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最終更新時刻:17時11分

【最新オフィスマーケットレポート発表】オフィス空室率 前月から低下

2024/08/08  三幸エステート 株式会社 

募集賃料 前月から小幅な動き

三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:武井重夫)は、2024年7月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル※1のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2024年8月号」を公表します。
※1:大規模ビル=1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※調査時点:2024年7月末現在および各年12月31日時点







※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/







東京都心5区 大規模ビル 空室率&潜在空室率
空室率 前月から低下 港区の新築・築浅ビルを中心に空室消化が進む
空室率は前月比マイナス0.17ポイントの4.05%と前月から低下し、2022年2月以来の3%台が目前に迫っている。港区の新築・築浅ビルを中心に、本社移転や館内増床等でまとまった面積の空室消化が進んだことが主な低下要因となっている。潜在空室率は前月比マイナス0.36ポイントの6.04%となった。

<空室率&潜在空室率>







東京都心5区 大規模ビル 募集賃料&募集面積
募集賃料 前月から小幅な動き 横ばい傾向が継続
募集賃料は前月から上昇したものの小幅な動きに止まっており、横ばい傾向が継続している。大口の募集床を抱えるビルやリーシング活動が長期化しているビルでは、テナント誘致目的での賃貸条件の緩和やキャンペーンを実施している。一方、募集状況が改善したビルの一部では募集条件を引き上げる動きが見られる。

<募集賃料&募集面積>






東京都心5区 大規模ビル ネット・アブソープション&新規供給
3期連続で需要超過
ネット・アブソープション(吸収需要)はオフィス需要の指標であり、一定期間におけるテナント入居面積(稼働面積)の増減を表す。2023年第1~第3四半期は、都心部での大量供給を背景に供給過剰となったものの、2023年第4四半期からは3期連続で需要が供給を上回る需要超過となっている。

<ネット・アブソープション&新規供給>




アナリストの視点
経済活動の活発化によるオフィス需要の増大と低水準の新規供給を背景に、需要超過の状態が続き空室率は緩やかに低下している。需要は回復傾向にある一方、新築ビルがまとまった面積の空室を抱えて竣工する傾向も続いている。今年の新規供給は第3四半期に集中していることから、今後の空室率が注目される。(市場調査部 今関豊和・津田宏美)





<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>






<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>










三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/



三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。

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