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当社とサウジ・アラムコ社の共同リリースについて~持分法適用関連会社ペトロ・ラービグ社の株主構成を変更~

2024/08/07  住友化学 株式会社 

2024年8月7日

住友化学株式会社

当社とサウジ・アラムコ社の共同リリースについて
~持分法適用関連会社ペトロ・ラービグ社の株主構成を変更~

当社は、サウジアラビアン・オイル・カンパニー(サウジ・アラムコ社)との間で別紙のとおり合意しましたので、お知らせします。

なお、当社の連結および単独業績への影響に関しては、本日別途開示した「当社が保有する持分法適用関連会社ペトロ・ラービグ社株式の一部売却および同社向け貸付金の債権放棄にかかる損失計上に関するお知らせ」をご参照ください。

以上

2024年8月7日

住友化学株式会社
サウジアラビアン・オイル・カンパニー

アラムコ社はサウジの石油精製・石油化学統合コンプレックスである
ペトロ・ラービグ社の60%の株主に
?アラムコ社は住友化学からペトロ・ラービグ社の株式を追加取得
?両社はペトロ・ラービグ社の財務改善と再建プラン推進のための枠組みに合意

世界有数の総合エネルギー・化学企業であるサウジアラビアン・オイル・カンパニー(サウジ・アラムコ社、以下「アラムコ社」)は、サウジアラビア王国の西海岸に位置する石油精製・石油化学統合コンプレックスであるラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー(以下「ペトロ・ラービグ社」)の追加株式約22.5%を住友化学から702百万米ドルで取得することに合意しました。

ペトロ・ラービグ社は2008年にサウジ証券取引所に上場しており、現在、アラムコ社および住友化学はそれぞれ同社株式の37.5%を保有しています。今回の取引は、1株あたり7サウジリヤルの価格で行われ、本取引が完了すると、アラムコ社はペトロ・ラービグ社株式の約60%を持つ最大株主となります。一方、住友化学の持株比率は15%となります。

本取引は、ペトロ・ラービグ社の事業運営体制を強化するための一連の財務措置の一環であり、規制当局の承認やその他の必要な手続きを行った上で完了する予定です。

今回合意した株式売買契約の条件に基づき、売却で得られた資金は住友化学によってペトロ・ラービグ社に全て拠出される予定です。また、アラムコ社は、住友化学から拠出された702百万米ドルと同額の資金をペトロ・ラービグ社に追加拠出する予定であり、この合計14億米ドルの資金拠出によって、同社の財務構造を改善し、同社の再建プランを支援します。

さらに、アラムコ社と住友化学はそれぞれ750百万ドルの貸付金にかかる債権放棄を段階的に実施することで合意しており、これによりペトロ・ラービグ社の負債を15億ドル削減することになります。

上記の財務改善プランは、アラムコ社および住友化学が同社とともに進める再建プランの一部をなすもので、同社のバランスシートと資金繰りを大幅に改善するものです。再建プランには、事業の収益性向上を目的とした同社の石油精製設備のアップグレードも含まれています。今回の同意は、アラムコ社におけるダウンストリーム部門の拡充、ならびに、住友化学における汎用製品からスペシャリティ製品へのシフトという両社それぞれの戦略とも合致しています。

アラムコ社の燃料担当シニアバイスプレジデントであるフセイン・A・アルカターニ(Hussain A. AlQahtani)は次のように述べています。
「アラムコは、ダウンストリーム部門のバリューチェーンを強化し、関連する製油所に対する原油供給のもとで、炭化水素をより高価値な材料に転換し、価値を創造する機会を引き続き追求していきます。当社がペトロ・ラービグ社の持株比率を増やすことにより、同社とのインテグレーションを深め、その再興戦略を加速させることが可能になると考えています。ペトロ・ラービグ社とのこれまでの関係をアラムコの戦略的目標に沿って深化させることになると期待しています。」

住友化学の専務執行役員である武内正治は次のように述べています。
「石油精製および石油化学を取り巻く事業環境が変化する中で、当社とアラムコ社は、ペトロ・ラービグ社の再建に向けた戦略ならびに将来に向けた最適な運営体制の検討を進めてまいりました。今回の再編は、当社とアラムコ社のそれぞれの戦略的方向性に合致しており、ペトロ・ラービグ社の財務状況を大幅に強化するものになると考えています。」

以上

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