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当社PTPシートを用いた沢井製薬株式会社の製品パッケージが2024日本パッケージングコンテストにて「アクセシブルデザイン包装賞」を受賞

2024/08/28  住友ベークライト 株式会社 

当社PTPシートを用いた沢井製薬株式会社の製品パッケージが
2024日本パッケージングコンテストにて「アクセシブルデザイン包装賞」を受賞

2024年8月28日


住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原一彦)は、沢井製薬株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:木村元彦)と共同で開発した、医薬品包装用高防湿シートを使用したゾニサミドOD錠TRE「サワイ」が、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2024日本パッケージングコンテスト」において「アクセシブルデザイン包装賞」を受賞いたしましたのでお知らせいたします。
本包装パッケージは、ジェネリック医薬品の錠剤やカプセルなどの包装材料として患者様、医療従事者の取り扱いやすさと環境負荷低減を目指して沢井製薬株式会社と共同で開発した包装材料です。


2024日本パッケージングコンテスト『アクセシブルデザイン包装賞』の受賞について

公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2024日本パッケージングコンテスト」において、当社の医薬品包装材料スミライト(R) FCL-1145を採用した沢井製薬が製造販売を行うゾニサミドOD錠TRE「サワイ」が、「アクセシブルデザイン包装賞」を受賞いたしました。
本包装パッケージは、ジェネリック医薬品の錠剤やカプセルなどの包装で使用するPTPシート用途に沢井製薬と当社が協業し、患者様、医療従事者の取り扱いやすさと環境負荷低減の両立を目指して複数のシート構成での試作を繰り返しながら、開発したPTPシートです。

日本パッケージングコンテストは包装におけるデザインからロジスティクスに至るまでのその年の包装の最高峰と優秀群を決定するもので毎年開催されています。各賞のうち、包装技術賞(6賞)は、包装技術として保護機能の充実、包材の適切な使用等により、包装技術的に優れたものを選出。6賞のうちの1つで今回受賞した「アクセシブルデザイン包装賞」は触覚識別表示について評価する賞です。

スミライト(R) FCL-1145開発の背景

沢井製薬のゾニサミドOD錠 TRE「サワイ」を服用されるパーキンソン病患者様はご高齢の方が多く、パーキンソン病の症状として手の震えなどが表れる場合があります。そのため、PTPシートから錠剤を押し出すといった動作が負担になると考えられます。一方で、製剤の品質を維持するには高防湿性に加え、透明性、成形加工性などの諸機能がもとめられます。

※ Orally Disintegratingの略、水なしでも飲める錠剤のこと。

当社は、製剤の物性や特性などに応じて要求される機能を保持しつつ、押し出しやすさを配慮してシートを薄肉化し、「スミライト(R) FCL-1145」を開発致しました。本製品は使用する樹脂量を軽減し、製品使用する樹脂量を約22%軽減、CO2排出量を約24%削減し、環境負荷低減にも貢献するものです。(第三者認証機構SuMPOに認証を得たシステムにより算定)

スミライト(R) FCL-1145

スミライト(R) FCL-1145について

医薬品包装用シート「スミライト(R) FCL」は、基材となるPVC(ポリ塩化ビニル)に、フッ素樹脂フィルムを複合した、高防湿性を特長とする製品です。
本製品スミライト(R) FCL-1145では、高防湿性に加え、透明性、成形加工性などの諸機能を維持しつつ、使用する樹脂量を約22%軽減しました。これに伴うCO2排出量の削減は約24%となります。また薄肉化することにより、PTP包装における錠剤の取出し性改善も期待できます。

入賞したPTPシート

錠剤押し出し性試験

錠剤を取り出す様子

画像提供元:沢井製薬株式会社

住友ベークライトグループの取り組みについて

住友ベークライトグループとして掲げている「プラスチックの可能性を広げることで、持続可能な社会を実現する」というパーパスのもと、今後も患者様や医療従事者の視点を大事にし、環境負荷低減に貢献する製品の製造・開発を目指してまいります。


関連情報

医薬品用PTP包装材料

フィルム・シート営業本部



当社PTPシートを用いた沢井製薬株式会社の製品パッケージが2024日本パッケージングコンテストにて「アクセシブルデザイン包装賞」を受賞(PDF 600KB)


本件に関するお問い合わせ

住友ベークライト株式会社 フィルム・シート営業本部 医薬品包装営業部
TEL: 03-5462-4147

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