都は、東日本大震災直後の電力需給の逼迫状況を踏まえ、全国のエネルギー分野への投資を通じた電力供給の安定化等を目的として、平成24年度に官民連携インフラファンド事業を実施しました。
この度、本事業に係る全てのファンドの清算が結了しましたので、下記のとおりお知らせします。
1 ファンド設立の経緯
東日本大震災後のエネルギー環境を踏まえ、社会資本整備における長期的かつ安定的な資金循環システムの構築と、喫緊の課題である電力の安定供給に資するために、官民連携によるインフラファンドとして設立されたものです。
2 官民連携インフラファンドのスキーム
都が無限責任組合員(GP)を以下のとおり2者選定し、各GPにおいて、全国の再生可能エネルギー事業等への投資を実施してきました。
〇官民連携インフラファンド無限責任組合員
(1) 株式会社IDIインフラストラクチャーズ
(2) スパークス・グループ株式会社
3 本ファンドの成果
本ファンドより、太陽光発電をはじめとした全国19か所の発電事業等に投資を実施。合計の発電出力は約62万kwに上ります。
発電施設のほとんどは現在も継続して稼働しており、電力供給の安定化に一定の役割を果たしています。
都の投資実績は、出資額30億円に対し回収額35.73億円であり、回収率は119.1%となっています。
< 投資実績の概要 >
(内訳)
※本件記載の情報について、無限責任組合員の承認が得られたため、開示しています。
4 本ファンドの概要・実績等
(参考)内訳
「『未来の東京』戦略」事業
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略12 稼ぐ東京・イノベーション戦略