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神奈川県知事記者会見 2024年08月14日 - 発表項目 ●「ベトナムフェスタin神奈川2024」イベントプログラム決定! ●南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意) ●企業誘致施策「セレクト神奈川NEXT」により「脱炭素関連産業」の事業計画を初認定 ●市町村のDXを加速する外部デジタル人材を募集します! ●知事出席主要行事 ●「企業誘致施策『セレクト神奈川NEXT』により『脱炭素関連産業』の事業計画を初認定」 ●岸田首相の次期総裁選への不出馬 ●全国知事会危機管理・防災特別委員会委員長としての要請活動 ●災害等への対応

2024/08/14  神奈川県  

定例会見(2024年8月14日)結果概要

過去の知事記者会見の様子をテキスト版でご覧いただけます。

発表項目

「ベトナムフェスタin神奈川2024」イベントプログラム決定!

知事: はじめに、「『ベトナムフェスタin 神奈川2024』イベントプログラム決定!」についてです。
本日は、ファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム社会主義共和国特命全権大使にお越しいただきましたので、ヒエウ大使とともに、今年のベトナムフェスタin神奈川2024の実施概要等について発表させていただきます。
ベトナムフェスタin神奈川は2015年から開催し、今年で8回目の開催となります。
今年は、経済プログラムを9月6日(金曜日)に、文化交流プログラムを9月7日(土曜日)、8日(日曜日)に開催します。
イベント会場ですが、文化交流プログラムは、日本大通り、県庁本庁舎、象の鼻パーク、象の鼻テラスで開催します。
今年の開催テーマは「交流の華ひらく~美しきベトナム~」です。
今年の実施コンセプトですが、神奈川とベトナムがこれまで育んできた交流の「華」を開花させていく、そんな思いを込め、来場するすべての方が、ベトナムの多彩な魅力を感じられるイベントにするとともに、県民とベトナムの皆様が共にイベントを盛り上げることで、更なる交流の促進を図ります。
今年のベトナムフェスタin神奈川のアンバサダーは、昨年に引き続き、川嶋あいさんに就任いただきます。
川嶋さんには、昨年、日越外交関係樹立50周年を記念して日越友好ソング『絆』を制作していただき、神奈川のイベントで初披露していただきました。
私も閉会式で一緒に歌いましたが、会場が一体感に包まれるとても素晴らしい曲なので、今年も川嶋さんの歌声を聴けることを非常に楽しみにしています。
本日は川嶋あいさんから、ビデオメッセージをいただいているので、ご覧ください。
ベトナムからは、圧倒的な歌唱力とリズム感で世界を魅了し、若者から支持される人気ベトナム人シンガーのORANGE(オレンジ)さんが来日します。
ORANGE(オレンジ)さんは、日本の曲を日本語で歌うこともできるので、日本人とベトナム人が一緒になって盛り上がれるステージを披露してくれるのではないかと期待しています。
また、スペシャルサポーターは、Thai Ngan(タイガン)さんとkolme(コールミー)さんが務め、ステージを盛り上げます。
その他、主なプログラムを紹介します。
今年も、ベトナム文化スポーツ観光省の協力によるベトナムの伝統芸能「水上人形劇」を開催します。また、ベトナム人留学生が、学習してきた日本語を披露するスピーチコンテストも実施します。さらに、ベトナム発祥の武術である「ボビナム」や、アオザイファッションショーなど、ベトナムの文化を楽しく知ることができるプログラムを実施します。そのほか、会場内では、ベトナムの遊び体験やバインミー、フォーなどの人気のベトナムグルメも味わえるほか、ベトナムの人気観光地である世界遺産ホイアンの情緒あふれるフォトスポットも設置します。
このほか、ベトナムフェスタin 神奈川を盛り上げるため、8月、9月をベトナム月間とし、県内の各施設等と連携してベトナム料理の提供やベトナム関連イベントを実施しています。
一つご紹介しますと、昨年、日越外交関係樹立50周年を記念して制作された、オペラ『アニオー姫』の特別音楽朗読劇を9月6日(金曜日)に神奈川県立県民ホール小ホールで開催します。
このアニオー姫は、17世紀初頭に朱印船貿易でベトナムを訪れた長崎の商人とベトナムのお姫様が運命的な恋に落ちたという愛の物語です。ぜひ、多くの方にご来場いただければと思います。
ベトナムフェスタ in 神奈川のイベント詳細は、お配りしている資料のとおりです。多くの皆様のご来場をお待ちしています。
なお、5月から、神奈川県とベトナムのつながりや魅力等をベトナム語で発信するインターネット番組「Kết nối Việt☆Kana(ケット・ノイ・ベトカナ)」を、YouTube 及びFacebookで配信していますので、ぜひご視聴していただければと思います。
私からの説明は以上になりますが、ここで、ベトナムフェスタの同じく主催者である駐日ベトナム大使館、ヒエウ大使からご挨拶をいただければと思います。

