株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河 義美)は、株式会社竹中工務店(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:佐々木 正人)が大阪・関西万博の会期中に来場者が休憩などに使うことができる仮設建築物として提供する「森になる建築」※1の建設へ協賛いたします。
当社は長期ビジョンで掲げる循環型社会「バイオマスバリューチェーン」※2構想の実現に向けた取組みを進めています。「森になる建築」のコンセプトである「使い終わると廃棄物になるのではなく、使い終わったら森になる」という考え方は、当社の取組みと共通することから、当社の天然由来素材で生分解性をもつ酢酸セルロース樹脂「CAFBLO(R)」※3を建築材料として提供し、本事業の成功に向けて協力してまいります。
「森になる建築」は、酢酸セルロース樹脂「CAFBLO(R)」を3Dプリントしたものを構造材とし、外装材は手すきの和紙などと植物によって構成されます。生分解性樹脂を3Dプリントして建築する構造物としては、世界でも最大級の大きさとなる予定です。
「森になる建築」の完成イメージ(竹中工務店提供:現時点の想定であり、今後の技術開発等により変更する可能性があります)
「森になる建築」の概要
※1:竹中工務店のリリース
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https://www.takenaka.co.jp/news/2024/07/08/
※2:バイオマスバリューチェーン特設ページ
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https://www.daicel.com/bvc/
※3:酢酸セルロース樹脂「CAFBLO(R)」(キャフブロ)について
酢酸セルロースは、植物由来の「セルロース」と自然界に存在する「酢酸」を原料として製造される、天然由来かつ生分解性を持った環境にやさしい素材です。また、木や綿花などの非可食性材料を主原料としているため、将来懸念される食糧問題に対して影響を与えません。当社は長年主力製品として取り扱っている酢酸セルロースの海洋生分解性を改めて評価し、様々なプラスチック製品に適用できるよう可塑剤との組合せにより酢酸セルロース樹脂「CAFBLO(R)」のラインナップの拡大を進めています。