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千葉県知事記者会見 2024年07月25日 - ● LGBTQに関する相談窓口の開設 ●パリ2024オリンピックへ参加する千葉県ゆかりの選手紹介 ● 県立柏の葉公園における官民連携による賑わいの創出 ● 日本一の千葉の梨 シーズン到来!

2024/07/25  千葉県  

知事定例記者会見(令和6年7月25日)概要

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日時

令和6年7月25日(木曜日)10時30分から10時58分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和6年7月25日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. LGBTQに関する相談窓口の開設について

  2. パリ2024オリンピックへ参加する千葉県ゆかりの選手紹介
  3. 県立柏の葉公園における官民連携による賑わいの創出について

  4. 日本一の千葉の梨 シーズン到来!

LGBTQに関する相談窓口の開設について

(知事)

こんにちは。

はじめに、LGBTQに関する相談窓口の開設についてお話しをいたします。

千葉県は、本年1月に多様性尊重条例を施行し、様々な違いに関わらず、誰もがその人らしく生き、活躍できる社会の実現を目指しております。

LGBTQについては、偏見や誤解により様々な不安や悩みを抱えている方々が存在をしており、こうした方々が生きづらさを感じることなく、暮らしやすい環境を整えていくことは重要だと考えています。

そこで、県では、性的指向や性自認に関する不安や悩みなどについて、電話やメールにより相談を受け付ける窓口を7月29日に開設することといたしました。

対象は、県内のLGBTQ当事者の方やその御家族、学校や職場でLGBTQ当事者に接する方などであります。

電話相談は、毎月第2土曜日の13時から16時と、第4火曜日の19時から22時の毎月2回行います。

なお、初回の相談日は8月10日土曜日となります。

また、メールによる相談は7月29日から受付を開始し、電話の相談日に回答をいたします。

「性的指向や性自認に関する不安や悩みなどについて、誰かに思いを聞いてほしい」という方がいらっしゃいましたら、一人で悩まず、まずは相談窓口へお気軽にご相談ください。

パリ2024オリンピックへ参加する千葉県ゆかりの選手紹介

(知事)

次に、パリオリンピックについてお話しをいたします。

パリオリンピックは、日本時間の明後日27日の未明に、いよいよ開会式を迎えます。

大会には、本県で生まれ育った方や、県内に所属チームがある方など、千葉県にゆかりのある選手が数多く出場し、オリンピック日本代表決定者は13競技36名にのぼります。

連覇のかかる選手では、レスリングで、松戸市出身の須崎優衣選手、柔道100キロ級、東海大学付属浦安高校出身のウルフ・アロン選手、体操競技では、成田市出身の橋本大輝選手が出場をいたします。

また、初出場となる選手では、柔道48キロ級、八千代市出身の角田夏実選手、スポーツクライミング競技で、県立八千代高校3年の安樂宙斗選手などが出場をいたします。

選手の皆さんには、これまでの努力が実を結び、最高の舞台でベストのパフォーマンスを発揮されることを願っています。

県では、オリンピックに出場する本県ゆかりの選手の情報を、県庁内において9月30日までパネル展示するとともに、ホームページや県公式Xで発信をしていきます。

県民の皆さんには、オリンピックを通じてスポーツの持つ力を感じていただき、その感動とともに、より一層スポーツに親しんでいただければと思います。皆さんも、ぜひエールをパリへ届けましょう。

県立柏の葉公園における官民連携による賑わいの創出について

(知事)

次に、県立柏の葉公園における官民連携による賑わいの創出についてお話しをいたします。

柏の葉公園は、年間150万人の人々が訪れる都市公園であり、敷地内には、総合競技場、野球場、体育館などのスポーツ施設や、日本庭園をはじめとする文化施設があり、子供からお年寄りまで幅広い世代の憩いの場として親しまれております。

一方で、柏の葉公園には元々飲食施設や売店、休憩施設等が不足をしており、利用者からもこれらの設置を望む多くの声が寄せられておりました。

こうした声を受け、県では、利用者の利便性や公園のさらなる魅力向上を図るため、民間のノウハウやアイデア等も参考に、緑や水辺を活かした飲食施設等の設置に向け取り組んでまいりました。このたび、来月8月30日に、新たに2つの施設をオープンすることとなりましたので、お知らせをいたします。

