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最終更新時刻:17時11分

大阪ガス株式会社向けトランジション・リンク・ローンの実施~温室効果ガス排出量削減に向けた取組みへの資金供給を通じて、脱炭素社会への移行を後押し~ [第一生命]

2024/09/11  第一生命ホールディングス 株式会社 

2024 年9月11日

大阪ガス株式会社向けトランジション・リンク・ローンの実施
~温室効果ガス排出量削減に向けた取組みへの資金供給を通じて、 脱炭素社会への移行を後押し~


第一生命保険株式会社(代表取締役社長:隅野俊亮、以下「当社」)は、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原正隆、以下「大阪ガス」)を借入人とするトランジション・リンク・ローン契約を締結し、融資(以下「本融資」)を行いましたので、お知らせします。

トランジション・ファイナンス1は、脱炭素社会の実現に向けて長期的な移行戦略に則った温室効果ガス(GHG)排出量削減の取組みを行う企業に対し、その取組みのための資金調達を支援することを目的とした金融手法です。今回実行する「トランジション・リンク・ローン」は、トランジション・ファイナンスに含まれる融資の手法であり、事前に設定されたサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下、「SPT2」)の達成状況に応じて金利が変動することで、借入企業のサステナビリティ取組みを後押しする仕組みとなっています。

大阪ガスは、2050 年のカーボンニュートラル実現に向け、「Daigas グループ カーボンニュートラルビジョン」、「Daigas グループ エネルギートランジション2030」を策定し、これらの取組みに向けた戦略的な資金調達のため、グループの削減ロードマップや具体的な取組み、削減貢献量の実績、ガバナンス体制や調達資金の管理・検証などをまとめた、「Daigasグループグリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク」3を策定・公表しています。

当社も、運用収益の獲得と社会課題解決の両立を目指し、ESG 投融資とスチュワードシップ活動を両輪とした責任投資を推進するなかで、ESG 課題の解決に資する融資にも取り組んできました。本融資も、大阪ガスが策定するフレームワークにもとづいて実行するものです。当社は、本融資を通じて CO2排出量削減に向けた大阪ガスの取組みを資金面からサポートすると共に、その進捗状況を継続的にモニタリングしていきます。

当社は、今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図ると共に、責任ある機関投資家として持続可能な社会の実現に寄与すべく、企業向け融資の分野でもサステナビリティ・テーマ型投融資に積極的に取り組んでいきます。

【案件概要】
借入人 大阪ガス株式会社
KPI Daigas グループの国内サプライチェーンにおけるCO2排出量 (Scope1・2・3)
SPT 2030 年度:500万トン削減(2017年度比)
ローンの特性 SPT の達成状況に応じて、将来の金利条件を変更

1当社は、2022年9月にトランジション・ファイナンスに関する基本的な考え方などを定めた取組方針を公表しています。(https://www.dai-ichilife.co.jp/dsr/investment/pdf/ri-report_008.pdf)
2 Sustainability Performance Target の略。重要な評価指標(KPI)に関して達成すべき目標として設定されるものです。
3大阪ガスが策定した「Daigasグループグリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク
(https://www.osakagas.co.jp/company/press/pdf/240508_1.pdf)」は、DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパンより各種基準への適合性について「セカンド・パーティ・オピニオン」を取得しています。

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