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最終更新時刻:17時11分

エネルギー領域の成約単価状況について

2024/08/29  ポート 株式会社 

2024 年8月29日
ポ ー ト 株 式 会 社

エネルギー領域の成約単価状況について

当社は、エネルギー領域において良好な外部環境の中で、利益成長の蓋然性を高めるためにストック型契約(将来収益)を積み上げながら大幅な成長を実現しており、第1四半期はエネルギー領域売上収益前年同期比+85%の増収となっております。足元の第2四半期においては、大手取引先複数社との成約単価の更なる上昇が確定し、シェア拡大の好機としてマーケティング投資を更に積極的に行っております。

このような状況を背景に現時点では、エネルギー領域の第2四半期業績が、成約単価の更なる改善とストック収益の寄与により、前年同期比だけでなく前四半期比(2025 年3月期第1四半期比較)で売上収益、事業利益ともに増加(増収増益)する見込みであることをお知らせいたします。

なお、当社は、市場環境変化等により業績動向の変化が見られる場合には適時適切に開示する方針となります。



1.概要

当社は「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、WEB マーケティング×セールスの融合で、企業の経営課題を成果報酬型で解決する成約支援事業を展開しております。エネルギー領域では、当社グループでの電力年間成約件数30万件規模で国内最大規模の電力成約支援事業者(※1)となります。

エネルギー市場の外部環境については、2023 年3月期は非常に厳しい状況で、電力事業者の新規顧客獲得需要は低下し、成約単価も低下傾向、当社取引先事業者の中でも一時的に新規顧客獲得を停止される事業者も出ておりました。

しかしながら、2023 年6月からの旧一般電気事業者の従量料金値上げ影響に伴った新電力事業者の電気料金値上げや市場連動型の価格プランの導入、ユーザーへの適切な価格転嫁等、価格変動によるリスクヘッジが従来よりも可能な状態となっております。さらに卸電力市場の価格の落ち着き(正常化)もあり、電力・ガス事業者による、円安や資源価格の高騰を起因とした新規顧客獲得抑制は大きく緩和され、電力・ガス事業者の新規顧客獲得需要の改善が見られております。

それにより、当社エネルギー領域の成約単価が 2024 年3月期第2四半期より上昇基調となっており、四半期を経るごとに成約単価の改善幅は大きくなり、需要期の第4四半期においては、将来収益への積み上げを計画以上に行いながら、エネルギー領域売上収益が前年同期比+125%の大幅な増収となっております。

今期(2025 年3月期)においても、前期第4四半期と同水準の良い成約単価条件のもと、電力・ガスの総成約件数を大幅に拡大しており、計画以上に将来収益の積み上げを継続させながら、エネルギー領域売上収益が前年同期比+85%の大幅な増収を継続しております。

足元の第2四半期においては、電力事業者の新規顧客獲得需要は更に高まっており、当社の取引先電力事業者の中で、大手取引先複数社との電力成約単価の上昇が確定しております。成約単価の上昇により、1ユーザーあたりの売上高が拡大しますので、シェア拡大の好機としてマーケティング投資を更に積極化しております。

当社は主にユーザーの引越しを契機に電力の新規契約の成約支援を行っており、エネルギー領域の季節性としては、2月、3月が最大の需要期で、4月も一部需要期であることから、第4四半期が最も業績が拡大し、その次に4月が含まれる第1四半期が大きく、第2、第3四半期は第1四半期に比べると需要・業績は小さくなります。

従いまして、通常の季節性としては第1四半期から第2四半期にかけては減収減益となりますが、上記の成約単価が改善することのポジティブな影響と将来収益の計画以上の積み上げから創出されるストック収益の拡大により、現時点では今期第2四半期は第1四半期と比較して増収増益が見込めている状況となります。 ※1「国内最大規模」:当社調べによるものになります。

2.今後の見通し

2025 年3月期業績予想においては、1ユーザーあたりの成約単価の改善については、計画数値に織り込んでいないため、単価の改善は売上収益、利益ともに直接的にポジティブな影響となります。
今後業績変化により、開示が必要となりましたら速やかに公表いたします。

以 上

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