なお、これらの施設は、本県の県立都市公園として初めて、官民連携手法の1つである公募設置管理制度、いわゆるPark-PFIを活用した施設となります。

ここで、今回新設する2つの施設についてご紹介いたします。

まず、公園センターの隣には、緑と調和した飲食施設として「ドトールパークカフェ」がオープンをいたします。

これは、株式会社ドトールコーヒーが全国で初めて都市公園内に出店をするもので、愛犬と飼い主が一緒にくつろげるドッグカフェエリアと、一般カフェエリアをパーテーションで区分けし、どなたでも心地よくお過ごしいただける空間となっています。

また、店舗周辺にある園路広場や休憩できるベンチも新設され、新しいやすらぎの空間が創出されます。

次に、公園中央エリアには、水辺を生かした飲食施設として、開放的な大屋根の下で水景を望みながらのバーベキューが楽しめる「KASHIWA BBQ BASE」が誕生いたします。バーベキュー場周辺には芝生広場も新設され、暑さの軽減ややすらぎなど、緑がもつ効果が創出されております。

民間企業が持つノウハウやアイデアが詰まった施設のオープンにより、地域の活力や更なる賑わいの創出などの相乗効果が生まれることを期待しております。

今までご利用いただいていた方はもちろん、まだ訪れたことのない方も、この機会にぜひ、新たな魅力が加わった柏の葉公園にお越しをいただければと思います。

日本一の千葉の梨 シーズン到来!

(知事)

最後に、「日本一の千葉の梨 シーズン到来!」についてお話しをいたします。

千葉県産の梨は、生産量、栽培面積、産出額全てにおいて日本一を誇っていますが、今シーズンの梨の出荷は、昨日7月24日より、長生農業協同組合で始まっています。

千葉の梨栽培は、江戸時代に、現在の市川市八幡地区から広まったと言われ、長い年月をかけておいしい梨をつくる技術が蓄積されており、品質面において消費者から高い評価をいただいています。

県では、昨年度から、「千葉県の顔」となる品目を核とした集中的なプロモーションを行っておりますが、本日は、梨に関する今年度の取組について、3点お知らせをいたします。

まず1点目が、梨の販売会です。

今年度は、新たに手土産用の化粧箱を製作し、8月上旬から9月下旬にかけて、東京駅やそごう千葉店で販売会を開催いたします。

この化粧箱は、「日本一の千葉の梨」を目立つように表現しながら、「上から見たときにまん丸に見える」というおいしい梨の条件をデザインに落とし込んでいます。化粧箱は、テストマーケティングを兼ねて試験的に製作したものであり、販売会場限定となります。

なお、販売会では、アンケートに答えていただいた方に、梨ピーラーをプレゼントする企画や、フォトスポットとして高さ2メートルの梨のオブジェを展示しておりますので、ぜひ会場でご家族やご友人などと梨を生かした写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

2点目が、テレビCM等でのPRです。

「日本一の千葉の梨」を広く認知をしてもらうため、出荷が本格化する8月から、テレビCMでの宣伝や首都圏スーパーの店頭でPRをしてまいります。

それではここで、そのCMをご覧ください。

(「梨語り編」動画放送)

3点目が、プレゼントキャンペーンです。

千葉の梨に関するクイズに答えた方に、抽選で梨2キロが当たります。本日正午より開始をいたしますので、皆様、ぜひご参加ください。

最後に、本日は千葉県果樹園芸組合連合会様に初出荷された梨をご用意いただきましたので、記者の皆様も会見後に、ぜひお召し上がりください。私も、いただきたいと思います。

やっぱりみずみずしくて甘いですね。大変おいしい梨ですので、多くの方々に食べていただきたいと思っています。特に今年の夏は暑いですから、梨でも水分補給していただきたいと思います。今年の梨は、大変おいしく仕上がっております。

千葉県では、本日ご用意した幸水をはじめ、これから豊水、新高、県育成品種である新品種の「秋満月」など、様々な品種が生産されており、長い期間、おいしい梨を楽しんでいただけます。みずみずしくておいしい、日本一の千葉の梨の素晴らしさを皆様にもっと知っていただきたいと思っております。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。

