セイタロウデザイン金沢・宮川智志氏が監修した新オフィス。インストラクショナルデザインで実現したい人材育成を黄金比&無機・有機の融合で表現し、リープのサービス価値を最大化する機能的なオフィスに
リープ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:堀貴史)は、2023年8月、事業拡大と企業ブランド力のさらなる強化のため、オフィスを天王洲アイル駅に立地する東京フロントテラスに拡張移転した。オフィスデザインは、国内外のアワードにおいて受賞歴多数のセイタロウデザイン金沢(本社:石川県金沢市、代表取締役:宮川智志)に依頼。9月末に全ての移転作業を終え、従業員一同、顧客ニーズをより的確に捉えたサービスの開発・推進へ向け、新たな一歩を踏み出す。
オフィス移転の背景「“LEAP”飛躍の象徴、企業イメージを刷新」
リープ株式会社は、インストラクショナルデザインに基づく企業教育支援のコンサルティングサービスを多くの企業に提供している。特に、従業員のパフォーマンス評価・分析・学習支援サービス「スキルパレット」が、製薬企業をはじめとする大手企業に幅広く利用されており、リスキリングを推進する社会背景に伴い、成長を続けている。
また、創業当時より大切にしている「教育に戦略を」というミッションのもと個性豊かで専門性が高いメンバーが集い、個の力を最大限に発揮しながら様々な顧客ニーズに応える活動に取り組んでいる。
そして2023年、創業8周年を迎えた当社は事業拡大や従業員数増加に伴い、オフィス移転を決意。リープの目指す姿“Leap’s Sail”、情報発信力の強化や海外企業へのアプローチ、構想している新たな取り組み、コンサルティング業界の既成概念を覆すようなDXサービスの創出など、「パフォーマンス評価・分析サービスが導く人材育成」という世界観をより多くの人に伝えていきたいという強い思いから、企業イメージの刷新に至った。
“ADDIE(アディ)モデル”のペンタゴンからインスパイアされた黄金比”
リープが大切にするインストラクショナルデザイン理論の中で、代表的なフレームワーク“ADDIEモデル”の五角形。この五角形「ペンタゴン」は、辺の長さを1とした時に、対角線の長さを算出すると人間が最も美しいと感じる黄金比率「1:(1+√5)/2」となることから、黄金長方形・黄金螺旋を用いたデザインを印象的に配置。さらに無機的なものと有機的なものの対比が見られるデザイン「対になるものが同居した空間」を全体のソースとして、リープの人材育成に取り組む上で重要となる“ロジック”と“パッション”という対のバランスが表現されている。
⻩金比と無機・有機の融合を用いた空間(写真上・エントランス/写真下・カンファレンスルーム)
無機(人工素材)と有機(木材)が対になる素材や配⾊を空間の中に折り込み、各マテリアルの配置には⻩金比の曲線や格子の直線を印象的に用い、意匠を構築。
宮川智志氏が語るオフィスデザイン・コンセプト
リープの特徴は「論理性を大事にする数学的なデータ分析」と、「対話を突き詰めた情熱的な人材育成」という異なる要素の組み合わせであり、その理念は教育工学「インストラクショナルデザイン」に由来するのことで、このリープのサービスを可視化するために無機的なものと有機的なものの対比(異なる要素の対比)が見られるデザインをメインのコンセプトに据え、空間に落とし込みました。
エントランスは無(人工素材)・有(木材)と対になる素材や配色を折り込み、各マテリアルの配置には、ADDIEモデルの正五角形からインスパイアされたデザインを美しく表現するために黄金比を用い意匠を構築。インストラクショナルデザインの理論性を具現化いたしました。また格子を整然と配し、一部壁面にはガラスを用いて社内の様子が見て取れることで、開かれた、また奥行きのある空間計画としています。
カンファレンスルームはエントランスと対になるデザインを施すことで、エントランスからのイメージを損なわない印象的なカンファレンスルームに。オフィスエリアについても各セクションで用途に合わせた素材を選定し、デスクをはじめリフレッシュエリア、スタジオなども目的に合わせて空間を演出しています。
異なる要素の対比と黄金比は、多様性や包含、それらの組み合わせの美しさ、緻密さなどの象徴としてデザインに入れ込むことで、リープらしく働く環境を社内外に向けて発信できるオフィスを作ることができたと思っております。(宮川氏)
■宮川智志氏 プロフィール
株式会社セイタロウデザイン金沢 代表取締役 インテリアデザイナー
1985年生まれ。石川県出身。建築設計事務所、インテリアデザイン会社を経て2011年に独立。 インテリアデザイン会社を設立の後、2016年株式会社セイタロウデザイン金沢を石川県に設立。 インテリアデザイン以外にもプロダクト、地方創生のサービスデザインなど様々なデザインプロジェクトを展開し、国内外にて建築及びインテリアデザイン業務を行っている。 店舗・オフィスデザインにおいては施主の思想やビジョンを明確にデザインに落とし込み、ビジュアル化することで空間をデザイン。世界各国のデザイン賞を多数受賞している。
https://www.seitaro-designkanazawa.com/
心象風景を表現する写真家竹腰隼人氏(
https://www.h-takekoshi.com/)の作品が展示されているギャラリー(写真左)、東京湾やレインボーブリッジを眺めながら思考を切り替えるリフレッシュエリア(写真右上)や、知の厳選であるライブラリ(写真右下)などを通して、当社の目指す“Leap’s Sail”をメンバー1人ひとりが体現し、より一層ユニークなリープサービスのクリエティビティ実現を目指す。
“Leap’s Sail” リープの航海
Mission 私たちのミッション
「教育に戦略を」 私達は、パフォーマンスの評価・分析を通じて、企業の成長と発展に貢献します
Vision 私たちが目指す姿
お客様のパフォーマンスが向上しそのサービスや製品の価値が最大化され豊かな社会が実現する
Value 私たちの行動基準
アート:疑問を投げかけて問題を提起する
サイエンス:起きている事象の本質を探る
エンジニアリング:科学的知識・技術を使ってモノやコトを創造する
デザイン:価値を付加し問題を解決、社会ニーズに応える
最後に、オフィス移転という大きな投資に踏み切れたのは、日頃よりお世話になっている企業様、パートナー様の存在の賜物と実感しており、改めて厚く御礼を申し上げます。祝花をいただきました企業様には、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
サービスの主軸となっているAI学習プラットフォーム「スキルパレット」について
リープでは、従業員の商談力に対するスキル評価・課題抽出・学習環境・OJT環境を一貫して実現することで学習DXを促進、成果につながるスキル育成を実現するため、2022年に学習プラットフォーム(SaaS)「スキルパレット(SkillPalette)」を開発。ロールプレイや実際の顧客との商談動画を当システムにアップロードすると、独自AIと認定評価士の評価・分析を経て、スキルレベルと現状の課題が抽出される。サービス導入企業は30社以上、商談スキルの評価実績は2万件以上に上る。
2023年 HRテクノロジー大賞アナリティクスサービス部門賞をはじめ3つの賞を受賞。また、スキルパレットを主軸にしたサービスが評価され、リープ株式会社は米国系メディア『Manage HR magazine』で、2023年のOrganizational Development Top Companiesに選出された。
詳細はこちら:
https://skillpalette.jp/sales.html
会社概要
会社名 :リープ株式会社
本社 : 〒140-0002 東京都品川区東品川2‐3‐14 東京フロントテラス13階
設立 :2015年6月16日
事業 :企業の事業目標達成に向けた教育戦略の支援、及びコンサルティング