ヒエウ駐日ベトナム大使: 皆さん、こんにちは。神奈川県知事黒岩祐治閣下、報道関係機関の皆さん、両国ベトナム、日本の友人の皆さん、本日、横浜市を訪問して、ベトナムフェスティバルin神奈川会合の2回目に出席することができまして極めてうれしく思います。知事にも報告しましたが、私は、こちらへ移動している途中で昨年のフェスティバル、私にとって1回目の参加でしたが、まだ、きのうのような気がしました。多くの両国の関係者の皆さんが、このイベントの開催を切に願っています。
知事からこのイベントの開催の目的、意義、そして節目、すべて完全に十分にご説明されましたので、私から何点か付け加えます。昨年、両国外交関係樹立50周年でした。そしてそれにあたり、両国の関係の協力の枠組み、アジアと世界の平和と繁栄のための包括的な戦略的パートナーシップへ格上げしました。現在、貴県在住ベトナム人コミュニティが3万4,000人以上に上りました。第2番目の外国人コミュニティとなりました。そして、本フェスティバルを通じて良い好循環を与えて、また良いインパクトを与えて、我が国の国民と県民の皆さんとの連帯、絆がより大きく太く深くなることを確信しています。そして、我が国の国家、国民、伝統的文化や文化の価値観など日本の国民の皆様にお届けすることもできるし、また貴国の伝統的な文化、日本人ならではの国民性、日本の良さ、すべてベトナム国民にも浸透されることを確信しています。これを通じて、両国の文化の交わりを通じて、絆や連帯がより大きくなって、相互理解、相互信頼、友好親善がさらに深まることを確信しています。
ベトナム大使館は、大変、光栄に存じますが、知事をはじめ、県庁の友人の皆様とともに共催でベトナムフェスタを開催することができることをうれしく思います。貴県とベトナムとのかけ橋としての役割を果たしました。ベトナム大使館として。一番喜ばしいことにこのフェスティバルは、両国の間で関係者から開催を一番切に願っているイベントです。そして、昨年、両国の関係の協力の枠組み、包括的な戦略的パートナーシップに格上げして以来、このイベントは初めて大規模な文化交流イベントになりましたので、極めて大規模でそして万全の体制でよく準備されていますので開催が成功することを確信しています。
このイベントを通じて、お互いの独特の文化、価値観だけではなく、相互の交流も深まっています。そしてこのイベントは、神奈川県だけではなく、日本全国、またベトナム全国においても良い文化交流、イベントのブランドネームになりました。私たちはこのイベント開催において、皆様とともに協力していきたい理由はただ一つだけです。これを通じて、ぜひ貴県在住ベトナム人コミュニティ、3万4,000人が引き続き神奈川県を第2のふるさととして打ち解けたいです。そして、引き続き、ぜひ県民の皆様、心を開いて、腕を広げて、我が国の国民3万4,000人を家族のように引き続き受け入れていただければと思います。できれば一緒に深く連携していきたいと思います。
文化交流イベントについて知事から深くご説明されましたので、これ以上付け加えないのですけれども、文化交流イベントだけではなく本イベントの開催のついでにさまざまな各分野における協力の事業プロジェクトも開催されます。例えば、投資促進フォーラムとか、これはベトナムの多くの地方も参加します。例えばハナム省とかロンアン省です。そして観光促進セミナー、そして日本語スピーチコンテスト、このような多彩なイベントを通じて、本フェスティバルが本年度の新たな節目を迎えることができました。だから、より完全で格別のイベントになりました。そして、このイベントの開催においては関係者が極めてプロフェッショナル的にまた万全の体制でよく準備されていますので、私はぜひ本年の「交流の華ひらく~美しきベトナム~」というテーマのもとで、多くの関係者のご尽力ご準備のおかげで、知事をはじめ、県庁の皆様より格別のご高配、多大なご支持、ご支援をいただきましたのでこのイベントは必ず開催が成功することを確信しています。
1点だけ付け加えたいのですが、神奈川県は両国の地方間交流のシンボルとなりました。これぐらい我が国が貴県を重要視しています。引き続き、大成功になりますようにお祈りします。ありがとうございます。

