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第126回京銀クォータリー・サーベイ(景気動向調査)の調査結果のご報告

2024/09/04  株式会社 京都銀行 

2024 年 9 月 4 日

第 126 回「京銀クォータリー・サーベイ」(景気動向調査)の 調査結果のご報告

京都銀行ならびに京都総研コンサルティングでは、地元京都における景気動向および企業活動の変化をタイムリーに把握するため、今般、京都府内企業を対象に「京銀クォータリー・サーベイ」(景気動向調査)を実施いたしました。その調査結果がまとまりましたので、ご報告申し上げます。

<要 旨>

京都企業の業況判断DI値(「良い」-「悪い」)は、全産業ベースで今回 8月調査は前回 5 月調査から 7 ポイント改善の▲14 となりました。2 四半期連続で改善となり、京都企業の景況感は緩やかに回復していることを確認する結果となりました。

製造業(▲25→▲16)は 9 ポイントの改善で、金属製品(▲53→▲19)が大幅に改善したほか、けん引役の機械業種(▲25→▲15)は一般機械(▲19→▲18)、電気機械(▲22→▲9)、輸送機械(▲86→▲50)、精密機械(▲13→▲7)と 4 業種全てにおいて改善しました。非製造業(▲16→▲10)は 6 ポイントの改善で、機械器具卸(+22→±0)が後退し、不動産(±0→▲14)で悪化した一方、小売業(▲20→▲5)、建設(▲13→▲5)、運輸・倉庫業(▲43→▲21)で持ち直しました。

主要項目DIでは、受注・需要(▲23→▲16)が 2 四半期連続で改善したことにより、売上高(▲21→▲16)も 2 四半期連続で改善しました。仕入価格(+61→+58)、販売価格(+24→+21)ともにプラス幅がやや縮小しました。引き続き原材料価格の高騰が仕入価格に影響しているとの声も出ている一方、価格転嫁の動きは十分とは言えない状況が続いています。

先行き(3 か月後)は▲11 と 3 ポイントの改善を予想しています。

今回の調査では、機械業種の受注・需要の回復が全体をけん引し業況判断は 2四半期連続で改善しました。足もとでは半導体関連の需要が好調で業況判断の回復につながっています。先行きは慢性的な人手不足や海外経済の動向、物価上昇の影響や為替動向等不透明感が強い状況が続いています。

こうした状況を乗り越えて、京都経済が今後も持続的な回復につながるか注目されます。

以上


公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kyotobank.co.jp/news/2024/0904_01.pdf

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