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最終更新時刻:17時11分

宮古第二発電所供給用蓄電池の導入について

2024/06/17  沖縄電力 株式会社 

2024年6月17日
沖縄電力株式会社

宮古第二発電所供給用蓄電池の導入について
~晩ピーク需要に対応する、当社初の供給力対策用蓄電池~


当社は、宮古島系統における電力需要増と、今後予定されている老朽化発電設備廃止後の供給力確保に向け、宮古第二発電所において、供給用蓄電池を導入することといたしましたのでお知らせいたします。

1.導入の目的

宮古島系統においては、観光客数や世帯数の増加に伴い電力需要が増加していますが、特に各家庭などに設置された太陽光発電(FIT)の連系増加により、当社発電設備が担う需要のピークは晩(18時~22時)の限られた時間に発生しています。そのため、同時間帯のピーク対応として新たな供給力の確保が必要となっています。(別紙①参照)

現在の宮古島系統における供給力設備は、他の離島系統と同様、太陽光発電などの自然変動電源を除いて、すべて重油を燃料とするディーゼル発電機※で構成されていますが、晩のピーク対応という目的を前提に様々な検討を進め、環境性はもとより、経済性や運用性を含めたディーゼル発電機との比較においても優位性が見込めることから、この度、供給力対策としては当社初となる蓄電池を導入することといたしました。

当初は、2027年の運開を予定しておりましたが、宮古島系統において急激な需要の伸びが想定されることから計画を前倒し、2025年5月の運開を目指し、今後速やかに工事に着手してまいります。

2.蓄電の仕組みと期待される効果

今回導入する蓄電池には、日中にディーゼル発電機および各家庭などに設置された太陽光発電などの自然変動電源から蓄電を行い、晩ピーク発生時に蓄電池から放電を行います。(別紙②参照) 太陽光発電などの再生可能エネルギーからも蓄電が行われる結果として、再エネの出力抑制が低減されることにより、環境省が定める脱炭素先行地域に指定されている宮古島市における再生可能エネルギーの導入拡大に資することが期待されます。

当社は、沖縄のエネルギーを支える事業者として、引き続き沖縄地域における安定供給に取り組むとともに、沖縄県の脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

※ 宮古第二発電所6、7号機はLNGでも発電が可能なデュアルフューエル機関

別紙①:蓄電池の役割(晩ピーク需要への対応)
別紙②:蓄電・放電のイメージと再エネ拡大への寄与
参 考:沖縄電力CO2排出ネットゼロ ロードマップ

以 上

<蓄電設備概要>

名 称:宮古第二発電所供給用蓄電池
所 在地:宮古島市平良字荷川取 616-3(宮古第二発電所隣接)
定格出力:12,000kW
定格容量:48,000kWh
電池種類:リチウムイオン電池
コンテナ数:20台
PCS出力:2,590kVA×5台
運転開始:2025年5月(予定)

公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2024/240617_2.pdf

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