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最終更新時刻:17時11分

【最新オフィスマーケットレポート発表】オフィス空室率 前月から小幅に低下

2024/07/08  三幸エステート 株式会社 

募集賃料 前月から小幅な動きに止まる

三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:武井重夫)は、2024年6月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル※1のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2024年7月号」を公表します。
※1:大規模ビル=1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※調査時点:2024年6月末現在および各年12月31日時点







※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/

東京都心5区 大規模ビル 空室率&潜在空室率
空室率 前月から小幅に低下 港区を中心にまとまった面積の空室が消化
空室率は前月比マイナス0.11ポイントの4.22%と、前月から小幅に低下した。空室を抱えた新築ビルの竣工があったものの、港区の既存ビルを中心にまとまった面積の空室が消化され、主な低下要因となっている。潜在空室率は前月比マイナス0.41ポイントの6.40%となり、空室率同様に前月から低下した。<空室率&潜在空室率>



東京都心5区 大規模ビル 募集賃料&募集面積
募集賃料 前月から小幅な動きに止まる 横ばい傾向が続く
募集賃料は前月から上昇したが小幅な動きに止まり、横ばい傾向が続いている。募集状況が改善したビルの中には、募集条件を引き上げるケースが見られる一方、リーシング活動が長期化しているビルではテナント誘致目的での賃貸条件の緩和やキャンペーンが実施されている。<募集賃料&募集面積>




東京都心5区 大規模ビル 区別 潜在空室率
港区で1ポイント超の大幅な低下
区別の潜在空室率は、港区で前月から1ポイント超の大幅な低下となった。昨年、港区の潜在空室率は空室を抱えた新築ビルの竣工が続いたことで空室率同様に上昇し、2023年7月には11%台に達した。その後も都心5区で最も高い水準で推移しているが、今年に入ってからは低下傾向に転じ、直近は8%台半ばまで低下している。<区別 潜在空室率>





アナリストの視点
港区では昨年竣工した複数の新築ビルで大口の募集床が依然として残っているものの、既存ビルでは解約予告期間中の募集床が数千坪単位で成約し、潜在空室率の低下要因となっている。コロナ禍以降、大口の面積帯はテナントの動きが鈍く解約予告期間中に成約に至らない傾向が見られた。足元では立地条件等と賃貸条件のバランスが良好な既存ビルを中心に大口需要を吸収しており、オフィス需要の勢いを示している。(市場調査部 今関豊和・津田宏美)





<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>




<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>









三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/



三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。

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