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最終更新時刻:17時11分

データ統合・CPS開発実行プラットフォーム『J-DNexus™』の構築、運用開始~製造プロセスCPS化のさらなる高度化・展開加速~

2024/09/12  JFEホールディングス 株式会社 

2024年9月12日
JFEスチール株式会社

データ統合・CPS開発実行プラットフォーム『J-DNexus 』の構築、運用開始
~製造プロセスCPS化のさらなる高度化・展開加速~

当社はこのたび、 IT領域に蓄積した生産実績・製品品質データ等とOT(Operational Technology ※1)領域のセンサーデータ等の操業データの統合、およびサイバーフィジカルシステム (Cyber Physical System 以下、CPS)の開発・実行をクラウド領域で一元的に行うことができるプラットフォーム『J-DNexus 』をJFEシステムズ株式会社と構築し、運用を開始しました。

当社は、DX戦略として製鉄所全体にCPSを活用したインテリジェント製鉄所の実現を目指しています。インテリジェント製鉄所のコアとなる製鉄所・全社一貫CPSの構築にむけ、全製造プロセスのCPS化を推進中であり、これにより革新的な生産性向上・品質向上と安定操業を目指していく方針です。今回構築した『J-DNexus 』により、生産実績・製品品質データとセンサーデータ等の操業データの高度な統合と、それを用いてCPS開発・実行を効率的・一元的に行うことができるようになり、製造プロセスのCPS化のさらなる高度化・加速が可能となります。これまでの実証で、CPSシステムの構築にかかる期間を従来と比べて30%程度短縮できることを確認しています。

データ統合には、 ノルウェーのCognite社(※2)が提供しているITデータとOTデータの統合が可能な「Cognite Data Fusion」を鉄鋼業界では世界で初めて採用しました。 また、CPS開発・実行基盤には、生成AIをはじめとした開発支援機能群を備えています。

【『J-DNexus 』の機能】

1.データ統合基盤

・ITデータ(生産実績・製品品質データ等)とOTデータ(センサー・操業データ)統合

・上工程から下工程までのプロセス・製品一貫データ連携

・CPSのためのリアルタイムデータ連携

2.CPS開発・実行基盤

・データ解析およびCPSモデル(*)の開発・管理・実行機能

・生成AIをはじめとした開発支援機能群

(*)データサイエンスによって、未知・不可視の現象を見える化した上で解析を行い、将来予測等のために構築したモデル

当社は、鉄鋼業におけるグローバルな競争に勝ち抜いていくため、CPSをはじめとする新技術の開発と実用化を進め、既存ビジネスの変革、外販ソリューション、新規ビジネス創出など、あらゆる事業領域においてDXを推進しています。今後も、全社一丸となってさらなる新技術の開発と実用化を進めることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


このリリースの画像:
▼【図1】『J-DNexusTM』イメージ
https://www.jpubb.com/press/image.php?image=3292177

~『J-DNexus 』の由来~
「Nexus」には、「結びつける」、「つなげる」、「核心」という意味があり、データとデータサイエンス・デジタルトランスフォーメーション「D」を結びつけて、革新的な効果を生み出す核心となるプラットフォームという意味合いがあります。

(※1)OT(Operational Technology)

工場の設備やシステムを動かすための制御技術・運用技術

(※2)Cognite株式会社について

Cognite社は、2016年にノルウェーで設立され、世界中の製造業や石油ガス、電力などの重厚長大産業の本格的なデジタルトランスフォーメーションをサポートするグローバルな産業用SaaS企業です。Cognite株式会社は、Cognite社の100%出資子会社として2019年11月に日本で設立され、Cogniteの主力製品となる「Cognite Data Fusion」の国内における販売、マーケティング、およびサポート拠点となっています。
https://www.cognite.com/ja-jp/

【関連URL】
・DX REPORT 2023
https://www.jfe-holdings.co.jp/investor/library/dxreport/2023/pdf/all.pdf

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。

JFEスチール株式会社 総務部広報室 TEL 03(3597)3166

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