質疑

記者: 8回目ということで、定着してイベントの内容もだんだん充実されてきていると思うのですが、3日間でどれぐらいの誘客が見込めるのでしょうか。

知事: 去年の様子からすると20万人ぐらいです。天気にもよりますけれども、それぐらいのお客様が来られると思います。

記者: 説明いただいたのですけど、今年、特に何か新しいとか力を入れている取組みがあればご紹介ください。

知事: 先程申し上げましたけども、オペラ『アニオー姫』は、去年、日越外交関係樹立50周年を記念して制作された素晴らしいオペラであります。そのオペラをベースにした特別な朗読劇といったものを県民ホールで同時開催する。時期は少しずれますけども開催する関連イベントです。こういった取組みは今回初めてということです。

記者: 知事に重ねてお伺いするのですけれども、8回目ということでだんだん交流が深まってきて、今回は華をひらかせるというコンセプトになっているかと思いますが、大使からも非常に特別な神奈川県とは国としての関係になっているというお話もありましたけど、改めてこれまでの交流の深化をどのように受け止めて、今回どのように華をひらかせようと思っているのか、そのあたりを教えてください。

知事: このベトナムフェスタin神奈川を始めたのは2015年です。その時、神奈川県内在住のベトナム人の方は1万人でした。それが今や3万4,000人になっています。それと当時、ベトナムの企業で神奈川に進出している企業はゼロでした。それが今17社になっています。この間、われわれも県内企業の積極的なベトナム進出ということをサポートしてきましたけどれも24社が進出しています。そういったことで、この文化交流イベントといったことを一つのきっかけとしながら経済交流等々、非常に交流が深まってきたといったことを実感しているところです。今回はベトナムフェスタin神奈川の話をしておりますけども、11月にはKANAGAWA FESTIVAL inハノイ、またダナンでもやりますけどもそういったものもあります。こういった関係をずっと続けているといったこと、継続しているということの力といったものを今、感じているところです。

政策推進担当課長: 訂正をいたします。ベトナムに進出している企業数は24社ではなく、27社になります。

記者: 大使にも伺います。神奈川県というのは日本の中の一つの自治体なのですけども、国レベルで神奈川県のようなベトナムとこれだけ交流の深化が進んでいるところというのは世界にあるのでしょうか。

