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【HITOWAキッズライフ】児童書の老舗・福音館書店の編集者が保育園児の年齢に合わせて選書、6カ月にわたり「絵本読み聞かせ企画」を太陽の子巣鴨駅前保育園で実施

2023/02/09  株式会社 ミラクス 

読み聞かせによる園児の反応を、よりよい絵本づくりと保育に活かす

保育園「太陽の子」や「わらべうた」等の運営を通じて子育て支援事業を展開するHITOWAキッズライフ株式会社(本社:東京都港区/代表取締役:高石 尚和、以下HITOWAキッズライフ)では、今年度(※)、太陽の子巣鴨駅前保育園において、児童書の編集者による絵本読み聞かせ企画を開始しました。企画には2022年に創立70周年を迎えた児童書出版社株式会社福音館書店(本社:東京都文京区/代表取締役:佐藤潤一、以下福音館書店)の編集部に協力をいただいています。絵本を保育の現場で大切に活用している当社では、本企画実施によって得られる知見を日々の保育に活用してまいります。 ※2022年10月1日~2023年9月30日



絵本の力を借りて保育を豊かにする当社と福音館書店の編集者による「絵本読み聞かせ企画」。実施期間は2022年10月~2023年3月の半年間

HITOWAキッズライフでは良質な絵本を保育に活用する多彩な取り組みを推進しています。当社が運営する全国100以上(2023年1月時点)の保育施設に厳選した絵本が巡回する「絵本巡回としょかん」をはじめ、読むだけでなく絵本の世界を遊びや創作、食育活動などのリアルな場にも広げることで、より深い体験機会を創出しています。また、保育士向けに保育と絵本をつなげる当社独自の絵本検定制度を設け、のべ300名以上(2021年時点)が学び、保護者や地域との関係構築にも役立てています。

このたび、そうした取り組みを推進する当社が運営する保育園のひとつである太陽の子巣鴨駅前保育園において、福音館書店の編集者による「絵本読み聞かせ企画」が開始されています。 期間は2022年10月~2023年3月の6カ月間にわたる毎月1度、編集者が保育園を訪れ、0~5歳児までそれぞれの年齢に適した絵本を選び、読み聞かせを実施するものです。福音館書店では、絵本・児童書を制作発行するうえで、実際に子どもたちにどう受け止められるかなどの反応を得る意図から、当社を含め他園においても同様の企画を実施しておられます。

当該園と福音館書店とは徒歩圏内の近距離であることもあり、福音館書店による地域貢献のご意向もあり本企画が決定いたしました。


(自分で選んだ絵本を読んでもらう0歳児、「もう1回」と催促することも)
年齢によって好む絵本の違い、読み聞かせスタイルの違いによる楽しみ方のバリエーションなどを考察

「絵本読み聞かせ企画」は、毎回園児の各年齢に合わせ、福音館書店の編集者があらかじめ選定した絵本を用います。園児たちの反応や受け入れ方を参考に、回を重ねるごとに編集者は読み聞かせのスタイルを変えたり選定する絵本に変化を持たせたりするなど、子どもたちへのあたたかなまなざしと共に、児童書発行のプロならではのきめ細かいアプローチで臨まれています。

(「お子さんが絵本に慣れているので聴く体制にすっと入っていく」と話す福音館書店 中村 悠子さん)
取り組みを見守る太陽の子巣鴨駅前保育園の國井 京子園長は、「園児たちは絵本を読んでいただくことを楽しんでおり、0歳、1歳の子どもたちは読み終えた途端に “もう1回” と催促する場面も見られるほど。親しんでいる絵本や初めて出会う絵本に興味や関心を素直に表す姿は、園児一人ひとりが絵本からたくさんのことを吸収していることを感じさせてくれる」として、当社がこれまで保育に絵本活用を積極的に役立ててきたことに加え、つくり手である出版社の方に園児たちの反応が活かされ、よりよい絵本が生まれることに貢献できる機会としています。

■効果の追求よりも絵本を介した心のふれあいを(福音館書店/井原 美津子編集長・中村 悠子 様)

絵本には言葉の発達を促す、語彙力が増える、思考力に影響する、といった良い効果が認められていますが、当社としてはあまり効果の追求をせず、子どもたちが絵本を読むことを楽しんでほしいと考えています。福音館書店では、絵本は「大人が子どもに読んであげる本」だと考えています。だからこそ、絵本づくりでは、身近の大人から読んでもらう「耳から聴く言葉」と「目で見る絵」が一体となって、子どもたちが楽しめるものになっているかをとても大切にしています。太陽の子巣鴨駅前保育園での読み聞かせでは、子どもたちの反応を肌で感じ、たくさんの気づきがあり、編集者として、より良い絵本作りに役立つとても貴重な機会となっています。特に大勢で読むことはひとつの物語を分かち合う楽しさがあり、友だちの感想を聞いてまた会話が生まれるなど、家庭での読み聞かせとはちがったさまざまな反応が感じられます。こちらの園の子どもたちは日頃から絵本に親しんでおられるのか、絵本にすっと聞き入ってくれるのが印象的でした。回を重ねるごとに園の子どもたちと少しずつ信頼関係が生まれてきたことをうれしく思っています。絵本を介した心のふれあい、関係を深めていけたら良いなと考え、楽しく取り組んでいます。

本企画も折り返し地点となり、子どもたちにとって忘れられない思い出となると共に、当社においても絵本の力を借りながら保育を豊かに展開する取り組みをさらに一歩前進する機会とし、これからも保育の品質を高めるべく邁進してまいります。

■株式会社福音館書店 概要
2022年に創立70周年をむかえた児童書出版社。2023年には刊行60周年をむかえる『ぐりとぐら』『エルマーのぼうけん』をはじめ、『きんぎょがにげた』『はじめてのおつかい』など多数のロングセラー絵本や童話、子ども向けの月刊絵本を刊行している。月刊絵本は子どもの発達段階に細かく合わせラインナップし、書店での購入のほか幼稚園や保育園を介しても定期購読できるため、保育や幼児教育の現場とのつながりも築いている。

■企業情報
HITOWAキッズライフ株式会社
所 在 地:〒108-6215 東京都港区港南2‐15‐3 品川インターシティC棟
TEL:03-6632-7703
URL:https://www.hitowa.com/kids-life/
設 立:1997年2月
資 本 金:1億円
事業内容:子育て支援サービス、子育て支援施設の展開、運営、コンサルティング
代 表 者:代表取締役 高石 尚和

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