2024年10月21日
海外における案件の進捗状況および各国の現状について【2024年12月期第3四半期】 株式会社ダイキアクシス(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:大亀 裕貴)の海外現地法人における大型案件の進捗状況等につきまして、下記のとおりお知らせいたします。
記
① Indian Railway:インド国有鉄道「駅リニューアルプロジェクト」【2024 年3月公表済】
デリー周辺10駅への浄化槽納入状況につきまして、現時点で円筒槽全24本の内、16本納入済。残り8本は2024年10月出荷予定となっております。
また、インド商工会議所連合会(The Associated Chambers of Commerce & Industry of India)が主催した鉄道近代化全国会議へ、DAIKI AXIS INDIA PVT. LTD.からCEO兼取締役カマル・ティワリが出席し、インド国有鉄道が定めた「2030年までに温室効果ガス排出量ゼロ」目標達成に向けて、排水処理システムが果たす役割について講演を行いました。
「駅リニューアルプロジェクト」による駅舎への浄化槽設置等、ダイキアクシスの浄化槽技術を通じてインドの環境保全に貢献する具体的な方法を強調することで、浄化槽への理解を深めていただきました。
② ガンジス川浄化計画【2022年3月公表済】
2024年6月のインド下院総選挙による影響を受け、プロジェクトの進行が鈍化しておりましたが、現在は解消され、政府プロジェクトは順調に動いています。第一弾、第二弾、第三弾とも製品は納品済であり、現在、設置工事と施工を継続中です。
なお、本プロジェクトにおいて納入した浄化槽の概要は下表の通りとなります。
浄化槽タイプ
直径
全長
本数・個数
処理可能水量
第一弾
円筒形
2.5m
11m
14本
500m
3/日
第二弾
円筒形
2.5m
10m
14本
500m
3/日
第三弾
カプセル型
2.5m
5m
22個
300m
3/日
③ インド・Jal Shakti省主催のワークショップ参加
2024年9月23日・24日に、インド・Jal Shakti省(インド国内の水資源開発や規制政策・プログラム策定等を所管)主催の「排水・環境保護・水保全」に関するワークショップが開催されました。 政府関係者や技術者、関連企業等が参加した本ワークショップにおいて、当社は「インドにおける分散型浄化槽と再利用のための浄化システム」について講演し、実績や事例を上げながら説明し、理解を深めていただきました。
なお、本ワークショップは以前よりDA-INDIAが実証実験および共同研究を行っているインド工科大学ルールキー校(Indian Institute of Technology - Roorkee)にて開催されたことから、同校に設置されている当社浄化槽も見学し、排水処理性能や水質汚染軽減における潜在的な役割について評価いただく機会となりました。
※参照 2020年12月22
日「インド工科大学(IIT-Roorkee校)との実証試験および共同研究について」 ④ インド工科大学ハイデラバード校(Indian Institute of Technology - Hyderabad)との浄化槽性能試験開始
DAIKI AXIS INDIA PVT. LTD.はインド工科大学ハイデラバード校と共同で、浄化槽の性能試験を開始することを決定しました。同大学は工学や科学技術を専門とするインド最高峰の国立教育機関であり、その研究水準は世界的に高い評価を受けております。テスト製品(処理可能水量10m3/日×1台)は大学への納入が完了しており、今後約1年間にわたり性能試験が行われます。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03821/d4d0274f/583d/423d/843a/1c9ecee35738/140120241018500066.pdf