授賞式にて自身のライフストーリーやインスピレーションをスピーチと写真で語る
(C)Marie Rouge
2024年7月2日火曜日の夜、フランス・アルルの古代劇場にて開催されたアルル国際写真フェスティバルの公式イベントにて、ケリングと同フェスティバルにより「ウーマン・イン・モーション」フォトグラフィー・アワードが写真家・石内都に授与されました。授賞式で彼女は自身の作品を紹介しながら、これまでの歩みと、写真と社会における女性の貢献についての考えを観客に語りました。石内都の作品は、アルル国際写真フェスティバル期間中、フランスで初の個展開催となる「Belongings」展にてアルルのサル・アンリ・コントにて披露されています。
また、石内の作品は、アルシュヴェシェ宮殿で開催中のアルル国際写真フェスティバルとAperture社の共同企画による日本人女性写真家のグループ展「I'm So Happy You Are Here」でも展示されています。「ウーマン・イン・モーション」ラボを通じてケリングが支援する本展は、日本における女性写真家の歴史に特化した初の展覧会です。展覧会に付随して、このテーマに関する初の写真集の英語版がAperture社より、フランス語版がTextuel社より出版されます。
日本の女性写真家への注目をさらに高めるため、ケリングはアルル国際写真フェスティバル関連プログラムの一つである、KYOTOGRAPHIEによる「Transcendence」展も支援しています。SIGMAとの共同プロデュースによる本展は、6名の日本人アーティストの作品に焦点が当てられ「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」プロジェクトの一環で開催されました。ケリングは、2022年にKYOTOGRAPHIEで開催された同名の写真展を支援しており、今回の支援はケリングとKYOTOGRAPHIEとの継続的なパートナーシップを示すものです。
さらには、2016年に「ウーマン・イン・モーション」フォトグラフィー・アワードが創設されて以来、ケリングは新進気鋭の女性の才能を評価し促進することを目的とした「マダム・フィガロ・フォトグラフィー・アワード」への支援も続けています。
「ウーマン・イン・モーション」について
ケリングは、女性に対するコミットメントや取り組みを、グループの優先事項の中心の一つに据えています。クリエイティビティこそが変革を生み出す最も強い力の一つであるものの、依然として男女間の不平等が顕著である芸術や文化の世界に「ウーマン・イン・モーション」プログラムは取り組んでいます。
2015年、ケリングはカンヌ国際映画祭において、映画界の表舞台、そしてその裏側で活躍する女性たちに光を当てることを目的とし、「ウーマン・イン・モーション」を発足しました。以来、このプログラムは写真を始め、アート、デザイン、音楽、ダンスの分野にも活動の幅を広げています。「ウーマン・イン・モーション」アワードは、各分野で活躍する、インスピレーションを与えた人物や新たな女性の才能を表彰しています。また、トークイベントやポッドキャストでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供しています。
発足以来、「ウーマン・イン・モーション」は文化・芸術分野における女性の地位と評価について、考え方を変え、考察するためのプラットフォームとして選ばれてきました。
ケリングについて
ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエア、ケリング ボーテを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン、ジノリ1735。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。