~藻類の「可能性」を「カタチ」に、グローバルでの事業開発を加速~
「藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する」をミッションとして、世界初の藻類開発プラットフォームを提供する株式会社アルガルバイオ(本社:千葉県柏市、代表取締役:木村 周、以下「当社」)は、シリーズB資金調達の1st Closingで5.9億円の資金調達を実施しました。
本シリーズB資金調達の1st Closingでは、DBJキャピタルをリード投資家として、既存投資家である東京大学エッジキャピタルパートナーズ(以下、UTEC)に加え、新たにScrum Ventures、みずほキャピタル、りそなキャピタル、三菱UFJキャピタルを引受先としています。また、引き続き2nd Closingを予定しており、資金調達額は更に増加する見込みです。尚、当社累計調達額は本Closingまでに10億円超となりました。
アルガルバイオは、人々の健康、よりサステナブルな食糧供給、地球温暖化といった様々なグローバル規模の社会課題を解決する手段の一つとして「藻類」があると強く信じております。特に「藻類」はCO2を活用して有用成分を産生することから、『循環・共生型』社会の実現において大変有用な資源です。今回の資金調達を受け、「藻類」が持つ様々な可能性を「カタチ」にする為の世界初のバイオファウンダリー型藻類開発プラットフォームを更に強化し、様々な産業でご活躍されるパートナー企業と共に藻類由来の新たなプロダクト・ソリューションの事業化を加速させる他、グローバルな事業展開についても加速させて参ります。
【シリーズB資金調達1st Closing概要】
調達額:5.9億円(累計調達額:10.4億円)
1st Closing引受先(順不同・敬称略):
DBJキャピタル(DBJキャピタル投資事業有限責任組合)
UTEC(UTEC4号投資事業有限責任組合)
Scrum Ventures(Scrum Ventures Fund IV L.P.)
みずほキャピタル(みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合)
りそなキャピタル(りそなキャピタル6号投資事業組合)
三菱UFJキャピタル(三菱UFJキャピタル8号投資事業有限責任組合)
【新規投資家コメント】
DBJキャピタル シニアインベストメントマネージャー 石元 良武氏
現在人類が直面する、食糧問題やエネルギー問題を解決するための手段として、藻類は大きな可能性を秘めていると考えております。当社の保有する藻類の研究開発プラットフォームから今後もSDGsに貢献する多くの製品が生まれ、日本のみならず世界に向けた事業展開を行う企業として、事業拡大を進められることを期待しております。DBJキャピタルは政府系金融機関のVCとして、当社の取り組みを支援して参ります。
スクラムベンチャーズ Associate トゥージング アントン氏
現在、地球規模で取り組まなければならない環境、食糧、そして人々の健康という課題に対して、藻類は大きな可能性を秘めています。藻類種は数十万もある中、現在はまだ数十種しか商業化されていません。 アルガルバイオは他社に類を見ない独自の多種多様なライブラリーを基にまだ眠っている藻類のポテンシャルを引き出し、世界に広げることを目指しています。「藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する」そのミッションを応援すべく、我々も欧米のネットワークを活かし最大限のサポートをさせて頂きます。
みずほキャピタル 代表取締役社長 大町 祐輔氏
アルガルバイオ社は、藻類を活用し社会課題の解決に挑戦をする、革新的なスタートアップ企業です。
藻類開発プラットフォームを基に、ヘルスケアやカーボンニュートラルといった幅広い領域でのビジネス展開に大いに期待しています。
木村CEO、竹下CSOを中心とした素晴らしいチームと共に、“藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する”というミッションの実現に向けて、みずほグループ総力をあげてサポートして参ります。
りそなキャピタル 代表取締役社長 菊池 英勝氏
アルガルバイオ社は、さまざまな社会課題に対して複数の藻類種からアプローチできる大変ユニークな企業です。藻類の持つ省資源性・高効率性は、循環型社会への転換にも寄与するものと考えており、当社の優れた研究基盤とその開発力に期待し、今回投資させていただきました。
りそなグループとしても社会課題・環境課題への取り組みに共感し、グループのネットワークを通じて協力していきたいと考えております。
三菱UFJキャピタル 副部長 高橋 賢次氏
当社が手掛ける微細藻類によるバイオリファイナリー事業は持続可能な社会を目指していくためには極めて社会的意義の大きい事業と考えます。また従来のアプローチと大きく異なる当社ビジネスモデルや、熱意の溢れる経営チームと開発チームにも大きく期待しており、今回出資となりました事を大変喜ばしく思います。ビジョン実現に向けMUFGのグループ力を駆使して支援して参ります。
【既存投資家コメント】
UTEC パートナー/当社取締役 井出 啓介氏
UTECはアルガルバイオが目指す「藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する」社会の実現のため、創業者の竹下CSOが東大の博士課程研究時から伴走して参りました。それ以降素晴らしいチームが集まり事業を成長させています。今回新たに迎え入れ投資家の方々と共に継続支援していきたいと思います。
【当社コメント】
代表取締役社長 CEO 木村 周
2021年5月に代表取締役社長のバトンを創業者である竹下(現取締役 CSO)から引き継いで以降、常に藻類の「可能性」を「カタチ」にすることにこだわって社員一同チャレンジを続けて参りました。シリーズB資金調達で多くの投資家の皆様よりご支援を頂き、またこうして藻類の可能性をひとつ「カタチ」に出来たことを大変嬉しく思います。同時に、投資家の皆様の期待以上に更に躍進できる様に、社員一同、ひとつ一つ藻類の「可能性」を「カタチ」にして、創業以来の想いである「藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する」、を実現して参ります。
■アルガルバイオについて
東京大学発ベンチャーとして「藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する」をミッションに、健康・食糧・環境といった産業領域に最適な藻類技術をパートナー企業へ提供する世界初のバイオファウンダリーを構築しております。
用途や目的生産物に最適な藻類種を当社保有の藻類ライブラリーとそれに付随する蓄積データからスクリーニングするとともに、育種改良や培養製法の最適化を通じて事業化・実用化に必要な“藻類技術パッケージ”をお客様へ提供していくバイオファウンダリー型の藻類開発プラットフォームとして様々な藻類由来のプロダクトやソリューションを開発中です。
<沿革>
2018年3月 株式会社アルガルバイオ設立(本社:東葛テクノプラザ)
2018年4月 シード資金調達(0.4億円)
2018年10月 東大柏ベンチャープラザに研究所を開設
2019年4月 培養技術センター開所(柏市船戸)
2019年7月 公益財団法人ひまわりベンチャー育成基金「2019年度助成事業」交付
2019年11月 シリーズA資金調達(4億円)
2019年11月 Forbes Japan”200 SUPERSTAR ENTREPRENEURS”選定
2020年5月 NEDO「シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援助成金」採択
2020年11月 Forbes Japan”200 SUPERSTAR ENTREPRENEURS”に2年連続選定
2021年8月 Forbes Asia 100 to Watchに選出
2021年9月 週刊東洋経済「すごいベンチャー100」に選出
2021年9月 Falling Walls2021のWinnerに選出
2022年2月 「第38回ビジネスプラン発表会 あすのちばを支えるビジネスチャレンジコンテスト」大賞受賞
2022年2月 J-TECH STARTUP 2021に認定
2022年4月 NEDO「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業(基礎研究エリア)」採択
<会社概要>
<本件に関するお問い合わせは下記までご連絡ください>
株式会社アルガルバイオ 担当:小野田
Tel:04-7138-6207
E-mail:info@algalbio.co.jp
URL :
https://algalbio.co.jp/
以上