B2BCH_ONE
B2BCH_TWO
最終更新時刻:17時11分

松戸市立第一中学校男子バレーボール部が全国大会へ!

2024/08/20  松戸市  


松戸市立第一中学校 男子バレーボール部

昨年の関東大会初戦敗退の悔しさをバネに全国大会出場へ
 松戸市立第一中学校(以下、「松戸一中」)男子バレーボール部は、2023年11月の新人体育大会で優勝、2024年6月の千葉県バレーボール選手権大会で優勝すると、7月に開催された「第78回 千葉県中学校総合体育大会 男子バレーボールの部」でも優勝し、千葉県内の公式戦では1年間無敗の3冠を見事達成しました。また、8月8日から開催された「第59回 関東中学校バレーボール大会」でも2勝してベスト8に入賞し、チームの目標であった「全国大会出場」を見事に達成しました。
 松戸一中男子バレーボール部顧問の矢口 周(やぐち しゅう)先生と部長・副部長・次期部長の4人に、関東大会までの振り返りや全国大会へ向けた意気込みについて、インタビューしました。
※この記事の内容は2024年8月16日現在のものです。

「令和6年度 第78回 千葉県中学校総合体育大会 男子バレーボールの部」結果
優勝〔7月27日(土曜)・28日(日曜)〕1回戦:松戸一中 対 旭市立第一中学校 【2対0】
2回戦:松戸一中 対 船橋市立行田中学校【2対0】
準々決勝:松戸一中 対 千葉市立山王中学校【2対1】
準決勝:松戸一中 対 市川市立第七中学校【2対0】
決勝:松戸一中 対 船橋市立船橋中学校【2対0】






「令和6年度 第59回 関東中学校バレーボール大会」結果ベスト8〔8月8日(木曜)・9日(金曜)〕
1回戦:松戸一中 対 中央市立田富・玉穂中学校【2対0】
2回戦:松戸一中 対 草加市立青柳中学校【2対0】
準々決勝:松戸一中 対 駿台学園中学校【0対2】
















選手の自主性と責任感が生んだチームの成長と掴んだ全国への切符
 男子バレーボール部顧問の矢口 周(やぐち しゅう)先生は、自身も中学・高校・大学とバレーボール部の強豪校で活躍し、松戸一中男子バレー部の顧問に就任して今年度で6年目を迎えます。選手たちが「矢口先生の指導がなかったら、チームはここまでまとまらなかったし、千葉県大会の3冠も全国大会出場もできなかったと思います。広い視野でチーム全体と一人ひとりをきちんと見てくれるし、厳しさの中に優しさもあって、技術的な面だけでなく、挨拶やボール拾いの大切さなど、人間性の部分でかなり成長できました。」と語るように、チームの雰囲気が良く、上級生と下級生が学年の垣根なく練習をこなし、そんな中にも厳しさやお互いを鼓舞するような声掛けもあり、矢口先生とチーム全体が高い集中力で同じ方向に向かっているのが伝わってきます。
 チームの育成方針を矢口先生に訪ねると、「部活動は学校教育の一環であって、学校生活あってのバレーボール部です。ただバレーボールが上手になればいいというわけではなく、生徒たちにはバレーボール部を通して”人”として成長してもらいたい。そのためにも、生徒たちへの接し方が重要なので、意識的に言葉掛けをするようにしています。」と話してくれました。
 練習方法や技術面だけでなく、挨拶やマナーなどの人としての“礼儀”の部分を重んじる矢口先生が率いる松戸一中だからこそ、選手たちの自主性と責任感がチームの成長を生み、全国への切符を掴めたのかもしれません。

松戸一中の全国大会出場は31年ぶりの快挙

(左から)西川校長先生、東畑校長先生、矢口先生

 松戸一中男子バレーボール部は、1990年以来34年ぶりに「千葉県中学校総合体育大会」を制し、1993年以来31年ぶりに全国大会出場(当時は千葉県3位)を決めました。全国大会出場を決めた「関東中学校バレーボール大会(山梨県で開催)」には、松戸一中の西川康弘校長先生と31年前の松戸一中男子バレーボール部の顧問・東畑(とうはた)宏之先生(現松戸市立八ケ崎第二小学校校長)も応援に駆け付けました。
 松戸一中男子バレーボール部の強さは、34年後の今も着実に受け継がれています。

