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ヒト化DLK-1抗体・レンバチニブ併用に関する日本における特許査定についてのお知らせ

2024/08/13  株式会社 カイオム・バイオサイエンス 

2024年8月13日

株式会社カイオム・バイオサイエンス

ヒト化DLK-1抗体・レンバチニブ併用に関する日本における特許査定についてのお知らせ

このたび、当社で開発を進めているがん治療用候補抗体ヒト化DLK-1抗体に関する特許出願について、日本における特許査定通知を受領いたしましたので、お知らせいたします。

本特許は、弊社で臨床開発中のCBA-1205を含む、ヒトDLK-1を標的としたヒト化モノクローナル抗体と、肝細胞がんの治療薬として使用されているレンバチニブとの併用に関するものです。CBA-1205とレンバチニブの併用により、肝がんゼノグラフトモデル(Hep3B)において強い腫瘍増殖抑制及び腫瘍縮小効果を発揮することが確認されております。

なお、本特許は、現在、米国、欧州、中国などでも出願中です。今回の特許査定は当社での開発及び導出活動を支える知財基盤を強化するものであると考えております。

【発明の名称】がん治療用医薬
【特許出願番号】特願2021-512150
【特許権者】株式会社カイオム・バイオサイエンス

本件が2024年12月期業績に与える影響はありません。

<CBA-1205について>
CBA-1205は、肝臓がんを中心とする固形がんの細胞表面に発現している抗原(標的分子)DLK-1に結合し、がんの増殖活性を阻害するヒト化モノクローナル抗体です。現在、当社が肝細胞がんの患者さんを対象とした国内臨床第1相試験を実施しており、本試験で得られる安全性および初期的な有効性データを用いて当社は製薬会社への導出を目指してまいります。

<DLK-1について>
DLK-1(Deltalikehomolog-1)は幹細胞や前駆細胞といった未熟な細胞の増殖、分化を制御すると考えられており、肝臓がんの細胞表面に発現し、その増殖に関与していることが発見された、新しいがん治療の標的になりうる可能性がある分子です。

以上

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