2012年にヒト幹細胞培養液を日本に初めて上市、化粧品原料として提供を続けているアンチエイジング株式会社(本社:東京都港区南青山)は、オリジナル原料を使って、オーダーメイドでエクソソーム原料を製造するサービス『RemyEV-Carrier』の提供を開始した。
2012年よりヒト幹細胞培養液の化粧品原料を提供している、日本の幹細胞培養液のパイオニア、アンチエイジング株式会社は、今化粧品業界で注目を集めるエクソソームについて、早くから原料開発、情報発信を行ってきた(
https://www.exosomes.jp/)が、その技術を用いてオーダーメイドでエクソソームを用いたオリジナル化粧品原料『RemyEV-Carrier』を製造するサービスの提供を開始した。
ヒト幹細胞培養液の重要な有効成分エクソソームが注目される理由は、美容に関しての大量の情報を、美容に関連する細胞に確実に届けることができるという機能があるため。特に同社のエクソソームは老化した線維芽細胞を若返らせるリバースエイジング効果が実験によって確認されている。ヒト幹細胞が分泌するエクソソームは、培養条件によってその機能が大きく変化する。そのため同社のエクソソームにある細胞の若返り効果が、別の培養条件のエクソソームにあるかについては、確認してみるまでわからない。機能性のあるエクソソームを大量に分泌させるためには、単に幹細胞を培養する技術だけではなく、エクソソームを分泌させるための培地や培養方法など、さまざまな培養技術のノウハウが必要となる。
リバースエイジング効果以外にも様々な機能を持つエクソソームだが、その機能をそのままに、オリジナル原料をエクソソームの力で確実に細胞に届けるように加工するサービスが『RemyEV-Carrier』だ。
『RemyEV-Carrier』は同社の既存の化粧品原料『RemyEV-3』の技術を応用したものだ。『RemyEV-3』はリポソームにしたヒト幹細胞培養液とエクソソームの膜を融合したハイブリッドエクソソームと呼ばれる化粧品原料でアンチエイジング社では、第3世代ヒト幹細胞培養液と位置付けている。第3世代とは、無加工のヒト幹細胞培養液を第1世代、リポソーム加工し皮膚への浸透性を獲得したヒト幹細胞培養液を第2世代と位置づけ、第3世代は皮膚へ浸透した後、エクソソームの細胞選択性によって、美容に関連する細胞に確実に取り込まれるデリバリー機能が最も高いヒト幹細胞培養液と位置付けられている。『RemyEV-Carrier』はこの技術を応用し、オリジナル原料をリポソームに内包することで、エクソソームの膜と融合し、エクソソームの細胞選択性によってオリジナル原料を確実に細胞に届けられる原料をオーダーメイドで製造するサービスだ。『RemyEV-Carrier』に適したオリジナル原料の条件としては、水溶性であること、リポソームの膜に干渉しないこと、細胞に取り込まれた後に機能する物質であることなどが挙げられる。
『RemyEV-Carrier』は手軽に使用できる原料ではないが、エクソソームを用いた唯一無二の原料を製造できるオーダーメイドエクソソーム原料なので、他社と決定的な差別化を求める化粧品メーカーにお勧めできる原料製造サービスだ。
『RemyEV-Carrier』の概念図と電子顕微鏡写真
ビタミンCを内包させた『RemyEV-Carrier』の皮膚への浸透を確認
本件についてのお問い合わせアンチエイジング株式会社
〒107-0062 東京都港区南青山3-4-6 AOYAMA346
電話:03-3478-0248
e-mail:info@anti-ageing.co.jp
https://www.anti-ageing.co.jp/