ヒエウ駐日ベトナム大使: あいさつのときにいろいろとご説明しましたが、貴県と我が国との交流は両国の地方間交流のシンボルとなれるくらいすごく深化しています。私の目から見れば、貴県と我が国との交流はさまざまなオンリーワンを持っています。要するに特別です。まず包括的、そして全面的に強化しています。例えば、経済、貿易、投資だけではなく、文化交流、国民間の交流、草の根の交流も強化しています。この文化交流、国民間の交流、草の根の交流は一番強固な連帯、そして絆の強化につながっています。これは最も強いパイプとなっています。そして、これはすべての交流のベース、構築強化に貢献しています。また、本フェスタの名前はフェスタですけれども、フェスタだけではないのです。フェスタの開催の際、いろんな例えばセミナーとかフォーラムとか、協力覚書締結式とか。そして、神奈川県とベトナムの各県との自治体レベルだけではないのです。神奈川県とベトナム中央省庁等の政府レベルにおいても、いろんな交流協力、また協力覚書締結も予定されています。正直に言えば、1つの地方自治体ですが、その地方自治体が毎年ベトナムフェスタを開催しています。ベトナムあちこちにおいて、毎年開催しているのは、我が国にとって唯一世界で神奈川県だけです。

発表項目

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について

次に、発表項目ではありませんが、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)についてコメントします。
8月8日、日向灘を震源に発生した地震を受け、国は大規模地震の発生が平常時と比べて相対的に高まったと判断し、「南海トラフ地震臨時情報 巨大地震注意」を発表しました。
これを受け、私から県民の皆さんに地震発生から1週間を基本に日ごろからの地震への備えについて再点検をお願いしました。
8日の地震の発生からあしたの17時で1週間が経過します。国は、現時点で南海トラフ地震の想定震源域では、プレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていないとしています。
このまま推移すれば、地震の発生に注意する期間はあしたの17時をもって終了となりますが、それ以降も大規模地震の発生の可能性がなくなるわけではありません。
本県は、南海トラフ地震だけでなく、相模トラフを震源とする地震や首都直下地震の発生も懸念されていますので、いつ起きてもおかしくない地震への対策は大変重要です。
県民の皆さんには、改めて家具の固定や水、食糧、携帯トイレなどの備蓄状況、非常時の持ち出し品、地震発生後の家族との連絡方法など、地震への備えの確認をお願いしたいと思います。
また、警戒が必要な災害は地震だけではありません。これから秋にかけて、台風シーズンがピークになります。今週末には、台風7号が本県をはじめ関東地方に接近することが予想されています。
県民の皆さんには、市町村が公表しているハザードマップを参考に自宅や事業所、学校などの周辺で、地震による津波、台風に伴う豪雨による洪水や土砂災害の危険がどの程度あるのか、危険が迫った時の避難場所や避難ルートなどを確認してください。
地震や台風など、災害の危険が高まった場合には、気象情報や自治体が出す避難指示など、正しい情報に基づき、適切かつ迅速に避難行動をとっていただくようお願いします。

企業誘致施策「セレクト神奈川NEXT」により「脱炭素関連産業」の事業計画を初認定

次に、「企業誘致施策『セレクト神奈川NEXT』により『脱炭素関連産業』の事業計画を初認定」についてです。
県では、今年4月から「セレクト神奈川NEXT」の支援対象に「脱炭素関連産業」を支援対象に追加するなど、内容を拡充して国内外からの企業誘致に取り組んでいます。
このたび、この「脱炭素関連産業」として初めてENEOS株式会社の事業計画を認定するなど、5社の研究所や工場の新設を支援することになりましたのでお知らせします。
まず、ENEOS株式会社は、水素、合成燃料、バイオ燃料といった、次世代エネルギーの研究開発を行う研究所を横浜市中区に新設します。
研究機能を集約することでイノベーションを加速し、脱炭素社会の実現に向け、研究開発を着実に進めていくと伺っています。
次に、いすゞ自動車株式会社はEVトラックのバッテリーやモーター等における実験評価を行う研究所を藤沢市に、株式会社鎌倉紅谷は本県の名菓展菓子コンクールで2011年度の最優秀賞に選ばれている「クルミッ子」という洋菓子を生産する工場を小田原市に、それぞれ新設します。
海洋電子工業株式会社と株式会社エイアンドティーを合わせた5社の投資規模は約653億円で、県はこれらの事業計画に対し、企業立地促進補助金の交付や不動産取得税の軽減措置などにより支援します。
このように、企業立地を支援することで県内経済の活性化と雇用の創出を図っていきます。

市町村のDXを加速する外部デジタル人材を募集します!

