたり、持続可能な事業体制の構築と具体的なサービス検討を実施します。また、自動運転バスの交通環境への影響調査と、課題解決の方策を検討し、自動運転バスの社会実装が促進される制度改革の提案を目指します。
・なお、本事業の成果は、将来増加が見込まれる低速自動運転車両による渋滞などの課題解決にも貢献すると考えています。
■本事業の概要
つくば駅から筑波大学を巡回する既存の路線バスルートにおいて、レベル2の自動運転バスによる走行実証を実施し、自動運転バスが与える交通環境への課題を抽出します。
自動運転の交通課題の対策とその効果を検証し、有効性について評価を実施します。
本事業で走行予定の自動運転バス ティアフォー製EVバス「Minibus」
<本事業での自動運転バス走行予定路線>
本事業における各者の役割
本リリースに関するお問い合わせ先
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