BOLDLY株式会社(ボードリー、代表取締役社長 兼CEO:佐治 友基、以下「BOLDLY」)は、高松市および株式会社イースト(代表取締役:長島 秀晃)の2者を構成団体とする高松市屋島地区自動運転実証調査事業コンソーシアムが実施する自動運転実証調査事業を受託し、2024年2月23日~3月3日に、高松市の屋島山上の公道で自動運転EV「MiCa(ミカ)」(エストニアAuve Tech社製)の実証運行を行います(以下「本実証」)。ハンドルがない自動運転車両が公道で実証運行を行うのは、香川県内で初めてです※1。BOLDLYは、本実証において、車両の提供や自動走行の設定、BOLDLYが開発・提供する運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」の提供、「Dispatcher」を用いた運行・遠隔監視業務などを行います。
屋島は、観光客に加えて地域住民も多く訪れる高松市のシンボルです。屋島山上では、2022年に観光交流拠点施設「やしまーる」(指定管理:株式会社イースト)がオープンするなど、にぎわいや活性化の動きが広がる一方、屋島山上と山麓を結ぶシャトルバスの運転手不足や、観光客の増加に伴う渋滞などが課題となっています。本実証では、屋島山上観光駐車場を起点にスカイウェイ視点場を折り返し地点とする往復約2kmのルートを、「MiCa」が自動運転レベル 2で運行し(6便/日)※2、シャトルバスの持続可能性に対する自動運転技術の有効性を検証します。
本実証の運行ルートでは、乗車中に、平家物語で描かれる源平屋島合戦の名場面である「義経の弓流し」や「那須与一の扇の的」などの舞台となった景色を一望でき、歴史を楽しむことができます。出発地点の屋島山上観光駐車場には、源平屋島合戦の逸話を紹介するアートパネルが設置されており、事前に当時の歴史について学ぶことができます。折り返し地点であるスカイウェイ視点場では約5分の停車時間を設け、乗客は一時降車して源平合戦古戦場の景観を堪能できます。
本実証を通して、高松市屋島地区自動運転実証調査事業コンソーシアムは、BOLDLYの協力の下、自動運転の社会受容性の醸成を図る他、自動運転に関する情報収集や分析、検討などを行い、自動運転車両の導入に向けた検証を進めます。BOLDLYは、全国各地の自治体などと連携しながら、自動運転技術を活用した便利で持続可能な移動サービスの実現に向けた取り組みを推進します。
※1 BOLDLY調べ、2024年2月22日時点。
※2 バス停は屋島山上観光駐車場の1カ所です。スカイウェイ視点場から乗車することはできません。
【運行の概要】
・運行期間:2024年2月23日~3月3日 ※2月25日を除く
・運行速度:時速20km未満
・乗車定員:7人(オペレーター1人を除く)
・乗車方法:事前予約不要・先着順
・運賃:無料
・運行本数:6便/日
・走行距離:往復約2km
【運行ダイヤ】
・屋島山上観光駐車場を起点にスカイウェイ視点場を折り返し地点とする往復のルートを1日に6便運行します。屋島山上観光駐車場の出発時刻は下記の通りです。
【運行ルート】
・屋島山上観光駐車場~スカイウェイ視点場
【LINE公式アカウント】
LINE公式アカウント「高松市屋島_自動運転バス走行実験」で、「MiCa」の運行状況や運行ダイヤを確認できます。下記のQRコードから“友だち登録”を行うことができます。
https://lin.ee/RYxYhOb
【MiCa】
【スカイウェイ視点場】
【屋島山上観光駐車場に設置されているアートパネル】
【BOLDLY について】
2016 年の設立以来、自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスの実現に向けて取り組んでいます。業界のトップランナーとして、これまでに全国各地で 140 回以上の実証実験を行った他、自治体や企業に対する自動運転車両の導入支援・コンサルティングを行い、国内複数カ所で自動運転バスの社会実装を実現しています。30 種類以上のモビリティと接続可能な自動運転車両運行管理プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を開発・提供し、自動運転サービスの安全安心な運行に貢献しています。
会社名:BOLDLY 株式会社
所在地:東京都港区海岸 1-7-1 WeWork 東京ポートシティ⽵芝 10 階
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 佐治 友基
https://www.softbank.jp/drive/
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