2024年5月23日
株式会社東急コミュニティー
管理会社の新たなる試み、空調工事における再生冷媒の活用が始動
～サーキュラーエコノミーで循環型社会の実現へ～
株式会社東急コミュニティー（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長：木村昌平、以下「東急コミュニティー」）は、総合不動産管理会社として、事業活動を通じて社会課題を解決し、サステナブルな社会を実現する取り組みを行っています。今回新たに、ダイキンエアテクノ株式会社（本社：東京都墨田区、代表取締役社長：桒山隆、以下「ダイキンエアテクノ」）と協業することにより、機器から回収される冷媒（R410A）（※1）に再生処理を施し、工事時の追加充填は、100％再生冷媒を利用する取り組みを開始いたしました。
当社はこれからもステークホルダーとともに、脱炭素社会、循環型社会、生物多様性といった環境経営の実現に向けた取り組みを促進し、サーキュラーエコノミーで循環型社会の実現に貢献してまいります。
■破壊処理から資源循環へ、管理会社初となる再生冷媒活用の取り組みが始動
これまで、空調工事などの際に機器から回収された冷媒（R410A）は、その多くが処分工場で破壊処理され、廃棄物として処分されてきました。東急コミュニティーは、ダイキンエアテクノが行っている、回収した冷媒の不純物を委託工場にて取り除き、再生処理（※2）を施し、工事時の追加充填冷媒として積極的に利用する活動に注目し、SDGsの取り組みである「気候変動や環境課題に積極的に取り組む持続可能な街づくり」を推進する企業として東京エリアで再生冷媒の活用を開始いたしました。当社は、ダイキンエアテクノと連携する初の管理会社として、今後も循環型社会の実現に向け、再生冷媒活用のエリア展開を行ってまいります。
■約85％もの温室効果ガス排出量を削減、冷媒再生利用の効果
冷媒を再生利用することで、温室効果ガス排出量を約85％削減。これまで廃棄処分されていた冷媒を再生処理することで、廃棄物の削減にも効果があります（※3）。
■サーキュラーエコノミーとは
これまでの大量生産・大量消費の経済活動では、資源は「生産→消費→廃棄」の一方通行になることで多くの廃棄物を排出し、さまざまな環境・社会問題の原因となることが課題となっています（＝「リニアエコノミー」）。
しかし、昨今「生産→消費→収集→再利用→生産」の形で資源を有効活用し、廃棄物を発生させない「サーキュラーエコノミー」という考え方に注目が集まっています。
サーキュラーエコノミーとは、これまで廃棄物として処理されていたものを資源として捉え、消費時の長寿命化・リサイクル・再利用することにより、一つ一つのカテゴリーで資源を最小化させ、循環していく新しい経済システムのことであり、持続可能な形で資源を利用する循環型経済への移行を目指すことが世界的な潮流と言われています。
東急コミュニティーは、人・社会・自然が調和した美しい生活環境を「創造」し続ける企業として、サーキュラーエコノミーへの取り組みを推し進めています。
※1…冷媒とはエアコンなどの機器の中で熱を移動させるための媒体となる物質のことです。
※2…回収時簡易検査を行い純度99.5％未満の場合再生不可のため破壊処理となります。
※3…東急コミュニティー調べ
対象：東急コミュニティー ビル事業本部委託・紹介案件
期間：2023年4月～2024年3月
＜参考＞
環境省ホームページ「第2節 循環経済への移行」
環境省_令和3年版 環境・循環型社会・生物多様性白書 状況第1部第2章第2節 循環経済への移行(env.go.jp)
■調査引用時のお願い
本調査結果の引用時には、以下のご対応をお願い申し上げます。
1：情報の出典元として、「東急コミュニティー調べ」と明記してください。
2：出典元として当記事へのリンク掲載をお願いいたします。
3：調査結果データの加工・改変は禁じます。
■株式会社東急コミュニティー 会社概要
株式会社東急コミュニティーは、不動産管理の知見を活かし社会課題を解決するソーシャルカンパニーとして、全国でマンション管理、ビル・施設マネジメント、公共施設管理運営を行う総合不動産管理会社です。
マンションで48万戸、ビルで1,300件の管理実績があります。その他、行政施設（指定管理者・PFI等）のホールなどの文化施設・スタジアムなどのスポーツ施設や、空港関連施設など様々な用途の維持管理運営も手掛けています。
所在地 ：東京都世田谷区用賀四丁目10番1号世田谷ビジネススクエアタワー
代表者 ：代表取締役社長 木村昌平（きむらしょうへい）
事業内容：マンションライフサポート事業、ビルマネジメント事業、リフォーム事業
URL ：https://www.tokyu-com.co.jp/
