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最終更新時刻:17時11分

安全な生成AI活用のためのガバナンス態勢整備・運用の実現に向けて

2024/06/27  SOMPOリスクマネジメント 株式会社 

SOMPOリスクマネジメント、Citadel AIの業務提携開始

SOMPOリスクマネジメント株式会社(代表取締役社長:中嶋 陽二、以下「SOMPOリスク」)は、企業が生成AIを安全に利活用する環境構築を支援するため、「信頼できるAI」の社会実装を実現する日本発のグローバルスタートアップである株式会社Citadel AI(代表取締役社長:小林 裕宜、以下「Citadel AI」)と業務提携を開始しました。両社の提携により、生成AI利活用のライフサイクルマネジメントを通じて、ガバナンス態勢整備、リスクアセスメントおよびリスクモニタリング等、安心して生成AIを利用できる基盤を構築し、その活用を加速化するためのサービスを提供してまいります。


本提携の概念図

1.背景
生成AIの国内市場の需要額は2030年には1兆7774億円に達すると予測されています(※1)。この急速な市場拡大によって、企業活動の効率化やイノベーションが期待される一方で、Chatbotにおけるハルシネーション(※2)やバイアスを含んだ不適切な出力、あるいは生成されたコンテンツの真正性の問題や知的財産権の侵害、プライバシーの侵害など、複雑なリスクが水面下で増加しています。生成AIの適切な利用環境を整備するため、経済産業省では「AI事業者ガイドライン(※3)」として事業者が順守すべき自主基準を定めるなど、社会的な関心や取組みが高まっています。企業が生成AIの利活用を拡大して持続的に成長するためには、生成AIに関する様々なリスクを適切に管理して信頼性と安全性を確保する取組み、すなわち生成AI活用のためのガバナンス態勢の整備・運用が必要不可欠であるといえます。

※1 電子情報技術産業協会,2023年12月21日,https://www.jeita.or.jp/cgi-bin/topics/detail.cgi?n=4724&ca=1
※2 AIが事実に基づかない誤った情報を生成する現象
※3 経済産業省,2024年4月19日,https://www.meti.go.jp/press/2024/04/20240419004/20240419004.html

2.業務提携の概要
今回のSOMPOリスクとCitadel AIの業務提携を通じて、生成AIの利活用に伴うリスクを、ガバナンス面ならびに技術面から検証し、安心・安全に運用できる基盤を構築することで、企業の生成AIの利活用を加速化し、さらなる業務の効率化や事業の高度化をサポートしてまいります。


<各社概要>
■SOMPOリスクマネジメント株式会社について
URL https://www.sompo-rc.co.jp/
企業や組織を取り巻くリスクはこれまで以上に多様化・複雑化の様相を見せています。SOMPOリスクマネジメントでは、「リスクマネジメント」に関するさまざまなリスクソリューションの提供を通じて、お客さまの持続的な成長・発展をご支援します。■株式会社Citadel AIについて
URL https://www.citadel.co.jp/
Citadel AIの製品は、国際標準業界を代表するBSI(英国規格協会)がハイリスクAIの審査ツールとして採用、医療・自動車・金融・製造業等のグローバル企業から高い評価を得ています。生成AIから従来の機械学習モデルまで、汎用的に適用することができ、お客様のAIの品質改善と適合性検証を同時に実現します。

SOMPOリスクマネジメント株式会社
SOMPOリスクマネジメント株式会社は、損害保険ジャパン株式会社を中核とするSOMPOホールディングスのグループ会社です。「経営コンサルティング事業」「リスクエンジニアリング事業」「データドリブン推進事業」「サイバーセキュリティ事業」を展開し、全社的リスクマネジメント(ERM)、事業継続(BCM・BCP)、サイバー攻撃対策などのソリューション・サービスを提供しています。

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