2023年1月23日
沖エンジニアリング株式会社
沖電気工業株式会社
車載機器・部品向け塵埃試験サービスの新メニュー「降塵試験」開始
国際標準規格に対応、エンジンルーム内の車載機器・部品の耐塵性を確認
メーターパネルの降塵試験の様子
OKIグループで信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長:中井 敏久、本社:東京都練馬区、以下OEG)は、車載機器・部品向け塵埃試験サービスの新メニュー「降塵(こうじん)試験」を2023年1月24日より開始します。国際標準規格であるIEC60068-2-68規格の試験方法Lb(降塵試験)に対応するもので、国内の車載機器・部品サプライヤー向けに提供します。新メニューの追加により塵埃試験サービスを強化し、同サービス全体で年間5,000万円の売上を目指します。
降塵試験は、エンジンルームなどにおける細かい粉塵の自然降下を模擬し、車載機器・部品の密閉性や耐浸食性、動作性を確認する試験です。近年の電動化(EV・HVなど)により、自動車のエンジンルーム内のモーターや各種電子制御機器、コネクター、ハーネスなどの部品搭載数は増加しています。これらの機器・部品には塵埃環境が厳しいエンジンルーム内でも問題なく動作する高信頼性が求められ、車載機器・部品サプライヤーは国内外の自動車メーカーとの取引の際に、IEC60068-2-68規格の試験方法Lbに対応した降塵試験の結果の提出を要求されることが増えています。
OEGは従来からIEC60068-2-68規格の試験方法La2(注1)、JIS C 0920規格(注2)、JIS D 0207規格(注3)などの公的規格や自動車メーカー規格に対応した塵埃試験サービスを提供してきましたが、こうしたニーズに応えるため今回新たに試験装置を導入し、東日本では唯一(注4)IEC60068-2-68規格の試験方法Lbに対応した降塵試験を実施できる体制を整えました。また、試験後に車載機器・部品の性能不良が発生した場合は、故障部位の絞り込みを実施し、塵埃による電子機器への影響を調べることも可能です。
なお、OEGは2023年1月25日~27日に東京ビッグサイトにて開催される「第15回オートモーティブワールド/第6回自動運転EXPOゾーン」(ブース番号:東6ホール〈48-26〉)に出展し、本サービスについても紹介します。
販売計画
- 標準価格
- 100万円/件
- 販売目標
- 年間5,000万円
- サービス提供開始時期
- 2023年1月24日
用語解説
リリース関連リンク
- 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
- 沖エンジニアリング株式会社は、通称をOKIエンジニアリングとします。
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