3年生の関東大会敗退の悔しさをバネに、守備力強化でチーム力アップへ
 今後の目標などについて、このチームの部長と副部長、次期部長(2年生)の4人にインタビューしました。

部長:菅野 風雅(かんの ふうが)さん(3年生、レフト)
 「目標にしていた千葉県大会の3冠(秋、春、夏)と夏の全国大会出場が達成できて、まずはホッとしました。決して順風満帆だったわけではなく、秋の千葉県大会で優勝してからは自分たちが追われる立場となり、プレッシャーがかかる中、目標達成に向けて部長としてチームを引っ張って来ました。試合中も、特に苦しい展開の時にはミスを引きずらないよう積極的に声を掛け、点が入った時はチームを盛り上げるよう、心掛けました。勝因は守備力の強化と、この1年間で個々の能力が上がり、スパイクの決定率が高くなったことが大きいです。」

副部長:深川 蒼太(ふかがわ そうた)さん(3年生、ライト)
 「(勝因は)秋・春と優勝して他校から追われる立場になり苦しい試合が続きましたが、チームのレベルアップだけでなく、個人としても部活動以外にクラブチームで遅くまで練習したおかげだと思いますし、練習をサポートしてくれたり、たくさんの方たちに支えて頂いたからこそ、目標が達成できたと思っています。ここまで来たら、集中力と団結力をもって皆で日本一を目指して頑張ります。」

副部長:田崎 舜也(たざき しゅんや)さん(3年生、レフト・ライト)
 「(勝因は)これまで守備面を強化してきて、特にチームのブロック力が上がったことが大きいです。個人的にも優勝を決めた最後の得点が自分のブロックポイントだったので、これまでの努力が報われて本当に嬉しかったです。また、攻撃面でもミドルブロッカーの2人がチームにいい流れを作ってくれて、苦しい展開でも競り勝てたのだと思います。全国大会では、まずは声でチームを鼓舞して、さらに自分のブロックで相手のエースを止めて、一つでも多く勝てるよう頑張ります。」

次期部長:平塚 煌大(ひらつか こうた)さん(2年生、レフト)
 「3年生は練習の取り組みや姿勢が素晴らしく、とても勉強になります。一人ひとりがしっかり自分を持っていて、お互いに言い合える厳しさもあり、レギュラーだけでなく、ベンチとも気持ちを高め合える関係がすごいです。このチームで3年生と一緒にバレーボールができる期間はあと少しですが、プレー中の声掛けや攻撃のバリエーションなど、吸収すべきことが多いので、自分たちのチームでも先輩が達成した千葉県大会の3冠(秋、春、夏)を目指して頑張りたいです。」






 松戸一中男子バレーボール部では、チームの状態が悪くなってきた時に、独自にチームの「マインドマップ」を作成し、“全国大会に出場するために、自分たちに必要なものは何か?”をチームの皆で改めて考え、体育館に掲示して、一人ひとりの意識を共有してきました。これには、「監督から言われたことだけをやるのではなく、普段から責任感を持って自分たちでやるべき事を考え、自覚することが大事です。」と語る矢口先生の想いが詰まっています。




 昨年の夏、関東大会初戦で敗退し、あと一歩のところで全国大会出場に届かなかった悔しさを忘れず、選手たちの“自主性”を尊重し、チームの成長とともに、見事に達成した千葉県内の公式戦負けなしの”3冠”。8月22日(木曜)に開幕する次のステージ「第54回 全日本中学校バレーボール選手権大会」に向けて、まだまだ進化し続ける松戸一中男子バレー部の活躍に、期待が膨らみます。

他の画像

関連業界