2012 年よりヒト幹細胞培養液を日本に導入、化粧品原料として提供を続けているアンチエイジング株式会社(本社:東京都港区南青山)は、2022 年8 月設立10 周年を迎えた。10 周年にあたり同社は、昨年上市した浸透型ペプチドビタミンC 誘導体「Pentide-C」に使用されている技術、細胞浸透型ペプチド:CPP を用いた浸透型原料Pentide シリーズの拡充を図っていく。そのため、新しい原料を開発するためのパートナー企業とPentide 協議会を設立、共同で原料開発を行っていく。
2012 年よりヒト幹細胞培養液の化粧品原料を提供しているヒト幹細胞培養液のパイオニア、アンチエイジング株式会社は、2022 年設立10 周年を迎え、さまざまな取り組みをおこなっている。新しい取り組みの柱は機能性成分の保護と浸透だ。2021年に上市したPentide-Cは同社では唯一のヒト幹細胞培養液ではない原料。ビタミンC に細胞浸透型ペプチド:CPP を結合させることで、ビタミンC を安定化し、皮膚に浸透させ細胞に取り込ませることができる。そのため生体内利用率の高いビタミンC 誘導体となっている。この「Pentide-C」は2021 年に行われたCITE JAPAN 2021 アワードにおいて、技術賞の金賞を受賞した。同社では細胞浸透型ペプチド:CPP を用いた浸透・細胞へのデリバリー技術Pentide を用いた新原料の上市を2022 年の年末に予定している。
Pentide 技術の興味深いところは、皮膚に浸透しない成分を浸透させ、細胞にまで届けるという点。リポソームやカプセル技術のように、ただ皮膚に浸透させる技術ではなく、細胞にまで取り込ませることができることで、ビタミンC には最適の組み合わせだった。一方で、化粧品成分において細胞の中で機能するという成分は、これまでの化粧品原料の成り立ちを考えれば、それほど多くはない。細胞内で機能する成分としてよく知られているもでビタミンC 以外の成分となると、例えばCoQ10やグルタチオン、各種アミノ酸やビタミンB 群などが挙げられるが、これらとPentide がうまく結合できるか?また、当然ながらPentide を用いた時に高価格になるため、その原料に市場競争力があるか?単純に浸透させるだけの技術ではないため、成分の選定が非常に難しい。
これらを踏まえアンチエイジング社は、Pentide に興味を持つ企業を募り、原料開発を行っていく「Pentide 協議会」を設立する。同協議会では、各社が興味を持つ素材を持ち寄り、Pentide で応用可能かを協議し、試作などを行い、機能性・市場競争力を加味した上で原料開発を行い、上市の際には協議会パートナー企業に優先的に供給していく。同協議会はすでに「Pentide-C」を購入している企業をパートナーに2022 年12 月に発足する予定。現在決定しているパートナー企業は下記の通り。
Pentide 協議会パートナー企業
E C H株式会社
株式会社協和
三粧化研株式会社
株式会社J T I X
株式会社聖凰
株式会社ディアウーマン
(※アイウエオ順)
本件についてのお問い合わせ
アンチエイジング株式会社
〒107-0062 東京都港区南青山3-4-6 AOYAMA346
電話:03-3478-0248
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