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工場向けAI動画分析ツール『OWL detector(R)』提供開始

2024/07/25  株式会社 シーイーシー 

工場向けAI動画分析ツール『OWL detector®』提供開始
~学習コストを軽減し、お客様自身でオリジナルの「AIモデル」作成を可能に~

2024年7月25日
株式会社シーイーシー

株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:姫野 貴、以下 シーイーシー)は、工場の可視化、最適化を支援する「VR+R(ヴイアールアール)」シリーズを提供しています。

今回VR+Rのラインアップを拡充し、工場内の業務改善を支援する、工場向けAI動画分析ツール『OWL detector(オウルディテクター)』を、本日2024年7月25日(木)より提供開始します。動画を分析し、人やモノの位置、機器の稼働状態を検出することで、確認作業の効率化や人的ミスの削減など、工場内の生産性向上を支援します。

また、工場内の事故を減らしたいというニーズに応え、i-PRO株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:尾崎 祥平、以下 i-PRO)と連携し、安全監視に特化した検出機能を備えた『OWL detector for i-PRO』の提供を8月に予定しています。

今後も、シーイーシーは「AI分析」を利活用したサービス・機能の拡充を行い、スマートファクトリー化を支援してまいります。

開発背景

デジタル化が進む工場でも、いまだに人手に頼った業務は多く、チェック漏れなどの人的ミスや、現場確認などのルーティンワークに一日の大半を要し、なかなか生産性が上がらないなど、さまざまな課題が顕在化しています。それらの解決を目指し、スマートファクトリー化が加速していますが、AIなどのデジタル技術をうまく活用できる現場社員が企業規模を問わず不足しており、導入が進まない工場も少なくありません。

シーイーシーは、これらの課題解決を目指して、長年「VR+R」シリーズの提供を通して培った工場業務の知見を活かし、AIなどのデジタル技術に関するノウハウがなくても使用できる工場向けAI動画分析ツール『OWL detector』を開発しました。

『OWL detector(オウルディテクター)』について

『OWL detector』は、AIを活用して工場内の業務改善を支援する動画分析ツールです。お客様自身で作成したAIモデルを使用し、対象現場に設置したWebカメラなどの動画から人やモノの「位置」と機器の「稼働」を検出します。自動カウントやアラート通知の設定など、要件や環境に合わせてカスタマイズし、ピッキング漏れや作業遅延の防止などに活用することで、工場内の生産性向上を支援します。

製品サイト:https://vrr.cec-ltd.co.jp/product/owldetector/

<主な特長>


▲学習設定(GUI)イメージ

  • AIに関するノウハウは不要!直感的なGUI※1でAIモデルを簡単作成

    複雑なパラメーター設定※2を必要とせず、直感的に操作できるGUIにて提供するため、学習用動画から検出対象を選択するなどの簡単なマウス操作のみで、AIの学習設定ができます。これにより、AIに関するノウハウがない現場社員でもオリジナルAIモデルの作成や変更が可能です。

    ※1:Graphical User Interfaceの略称。アイコンやボタンなどを用いてマウスなどで操作できる画面。
    ※2:AIモデルを作成するうえで必要な機械学習の挙動を制御する設定。


▲滞留検出例

  • 活用現場に合わせたカスタマイズで人やモノの位置、機器の状態を検出!

    人・製造物・工具などの「オブジェクト」、作業場所や進入禁止区域などの「エリア」、機器や設備などの「稼働」という3種類の検出機能を備えており、各機能を組み合わせて動画を分析します。 お客様の要件に合わせた検出方法をカスタマイズして提供するため、部品検出や滞留検出などに活用できます。


<活用例>

①指定エリア内外にある部品の個数や種類を検出することで、確認作業の効率化やピッキング漏れなどの人的ミス防止につながります。

②モノの滞留状態を検出し、進度に合わせて応援要請や次の工程の作業者へ通知することで生産性向上につながります。


<価格>

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安全監視に特化した検出機能で工場内の事故発生を抑制!
i-PRO AIカメラ専用の『OWL detector for i-PRO』を8月より提供予定

i-PROのAIカメラで利用する『OWL detector for i-PRO』を2024年8月8日(木)より提供開始します。「フォークリフトの接近検出」や「ヘルメットの未着用検出」など、安全監視に特化した機能を備えた「危機検知」アプリを提供します。事前のAI学習は必要なく、アプリをインストールするだけで簡単に導入可能です。「害獣検知」や「駐車検知」などのアプリも、別途提供予定です。

<主な機能>


▲フォークリフト接近検出例

  • フォークリフトの接近検出

    フォークリフトと作業員が一定以上接近した際に危険を検出し、通知する機能です。工場現場で多く発生するフォークリフトとの接触事故対策にも活用できます。



▲ヘルメット未着用検出例

  • ヘルメットの未着用検出

    ヘルメットの未着用者を検出し、通知する機能です。作業員が安全装備を正しく身に付けられているかを監視します。


<価格>

個別見積

「VR+R(ヴイアールアール)」について

「VR+R」は工場の可視化、最適化を支援するICTソリューションシリーズです。AIを活用した外観検査やデータを活用した作業計測・分析システム、生産ラインのシミュレーションシステム、作業者支援システムなどを提供し、自律的に稼働するスマートファクトリー化を支援します。

「VR+R」サイト:https://vrr.cec-ltd.co.jp

本リリースに関するお問い合わせ先

報道関係お問い合わせ先

株式会社シーイーシー
【担当:事業推進本部 経営企画部 広報グループ】
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル8F
E-mail:kouhou@cec-ltd.co.jp

※記載の会社名・商品名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。

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