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「SMBCグループ プロボノワークプロジェクト」の始動について (三井住友フィナンシャルグループ,SMBC日興証券)

2023/07/18  株式会社 三井住友フィナンシャルグループ 

2 0 2 3 年 7 月 1 8 日
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
S M B C 日 興 証 券 株 式 会 社

「SMBC グループ プロボノワークプロジェクト」の始動について

株式会社三井住友フィナンシャルグループ(執行役社長グループ CEO:太田 純、以下、当社グループを総称して「SMBC グループ」)は、業務時間の一部を NPO 等の団体支援に活用する社会貢献活動「SMBC グループ プロボノワークプロジェクト(以下、「本プロジェクト」)」を始動いたしました。

また、 S MB C 日 興証 券 株 式 会社 ( 代 表取 締 役 社 長( CEO ):近 藤 雄 一 郎、 以 下、「SMBC日興証券」) では、2022 年度「日興プロボノワーク ※1」を対象事業とした「社会的インパクト評価※2」を実施いたしました。

1.本プロジェクトについて

「プロボノ」とは、ラテン語で「公共善のために」を意味する pro bono publico の略で、業務上培った専門知識やスキルを無償提供する社会貢献活動です。

2011 年度に三井住友銀行にて邦銀初の取組としてプロボノを開始し、2014 年度からは SMBC グループ各社の役職員(以下、社員)に参加対象を広げて、自己啓発の一環として実施してまいりました。SMBC日興証券では、2020 年 3 月から社会課題解決により一層貢献することを目的として業務時間の一部を用いた「日興プロボノワーク」を導入しており、今般、SMBC グループとして多様化、複雑化する社会課題を主体的に解決するべく、「日興プロボノワーク」の枠組みをグループ各社に広げ、業務時間の一部を支援活動に充てることができる制度へ改定いたしました。

7 月より始動した本プロジェクトの第 1 期では、約 50 名の社員がチームを組み、6 ヶ月間、団体の基盤強化や事業活動等の支援に取り組んでまいります。

2.社会的インパクト評価実施について

2020 年 3 月、SMBC日興証券が導入した「日興プロボノワーク」では、これまでに 9 団体を支援し、のべ 155 名の社員が活動に参加いたしました。

2022 年度には、「日興プロボノワーク」を対象事業とした社会的インパクト評価を実施し、対象団体への効果のほか、参加社員におけるエンゲージメントの向上や人材育成で効果が確認 できたとの評価を得ています。なお、本評価は、特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパンが実施いたしました。

(評価結果の詳細は次頁「社会的インパクト評価のサマリー抜粋」参照)

SMBC グループは、2023 年度からの 3 年間を計画期間とする新たな中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」を策定し、社会的価値の創造を新たに経営の柱の一つに据えました。

本プロジェクトを通じ、重点課題である「貧困・格差」「DE&I・人権」の社会課題の解決を積極的に行うことで、社会的価値の創造を目指すとともに、多様な社員が同じ志を持ってともに プロジェクト達成を目指すことによる、エンゲージメント向上やリーダーシップ醸成などを図ってまいります。

SMBC グループは、多様化・複雑化を続ける社会課題の解決をこれからもリードし、社会貢献活動を通じて、持続可能な社会の実現をより一層目指し、社会的価値の創造へ寄与してまいります。

※1 2020 年 4 月 7 日付 SMBC日興証券プレスリリース「業務時間の一部を用いた『プロボノワーク』導入について」

https://www.smbcnikko.co.jp/news/release/2020/pdf/200407_03.pdf

※2 社会的インパクト評価

事業や活動の短期・長期の変化を含めた結果から生じた「社会的・環境的な変化、便益、学び、その他の効果」を社会的インパクトと言います。これを定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を加えることが「社会的インパクト評価」となります。

以 上

(ご参考)社会的インパクト評価のサマリー抜粋

本評価では、「日興プロボノワーク」に参加した団体のうち 3 団体(一般社団法人グラミン日本、NPO 法人フェアスタートサポート、NPO 法人 LightRing.)と、アンケート調査に回答したSMBC日興証券のプロボノワーク経験者 48 名を評価の対象としています。

「日興プロボノワーク 」に対する 2022 年度社会的インパクト評価では、社会課題解決への 貢献度合いを可視化し、人的資本の強化に資する活動であることを検証するとともに、よりインパクトがあるプロジェクトへの改善や高度化につなげることを目的とした。

本年度評価により得られた知見の概要は、以下の通りである。

1. 対象団体への効果の確認

① スコープ設定に基づいた課題解決

? 対象団体の組織運営及び事業運営における課題のうち、スコープ設定された課題に関しては、日興プロボノワークの支援によりその解決が確認できた。

2. SMBC 日興証券社員への効果

① コンピテンシー・スコアの向上

? 全ての指標においてスコアが向上した。特に「経営理念・Five Values の理解度」・「変化を先取りする力」・「自己成長・人材育成」・「他者/他部門と協働する力」において有意にスコアが向上しており、それらの指標に対しては日興プロボノワークにより高い効果が期待できる。

? 2 期以上参加した社員においてより高い効果が確認できた。

② 従業員エンゲージメント・スコアの向上

? 2 期以上参加した社員において日興プロボノワークによる高い効果が期待できる。

③ 社会貢献マインドの向上

? 「社会貢献に対する意識」は、大きくスコアが向上しており、本事業のスコープの一つが達成されていると言える。

? 2 期以上参加の社員に対してより高い効果が期待できる。

④ 業務効率の向上

? 本業におけるタイムマネジメントの向上等、日興プロボノワーク参加による業務効率の向上の効果が見られた。

⑤ 人材育成の効果

? 本業におけるコミュニケーションの円滑化やスキル向上等、日興プロボノワークによる人材育成の効果が見られた。

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