次に、「市町村のDXを加速する外部デジタル人材を募集します!」についてです。
神奈川県ではこれまで、「県民目線のデジタル行政でやさしい社会の実現」に向け、県と県内すべての市町村で構成する「県市町村デジタル推進会議」や市町村を対象とした「DX相談」などの取組みにより、連携、支援を強化してきました。
このたび、さらなる取組みとして市町村のDXを加速する「外部デジタル人材」を活用する実証事業を行うため、民間企業等でのデジタル分野における高い知見や業務経験を持つ「複業人材」の募集を開始します。
募集する業務分野は、DXの意識醸成やリテラシー向上、デジタル技術の導入に向けたBPR、セキュリティポリシーの現状分析等で、募集人数は5名、募集期間は令和6年8月19日(月曜日)から9月2日(月曜日)までです。
勤務先は、支援の希望があった厚木市、大井町、愛川町、海老名市、寒川町の5市町で、約5か月間にわたり、課題解決に必要な助言、提案、支援を行っていただきます。
応募は、今回の外部デジタル人材の募集、選考、支援サービスの提供などの業務を受託している株式会社Another worksが運営する、複業クラウド for Publicの募集サイトからお願いします。
デジタル人材の皆様から、たくさんの御応募をお待ちしております。

知事出席主要行事

知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、2件お知らせがあります。
8月15日(木曜日)に、「黒岩知事と当事者とのオンライン対話」を開催します。
これは、対話のテーマに関連した当事者や関係団体と私が少人数でオンラインで意見交換を行うことにより、当事者目線の施策形成につなげていくものです。
今年度第2回となる今回のテーマは、「誰もがスポーツを楽しめる地域づくり」です。人生100歳時代を迎えようとしている昨今、障がい者や高齢者をはじめ、誰もがスポーツに親しめる神奈川を推進していくためにオリンピック・パラリンピックを通じたスポーツに対する機運の盛り上がりも活かし、スポーツに親しんでいる当事者と意見交換を行います。
今回の参加者は日本パラリンピック強化委員会本部長やスポーツクラブ関係者を予定しております。
また、YouTubeでもライブ配信を行い、ご意見を募集します。
ぜひ、取材にお越しください。
次に、8月16日(金曜日)に「かながわハイスクール議会2024」の本会議に出席します。
この議会では、県内から多くの高校生が参加して、8つの委員会に分かれて議論をします。
本会議では、議論の成果を各委員会からの質問と政策提言という形で高校生議員から発表していただきます。
今年で18回目になりますが、若い世代が政治に関心を持ち、真剣に議論する場を継続していることは大変意義深いものと思っています。
高校生ならではの新鮮な提案を楽しみにしています。
私からの発表は以上です。みなさんからのご質問をどうぞ。

質疑

「企業誘致施策『セレクト神奈川NEXT』により『脱炭素関連産業』の事業計画を初認定」について

記者: まず、「セレクト神奈川NEXT」の「脱炭素関連産業」という事なのですが、いきなりENEOSという大口のところが決まったのですが、この先の見通しがあればご教示いただければと思います。

企業誘致・国際ビジネス課長: いくつか相談はいただいているものもありますけれども、そういったご相談内容を確認させていただいて、取り組んでいきたいと思っています。今の時点で何か具体的なものはまだございませんが、いろんな相談を受けながらその事業計画の内容を確認してまいりたいと思っております。

知事: ちなみに新かながわグランドデザインにおいて、今年度からの4年間で200件の企業立地支援を目標としています。今年度は年間目標50件に対して、今回の認定を含め17件の実績となります。今年度から支援内容を拡充した「セレクト神奈川NEXT」を、新たに作成するホームページやパンフレット等により、県内外の企業に向けて広く周知するとともに立地セミナーの開催や展示会の出展等を通じて投資を検討する企業に積極的にアプローチし、目標達成に向けて取り組んでまいたいと考えております。

