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あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」ドローンを活用した物流サービスの長期事業化調査を実施します! ~本土離島間の多頻度配送の検証~

2024/09/19  愛知県  

あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」ドローンを活用した物流サービスの長期事業化調査を実施します! ~本土離島間の多頻度配送の検証~

ページID:0487545 掲載日:2024年9月19日更新 印刷ページ表示

愛知県は、2023年5月、「革新事業創造戦略」に基づく官民連携プロジェクトの第1号として、「あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」」(以下、「プロジェクト」という。)を立ち上げました。
このプロジェクトでは、ドローンや空飛ぶクルマ等の次世代「空」モビリティの社会実装の早期化を図るとともに、自動運転車等の「陸」モビリティとの同時制御により創出される新しいモビリティ社会「愛知モデル」の構築や、次世代「空」モビリティの基幹産業化を目指し、取組を推進しています。
2024年2月に策定した「推進プラン」で掲げる物流ドローンの社会実装初期のビジネスモデルとなる「ローンチモデル」の実現に向け、今年度は、西尾市及び新城市において、物流ドローンを活用した配送サービスをユーザーへ約1か月間提供することで、実際の社会実装を想定した課題の抽出・分析を行います(2024年7月23日発表済み)。なお、レベル3.5飛行(※1)による1か月間という長期間の実証実験は、国内初となる見込みです。
このうち、西尾市における調査の詳細が決まりましたので、お知らせします。

※1:無人地帯における目視外飛行(レベル3飛行)で必要となっている立入管理措置(監視員の配置や看板の配置等)に関して、操縦ライセンス保有、保険への加入、機上カメラによる歩行者等の有無の確認を条件として、立入監視措置を不要とする飛行形態のこと。省人化オペレーションにより道路等の横断が可能になり、ドローンの産業活用の促進が期待される。

1 実施期間等

(1)実施期間

2024年10月7日(月曜日)から11月5日(火曜日)まで(土日祝日は除きます)
本土離島間でドローンによる配送を1日複数回実施予定

(2)キックオフセレモニー(愛知県知事出席)について

2024年10月7日(月曜日)に知事出席のキックオフセレモニーを行います。詳細は後述「4 キックオフセレモニー(愛知県知事出席)の取材について」を御覧ください。

2 検証内容

実証背景

「推進プラン」では、「物流」分野における2026年度頃を目途としたローンチモデルとして、河川流域や本土離島間を航路とした物流サービスの実現を掲げています。
社会実装に向けては、収益性や運航体制といった、実際のビジネスシーンで発生する事象を視野に入れた検証を行う必要があります。そこで、物流ドローンを活用した配送サービスをユーザーへ約1か月間提供する実証実験を実施することで、社会実装に向けた課題を整理し、マネタイズできる事例を創出します。

実証内容

本土離島間の海上を航路として、ドローンの定期配送やオンデマンド配送による多頻度配送及び往復配送による運用効率の向上を図るビジネスモデルを想定した実証実験を実施します。
本土から離島へは欠品等の影響が大きい医薬品や日用品等を配送し、反対に離島から本土へは特産品等を配送します。
飛行形態としては、レベル3.5飛行で行い、当該レベル3.5飛行による1か月間という長期間の実証実験は、国内初となる見込みです。

検証項目

・着陸地点に設置するカメラやセンサーによる周辺映像や環境情報を用いた離着陸オペレーション技術や、当該離着陸オペレーションを遠隔で行うことによる省人化を検証します。
​・定期配送やオンデマンド配送、往復輸送等の配送方法の組合せにより、利便性・採算性を検証します。
・タブレットによるシンプルな機体操縦とすることで、操縦機体の専門的な知識や技術を有しないパイロットでの運航ができるか、また、それによる運用コストを検証します。

使用予定の
ドローン

株式会社プロドローン製「PD6B-Type3」
・本格配送用機体
・推奨最大積載重量:20kg
・第一種型式認証申請機体のベースモデル
※認証されれば25kg以上の機体で日本初

​実証のスキーム

飛行ルート

本土側:西尾市一色漁港(西尾市一色町小薮船江東176)
離島側:西尾市所有空地(西尾市一色町佐久島影無50)

【本土側離着陸場所(予定)】

【離島側離着陸場所(予定)】

3 事業実施体制

名古屋鉄道株式会社に事業委託し、同社を幹事会社とする企業グループで事業を実施します。

企業又は団体名 役割
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区) 事業総括、関係者調整、運航等
株式会社プロドローン(名古屋市天白区) 機体提供・運航
中北薬品株式会社(名古屋市中区) 医薬品配送の物資協力
西三河農業協同組合(西尾市) 日用品配送の物資協力
西尾市 実証実験協力

4 キックオフセレモニー(愛知県知事出席)の取材について

(1)スケジュール

2024年10月7日(月曜日)午前10時から午前11時まで
(予備日:2024年10月9日(水曜日)午前10時から午前11時まで)
※悪天候の場合は予備日に順延します。なお、予備日には知事は出席しません。
・事業概要説明 名古屋鉄道株式会社
・実証実験実施(佐久島 → 一色漁港、約15分)
佐久島から配送してきた商品を知事が受け取ります。
・記念撮影、ぶらさがり取材

(2)取材の申込方法

当日の取材を希望される報道機関の方は、実証実験の安全確保のため、以下の「本土離島間の多頻度配送の検証 取材申込ページ」へアクセスし、必要事項を入力の上、送信してください。受付会場等は、申込受付後に御案内いたします。
​※申込期限 2024年10月3日(木曜日)正午
<URL>https://www.shinsei.e-aichi.jp/pref-aichi-u/offer/offerList_detail?tempSeq=103802
◆天候によっては、急遽中止を連絡させていただく場合があります。御了承ください。
◆実験の中止を決定した場合には、前日(10月6日(日曜日))正午までに緊急連絡先に中止の旨を御連絡させていただきます。

5 問合せ先

愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室
モビリティイノベーション推進グループ
電話:052-954-7482 FAX:052-954-6943
メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp

<参考>

あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の概要

  • 愛知県は、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」(2022年12月策定)を推進。
  • 同戦略の枠組みによる第1号の革新プロジェクトとして、「空と道がつながる愛知モデル2030」(提案者:株式会社プロドローン)を優れた提案として採択し、2023年5月に「あいちモビリティイノベーションプロジェクト」を立ち上げ。
  • 2024年2月には、プロジェクトが目指す姿や取組の柱、ロードマップを示した「推進プラン」を策定。
  • プロジェクトは、「推進プラン」に基づいて、2030年度頃を目標に、次世代モビリティの「需要の創出」、「供給力の強化」という2つの柱に沿って、需要と供給が相互に好循環することを目指す。革新的ビジネスモデルを生み出し、そのモデルを国内外へ横展開することで、次世代モビリティの需要を拡大させる。その需要を愛知県に取り込み、産業拠点としての機能を強化させる好循環を創出することで、「空と道がつながる」新しいモビリティ社会「愛知モデル」及び次世代モビリティ産業の基幹産業化(「令和の殖産興業」)を実現する。

参加企業

株式会社プロドローン(提案者)、株式会社ジェイテクト、名古屋鉄道株式会社、株式会社SkyDrive、株式会社テラ・ラボ、VFR株式会社

このページに関する問合せ先

愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室モビリティイノベーション推進グループ
​ 名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 本庁舎2階
電話:052-954-7482 メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp​

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