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電力先物取引の取引受託・清算受託開始予定および株式会社eClearへの出資について

2024/08/30  株式会社 三菱UFJフィナンシャル・グループ 

2024 年8月30日
株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ
株 式 会 社 三 菱 U F J 銀 行

電力先物取引の取引受託・清算受託開始予定および株式会社eClearへの出資について

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤かめざわ 宏ひろ規のり、以下 MUFG)の連結子会社である株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 半沢はんざわ 淳一じゅんいち、以下 当行)は、電力先物取引の取引受託・清算受託開始をめざして、株式会社東京商品取引所(以下 TOCOM)・株式会社日本証券クリアリング機構それぞれにおいてエネルギー市場の取引参加者資格・清算参加者資格の承認を得ました。また、株式会社enechain(代表取締役 野澤のざわ 遼りょう、以下 enechain)の子会社である株式会社eClear(代表取締役 大津おおつ 清せい太た、以下 eClear)へ 49%の出資を行うことを決定し、eClear と出資関連契約を締結いたしました。これによりeClearは、当行の持分法適用関連会社となる予定です。

TOCOMは、エネルギーの商品先物を取り扱う本邦の取引所です。当行は、TOCOMにおける電力先物取引の取引受託・清算受託事業への参入に向け準備を進めており、10月より取引受託・清算受託を開始する予定です。MUFGの信用力を活かし、電力先物取引の取引受託・清算受託を実施することにより、電力先物市場の取引量増加を通じて電力取引市場全体における価格ヘッジ機能の向上に貢献することを展望しております。

eClear は、日本最大の電力ヘッジ卸取引マーケットプレイス[1]を運営する enechain の子会社であり、卸電力の現物取引におけるカウンターパーティリスク低減のサービスを提供しております。

本件を通じ、MUFGの信用力を活かしたeClearの取引拡大・機能拡張を行うことで、電力の現物などの取引においてより充実したサービスをお客さまに提供することを展望しております。

「エネルギーの安定供給の確保と強靭化」は、政府が掲げる第6次エネルギー基本計画の重要論点です。生成AIの利活用拡大に伴う計算資源の電力消費量増加が予測され、中東情勢の緊迫化や化石燃料開発への投資減退などにより、電力の量・価格の変動が産業および国民生活に与える影響が懸念されています。

MUFGは、中計の3本柱の一つとして掲げる「社会課題の解決(持続可能な社会)」に向け、電力の先物市場と現物市場の双方に参入し、お客さまの取引所へのアクセス改善、関連事業者へのヘッジインフラ構築を通じて、本邦電力取引における価格の予見性の向上や価格ヘッジ機能の拡大をはじめ、小売電気事業者によるサービス提供の多様化など、発電から卸売り、そして小売りに至るまでの電力市場全体の発展と電力供給の安定化に対して、より一層貢献してまいります。

【eClear の概要】
名称 株式会社eClear
設立 2020 年2月18日
代表者 代表取締役 大津 清太
事業内容 卸電力取引におけるカウンターパーティリスク低減のサービス

[1] 事業者間でエネルギー商品の取引を行う場のこと

以 上

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