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最終更新時刻:17時11分

ベンチャーキャピタル Emerald Technology Ventures とCVC推進のためのパートナーシップを締結

2024/08/09  出光興産 株式会社 

-3年間で最大100億円を投資-

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤俊一、以下「当社」)は、次世代事業の創出と既存事業の強化を目的として、スイスのマテリアル・クリーンテック系ベンチャーキャピタル Emerald Technology Ventures(本社:チューリッヒ、以下「Emerald社」)と、コーポレート・ベンチャー・キャピタル(以下「CVC*」)推進のためのパートナーシップを締結しました。また、当社内にCVC専門組織を立ち上げるとともに、CVC投資予算枠として3年間で最大100億円を設定しました。
*Corporate Venture Capital:既存事業とのシナジーや新規事業創出を目的として未上場の新興企業(スタートアップ)に出資や支援を行う活動。


本取り組みの概略図


当社は、2020年にEmerald社が運営するファンドに出資し、Emerald社のネットワークを活用して欧米スタートアップとの連携に向けた検討を進めてきました(2020年11月16日:欧州ベンチャーキャピタル Emerald Technology Ventures が運営するオープンイノベーションファンドへの出資)。
このたび当社は、次世代事業創出・既存事業強化のため、2024~2026年度の3年間で最大100億円の投資予算枠を設定しました。また、スタートアップとの戦略シナジーを最大限に生み出しつつ、当社の事業ポートフォリオ転換を加速することを目的に、Emerald社とCVC推進のためのパートナーシップを締結しました。Emerald社の支援を得ながら、ソーシング・投資検討・投資先フォローアップまでの一貫したプロセスを構築します。

投資領域は、既存事業領域に加えて、当社が目指す3つの事業領域のうちの「一歩先のエネルギー」「多様な省資源・資源循環ソリューション」となります。これらの領域に投資することにより、循環型社会およびカーボンニュートラルの実現を目指します。

これに併せて、社内にCVC専門組織を立ち上げました。Emerald社と緊密に連携するなどして、欧州・北米・アジアでのスタートアップへの投資、共同事業開発等を加速します。
近年、当社はグローバルなオープンイノベーション体制の強化を図り、主にIdemitsu Americas Holdings Corporation(IAH、米国)、Idemitsu Research and Business Development Europe AG(ICH、スイス)、本社(日本)の3拠点においてアカデミアとの包括的な取り組みやスタートアップへの出資・連携など技術革新を生み出す様々な社外連携を推進してきました。CVC専門組織はこれら3極の連携を更に強化するものです。


当社のオープンイノベーション推進体制


当社は、本取り組みを通じて、既存事業の更なる収益力向上・次世代事業の創出による事業ポートフォリオ転換・事業構造改革の推進をさらに加速してまいります。

【CVC概要】
投資領域:一歩先のエネルギー、多様な省資源・資源循環ソリューション
投資予算:最大100億円(2024~2026年度 3年間)
CVC専門組織:事業投資統括室CVCチーム(2024年7月1日設置)
人員体制:スイス(2名)、米国(1名)、日本(1名)

【Emerald社概要】
会社名:Emerald Technology Ventures
設立年:2000年
本社所在地:スイス チューリッヒ
事業内容:オープンイノベーションベンチャーキャピタル事業
URL:https://emerald.vc/

(ご参考)
当社のイノベーションマネジメント(研究開発)について
https://www.idemitsu.com/jp/sustainability/management/r_and_d/index.html

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