岸田首相の次期総裁選への不出馬について

記者: 発表項目と違うのですけれども、先程、岸田首相が次期総裁選に出馬しないということを表明されました。およそ3年政権を担われていて、コロナ対応をはじめいろいろと知事ともやりとりがあったと思いますが、今回の表明の受け止めを教えてください。

知事: 正直びっくりしました。そして記者会見も拝見しておりましたけれども、自民党が生まれ変わった姿を見せる一番分かりやすい形は自分が身を引くことだとおっしゃった、そのことに尽きるのだろうと思っています。身を引くことによって新たな総裁選が行われるわけですから、どんなふうに変わった自民党がこれから見えるのか、それをしっかりと見極めていきたいと思っています。

記者: これから総裁選になりますけれども、どのような新総裁で、これは地方自治体の首長としても、どのような人が望ましいとお考えになっているのか教えてください。

知事: 神奈川県内の政治家の皆さんの中にも候補に挙がっている方が複数いらっしゃるということです。私は誰がいいとか悪いとかという立場にはありませんけれども、やはり自民党の総裁選挙というのはまさに今の状況でいけば、総理大臣を選ぶような選挙でもありますから。どのようなビジョンを提示されて今この国が抱えるさまざまな課題をどう乗り越えていくのかという議論がしっかり行われることを期待して見守りたいと思います。

全国知事会危機管理・防災特別委員会委員長としての要請活動について

記者: 巨大地震注意について伺いたいのですが、この後、大臣に要請に行かれると思いますが、どんな内容を要請に行くのか伺ってもいいですか。内容としては、今回の地震を受けてのものが含まれるのかいかがですか。

知事: きょうの要請は前回、8月2日の全国知事会の危機管理・防災特別委員会の委員長という立場でお伺いいたします。きょうの要請はそのときの決議をもとにした提案になっておりますので、話の中では南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の話も出るかもしれませんけれども、基本的にはその決議に基づいた対応について、要請するという内容になっています。

災害等への対応について

記者: 1週間が過ぎるということになりますが、台風7号が近づく中での最後のお盆になると思います。改めて県民にどう過ごしてほしいのか、コメントをお願いします。

知事: 強い地震が来るかもしれないという注意報が発生されているような状況。あしたの17時に終わるようでありますが、それと同時にまた大きな台風が関東に進んできているという状況。そのような中で、お盆という皆さんが帰省されたり、移動する時期に当たるという中で、十分注意をしていただきたいと思います。これまで、われわれは災害にいつも向き合っているわけですから、何をするべきなのか、何が必要なのかということは、もう基本的に分かってらっしゃると思いますけども、その原点に立ち戻って先程申し上げましたけれども、備蓄品の確認であるとか、家族の連絡先、避難所の確認等々、基本的なことを改めてしっかり確認していただきたいと思います。

記者: 地震関連なのですけれども、1週間前の日向灘地震の被災地に対して何か支援をしていることですとか、能登半島地震のときは江口CIOが行って、デジタル面での支援なども行っておりますけれども、そういうふうなデジタル関連の支援なども今回やってらっしゃるのかという点と、あしたで1週間がすぎるとはいえ、今後、南海トラフに対する危機管理というものの機運が高まると思うのですけれども、それに備えて全国の自治体同士で連携を促すような、何かお考えがあればお願いします。

知事: 今回の地震に関して、特に被災地から支援の要請があったとか、全国知事会で支援を検討するとか、そういうレベルの話はなかったので特には対応していません。しかし今回のことで、こういう南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)といったものが発令されて、多くの方がじゃあ何をすればいいんだろうと思われたと思います。われわれも冷静に対応してください、急に来るわけではありませんからということを申し上げましたけども、具体にどうすればいいのかということを皆さん考えて、少し戸惑われた方も多いかもしれないです。ですから、今回のことを受けて、改めてこういう場合には、この注意が出たときには、具体にどういうことが必要なのか。それからこれが警戒という形になったときには、どういうことが必要なのか。そういったことを改めて整理をして、皆様に改めてお伝えしたいと思っています。

(以上)

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