2022年8月31日
株式会社メディパルホールディングス
MEDIPAL Innovation 投資事業有限責任組合による
ノイルイミューン・バイオテック株式会社への出資に関するお知らせ
当社は、2021年3月にコーポレートベンチャーキャピタルファンドとして MEDIPALInnovation投資事業有限責任組合(以下、本ファンドという)を設立いたしました。本ファンドは、202 2 年 8月3 1 日 に固形がんに対する CAR-T ※ 細胞療法 の 研究開発を行うノイルイミューン・バイオテック株式会社(東京都港区、代表取締役:玉田 耕治、以下、ノイルイミューンという)へ出資(以下、本出資という)を行いましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.ノイルイミューンについて
ノイルイミューンは2015年4月に設立された国立がん研究センターおよび山口大学発のベンチャーであり、玉田代表取締役が開発した次世代 CAR-T 細胞を中心としたがん免疫療法に特化し、日本発の画期的ながん免疫治療薬の開発を行っています。
ノイルイミューンが開発した独自技術(PRIME 技術※)は、従来の CAR-T 細胞療法では高い治療効果を発揮できなかった固形がんに対して治療効果を高め、がん患者への新たな治療手段を提供することが期待されています。
※CAR-T および PRIME 技術について
CAR-T は、白血球の一種である T リンパ球に、がん細胞に特異的に発現する抗原を認識する抗体を導入した細胞製剤です。日本ではリンパ腫等を対象に複数の CAR-T 製品が販売されておりますが、ノイルイミューンは免疫力を高める物質を産出する遺伝子を導入し、CAR-T 細胞と体内の免疫細胞の集積と活性を高める PRIME 技術の開発に成功しています。現在、国内において臨床第Ⅰ相試験を実施中です。
2.本出資について
当社は、本出資を通じて、ノイルイミューンの次世代 CAR-T 細胞療法の開発を支援し、将来の再生医療分野における取扱い製品の拡充を目指してまいります。
本出資は、ノイルイミューンの第三者割当増資を本ファンドが引き受けることにより実行されます。ノイルイミューンが調達した資金は、製品開発費用に充当されます。
なお、本出資が当社の業績に与える影響は軽微であります。
以 上
ノイルイミューン・バイオテック株式会社について
所 在 地:東京都港区芝大門二丁目12-10
代 表 者:代表取締役 玉田 耕治
事業内容:CAR-T 細胞療法を主とした新規がん免疫療法の開発
ウェブサイト: https://www.noile-immune.com/
MEDIPAL Innovation 投資事業有限責任組合について
当社は、「医療と健康、美」のフィールドで主に卸売事業を行っており、主要な事業セグメントのひとつである医療用医薬品等卸売事業では、医薬品、医療機器、再生医療等製品の開発促進に貢献するため、開発の初期段階から発売後の流通までベンチャー企業をサポートする独自の取組みを進めております。
この取組みの一環として、当社は2021年3月、SBI ホールディングス株式会社(東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)の100%子会社である SBI インベストメント株式会社(東京都港区、代表取締役 執行役員会長兼社長:北尾 吉孝、以下、SBI インベストメントという)と共同で本ファンドを設立いたしました。
本ファンド設立後、SBI インベストメントが有する多様なソーシング機能を活かし、様々なベンチャー企業への出資可能性を検討しております。
【お問い合わせ先】
株式会社メディパルホールディングス 広報部
TEL:03-3517-5171