ニュースリリースnews release
2023.11.27
メディアドゥ、NFTサービス「FanTop」事業説明会開催
世界初「NFT限定マンガ新連載」などの新企画、2年間の実績数値を発表
株式会社メディアドゥ(東証プライム 3678、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣、以下「メディアドゥ」)は2023年11月22日、NFTサービス「FanTop」が2023年10月12日でサービス開始から2周年を迎えたことを記念し、FanTop事業が出版物の付加価値向上に向け取り組んできた2年間の実績と、今後の成長戦略を紹介する業界・メディア向け事業説明会を開催しました。当日は現地参加で63名、オンライン参加を含めると合計230名以上の方にご参加いただきました。
事業説明会 アーカイブ映像はこちら:https://youtu.be/YpfPdQo_FH8 説明会では、メディアドゥの子会社で1964年創刊のマンガ雑誌『週刊漫画ゴラク』を刊行する株式会社日本文芸社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長 吉田 芳史、以下「日本文芸社」)の社長が雑誌市場の現状や、その課題解決の一つとして行う今回の新たな取り組みについて説明しました。
日本文芸社が新たに行うのは、週刊漫画雑誌『週刊漫画ゴラク』の紙版の特典として、NFT電子漫画雑誌「『週刊漫画ゴラク』デジタル特典版」を付け、このNFT限定で新連載作品『するりのベント酒』(原作・久住昌之氏、作画・こしのりょう氏)を4号連続掲載する世界初(メディアドゥ調べ)の取り組みです。この作品の著者である久住氏、こしの氏を特別ゲストに招き、トークセッションも実施いたしました。
(左から)佐々木章子、藤田恭嗣、久住昌之氏、こしのりょう氏、吉田芳史氏、鈴村元
(左)日本文芸社『週刊漫画ゴラク』12月1日(金)発売号
(右)NFT電子漫画雑誌「『週刊漫画ゴラク』デジタル特典版」
メディアドゥからはFanTopの2年間の実績、雑誌や書籍などと連携した新たな注目施策、今後の成長戦略を説明しました。メディアドゥはFanTopの取り組みが将来の出版業界に貢献する一助になるものと考え、引き続き出版物の付加価値向上と新たな読書体験の提供を目指した事業展開を長期的に進めてまいります。
FanTop2年間の実績 ※いずれも2021年10月12日のサービス開始から約2年間の実績
・NFTデジタル特典付き出版物 累計発行部数:187万冊超(年内に追加で40万冊発行予定)
・NFTデジタル特典付き出版物 銘柄数:100銘柄超
・企画数:200企画(NFTデジタル特典以外のNFT販売、キャンペーン施策など含む)
FanTop事業説明会の概要
日時 |
2023年11月22日(水) 14:00~ |
登壇者 |
日本文芸社
・代表取締役社長 吉田芳史氏
・執行役員 川口圭司氏
・週刊漫画ゴラク副編集長 櫻井淳氏
特別ゲスト
・『するりのベント酒』 原作/久住昌之氏 作画/こしのりょう氏
メディアドゥ
・代表取締役社長 CEO 藤田恭嗣
・FanTop事業本部 本部長 鈴村元
・FanTop事業本部 部長 佐々木章子
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内容 |
①雑誌市場を取り巻く環境と新たな取り組みについて
(日本文芸社 代表取締役社長 吉田芳史)
②『週刊漫画ゴラク』新連載『するりのベント酒』著者×編集者トーク
(特別ゲスト:『するりのベント酒』原作/久住昌之氏、作画/こしのりょう氏)
③FanTopの2年間の実績と成長戦略、「NFTデジタル特典」新企画の紹介
(メディアドゥ 代表取締役社長 CEO 藤田恭嗣、FanTop事業本部 鈴村元、佐々木章子) |
アーカイブ動画 |
https://youtu.be/YpfPdQo_FH8 |
事業説明会のサマリー
<開会挨拶>
メディアドゥ 代表取締役社長 CEO 藤田恭嗣より、開会に際しての挨拶に併せ、「コンテンツ業界・出版業界に貢献していくため、ブロックチェーン上で楽しめるNFTのデジタルコンテンツを本に付けるサービスを始めた」と、株式会社トーハンとの資本業務提携を経て手掛けているFanTopの事業に込める目的に改めて触れました。また、今回の日本文芸社との取り組みについて「初めて漫画雑誌にNFTの漫画雑誌が付き、EPUBの電子書籍ビューアを搭載したFanTopで読むことができる初めての企画」と説明しました。
<【第1部】雑誌市場を取り巻く環境と新たな取り組みについて(日本文芸社)>
第1部では日本文芸社 代表取締役社長 吉田芳史氏より、雑誌市場を取り巻く環境と、FanTopと雑誌の新たな取り組みについてお話ししました。雑誌市場を取り巻く環境として、紙出版物の売上は1997年をピークに昨年まで25年連続で右肩下がりで縮小傾向にあることをグラフを交えて説明し、紙雑誌の売り伸ばしにも貢献しうる『週刊漫画ゴラク』での「限定マンガ新連載」が収録されるデジタル特典版の取り組みについて説明しました。
他社の直近の取り組みにも触れ「出版NFTが世間に認知され、新たな価値がある市場を作る一端を担えれば。NFT電子版がついた週刊漫画ゴラクが雑誌の未来形になることを想像している」と語りました。
<【第2部】『週刊漫画ゴラク』新連載『するりのベント酒』著者×編集者トーク>
『週刊漫画ゴラク』デジタル特典版限定のマンガ新連載として収録される作品『するりのベント酒』の作者である久住昌之氏(原作)、こしのりょう氏(作画)と、日本文芸社から川口圭司氏(執行役員)、櫻井淳氏(『週刊漫画ゴラク』副編集長)によるトークセッションを実施しました。
『するりのベント酒』の連載が決まり、久住氏、こしの氏が初めてタッグを組むことになった経緯のほか、NFT限定で新連載が掲載されることに対する率直な印象など、久住氏とこしの氏の軽妙なトークを軸に多彩な話題が展開されました。
『するりのベント酒』
作者プロフィール
・久住 昌之(くすみ まさゆき) 漫画家・ミュージシャン
1958年生まれ、東京出身。1981年、泉晴紀(現・和泉晴紀)と組んで「泉昌之」名で漫画家としてデビュー。1999年、実弟の久住卓也と組んだマンガユニット「Q.B.B.」の「中学生日記」で、第45回文藝春秋漫画賞を受賞。2019年には絵・文を手がけた絵本「大根はエライ」が第24回日本絵本賞を受賞。根強い人気を誇る谷口ジローとの共著「孤独のグルメ」は、2012年にTVドラマ化。劇中全ての音楽の制作演奏、脚本監修、最後にレポーターとして出演もしている。その他、主な作品に「かっこいいスキヤキ」「新さん」「ダンドリくん」「食の軍師」(以上、泉昌之名義)「花のズボラ飯」「野武士のグルメ」「これ喰ってシメ!」などがある。
・こしのりょう 漫画家