2024-05-14
朝日新聞社から
朝日新聞グループに、カタログ通販主力の「ライトアップショッピングクラブ」が加わります
株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:中村史郎)は14日付で、衣料品、雑貨、食品などの通信販売と店舗販売を営む株式会社ライトアップショッピングクラブ(代表取締役:若菜さおり)の全株式を取得することを、同社株を100%保有する株式会社スタイリングライフ・ホールディングス(代表取締役:北村博之)と合意し、株式譲渡契約を締結しました。20日に取得する予定です。
握手してほほえむ朝日新聞社の中村史郎社長(左)とライトアップショッピングクラブの若菜さおり代表取締役。 中村社長の衣装は、同社が取り扱うなかから若菜さんがコーディネートした=朝日新聞東京本社
ライトアップショッピングクラブは、1971年にソニーグループのレコード通販会社として設立され、以来50年以上にわたり、国内外から価値ある衣料品、雑貨、食品などを選りすぐり、カタログやオンラインを通じてお客様に届けてきました。1983年には直営店舗を開店し、お客様とのつながりをさらに深めてきました。
創業当初より、作り手のこだわりや商品の背景にある物語を伝えることで、愛着をもって長く使ってもらえる商品をお客様に届けることをモットーとしています。主力のカタログは年間100媒体(10種類以上)にのぼり、顧客のニーズに沿ったカタログを届け、自社のカスタマーセンターで受注、アフターサービスを行っています。また主要都市の中心部に店舗を構え、商品の試着やサイズ調整、修理等、店舗独自のサービスを展開しています。
成長中のオンラインストアは、各カタログや新聞掲載商品のほか、オンライン限定商品や独自の特集ページで前年伸長を続けています。
日本の65歳以上の高齢人口が3,600万人を上回るなか、健康寿命も伸び続けて、元気で活動的なシニア層が今後も増えていく見通しです。
ライトアップショッピングクラブをグループに迎えた朝日新聞社は、お客様の生活を豊かに、楽しく、前向きになれるような情報や商品をさらに幅広く届けていきます。
ライトアップショッピングクラブが持つ魅力的な商品の情報を、新聞読者をはじめとする、朝日新聞社のお客様に紙面やウェブメディア、メールなどで届けます。一方、朝日新聞グループが持つ商品やサービスの情報を、ライトアップショッピングクラブのお客様にも届けます。そして両社が持つコミュニティを通じ、お客様の生活を豊かにするような新たな商品やサービスを連携して開発していきます。
ライトアップショッピングクラブは、若菜さおり氏が引き続き代表取締役を務め、朝日新聞社グループと連携してさらに同社の成長を図ります。
【会社概要】
- 名称 株式会社ライトアップショッピングクラブ
- 所在地 本社:東京都新宿区北新宿2-21-1
- 代表者 代表取締役 若菜 さおり
- 事業内容 衣料品・雑貨・食品等のカタログ通販、EC・店舗販売
- 資本金 1億円
- 設立年月 1971年 3月
- 名称 株式会社朝日新聞社
- 所在地 東京本社:東京都中央区築地5-3-2
大阪本社:大阪市北区中之島2-3-18
- 代表者 代表取締役社長 中村 史郎
- 事業内容 新聞・デジタルメディアによるコンテンツ事業、展覧会などのイベント事業、不動産事業
- 資本金 6億5,000万円
- 創刊年月 1879年1月
◆若菜さおり・ライトアップショッピングクラブ 代表取締役 コメント
ライトアップショッピングクラブは、1971年の創業以来、お客様の高い美意識や審美眼にお応えすべく、「長く愛されるクオリティの高いもの」、「他とは違う独創的なもの」を追求し、付加価値の高い品々を、その背景にある作り手の物語とともにご紹介してまいりました。
今後も引き続き、お客様の心を豊かにし、暮らしを“ライトアップ”する品々をお届するとともに、朝日新聞グループのパーパスである「つながれば、見えてくる。ひと、想い、情報に光をあて、結ぶ。ひとりひとりが希望を持てる未来をめざして。」の実現に向けて、朝日新聞グループが有する豊富なアセットと当社の強みの融合により、社員一同、心ときめかせながら新たな価値の創出に邁進してまいります。
◆中村史郎・朝日新聞社 代表取締役社長 コメント
本物志向のシニア層から支持を得ているライトアップショッピングクラブという、大変心強い仲間が朝日新聞グループに加わってもらえました。ライトアップショッピングクラブと朝日新聞社の顧客基盤には広く共通性があり、シナジー効果を高めることはもちろん、新しい事業創造につなげられるものと期待しています。グループ一丸となり、通販事業のさらなる発展、そして「人生100年時代」を見据え、シニアのライフスタイルを応援する事業の強化に力を注いでいきます。
朝日新聞社は、2029年に創刊150年を迎えます。このたび「つながれば、見えてくる。ひと、想い、情報に光をあて、結ぶ。ひとりひとりが希望を持てる未来をめざして。」というパーパスを定めました。私たちの理念を込めたこのパーパスを実現させるうえで、ライトアップショッピングクラブが培ってきた商品企画のネットワーク、お客様の声に真摯に向き合う仕組みが、重要な鍵になります。両社は、ひとりひとりが希望を持てる未来を目指して、つながりました。元気で活動的なシニアを軸に、豊かなライフスタイルを送りたいという想いに応えるべく、ともに歩み始めます。
◆株式会社 ライトアップショッピングクラブ 沿革
1971年 |
CBS・ソニーレコード(株)の100%出資により、音楽レコード通販会社として(株)CBS・ソニーファミリークラブ(現ライトアップショッピングクラブ)設立 |
1970年代後半 |
輸入雑貨の取扱いを開始(その後家庭用品、衣料品等にも拡大) |
1983年 |
カタログ通販事業を開始、直営店舗を銀座に開店 |
1991年 |
受注・顧客サービスと物流の総合拠点として静岡オペレーションセンターを開設 |
1994年 |
社名を(株)ソニー・ファミリークラブに変更 |
1996年 |
音楽レコード・CD通販事業等を事業譲渡 |
2002年 |
東京都八王子市にカスタマーサービスセンターを開設し、受注・顧客サービス 機能を移転 |
2006年 |
グループ再編によりスタイリングライフ・ホールディングスの100%子会社となる。現在の社名に変更 |
2008年 |
東京放送(現:TBSホールディングス)がスタイリングライフ・ホールディングスの株式の51%を取得 |
2021年 |
創業50周年を機に、企業メッセージ「あなたに、二つの物語。」を策定 |