まず、LGBTQの相談窓口についてなんですけれども、改めてなのですが、設置の狙いですとか期待する役割などあれば教えてください。

(知事) 申し上げたとおり、LGBTQに関しては、まだまだ偏見や誤解によって、様々な不安、悩みを抱えていらっしゃる方々が存在しておりますので、こうした方々が、この千葉県において生きづらさを感じることなく、暮らしやすい環境を整えていきたいと考えています。

これまで、県内でLGBTQの相談を実施している市もありますけれども、県全体を対象とするものはありませんでした。設置をされていなかった市町村にお住まいの方も含めて、こうした不安や悩みを抱える方々が、より相談しやすい環境を整備することができたと考えていますので、冒頭申し上げたとおり、生きづらさの解消につながることを期待しております。

(記者) ありがとうございます。

もう一点、別件なのですけれども、新型コロナウイルスについて伺います。

新たな変異株が登場していて、感染者数も増加傾向にあるかと思います。これから夏休みで人の動きも活発化すると思うのですけれども、県として呼びかけたいことがあれば、お願いいたします。

(知事) おっしゃっていただいたとおり、今、増加傾向が続いておりまして、まさに昨年の同時期と同様のカーブに今あります。引き続き、動向について十分注視をしていきたいと考えています。

県民の皆様にですけれども、手洗い、咳エチケットなどの基本的な感染対策、それから、どうしてもエアコンをつける形になりますので、普段ご一緒に生活されていない方などと長時間、屋内にいらっしゃる場合は、定期的な換気を心がけていただくなど、そうした対策を併せた上で、夏を楽しんでいただきたいと思います。

(記者) ありがとうございます。

(記者) よろしくお願いいたします。

梨のことについてお伺いしたいのですけれども、梨というと、どうしても千葉が日本一というイメージを持っている方は正直、少ないのではないかというイメージもあるのですけれども、梨といえば鳥取というイメージを持たれている方が全国的にも多いと思います。これは、何でだと思われるのか、知事は率直にどういうふうに思われるか、その辺をお伺いできればと思います。

(知事) 千葉の場合は、かなり特産品が多いんですよね。全国1位、2位のものが数多くあるということで、そうした点で、結果的に梨の部分が、一番目立つ鳥取に比べて、イメージとして持ちにくいのかなと思っています。

昨今は認知度が上がってきておりますので、そういう意味では、だいぶ知られてはおりますけれども、それでももっと突き抜けて、日本一であることを我々としては知っていただきたいと思っていますので、その点はしっかり重点的にプロモーションしていきたいと考えている次第です。

(記者) あと、関連でなのですけれども、知事が、梨は正直、好物なのかというところとか、梨の思い出があればお伺いしたいのと、真の日本一に向けて、トップセールスをどういうふうにしていきたいかを一言お伺いできればと思います。

(知事) 私は、梨は好物ですね。これは子供の頃から変わりません。本当に梨をずっと食べてきました。私の子供の頃に比べると、出荷時期が早まってきていますし、それから梨そのもののおいしさも、より甘くなってきていると思っています。梨は品種がどんどん変わっていきますので、同じ梨でも味が違う部分が楽しめますので、そういった部分が私も好きですし、多くの皆様方にも愛されているゆえんかなと思っています。

千葉の梨のプロモーションですけれども、まず1つは、日本一であるということと、それから歴史的に長年伝統がある、そうした産地であるということを様々な機会を捉えてしっかりとプロモーションしていきたいと思っています。

また、贈答等の際に、千葉の梨ということをより印象づけるようなパッケージですよね。そうした部分も、着実に力を入れていきたいと思っています。

最後は、海外の方々にも認知度を高めていきたいと思っておりますので、輸出の活性化の取組方針においても、輸出ポテンシャル品目として梨を位置づけておりますので、この点についても、力を入れていきたいなと考えています。

(記者) ありがとうございます。

発表外で1つお伺いしたいのですけれども、他県の話題になって恐縮なんですけれども、北陸新幹線の敦賀、新大阪間の建設費のルート、費用が想定の2倍になって、費用対効果が低いとしてルートを変えるよう求める、そういった議論も出ています。北陸新幹線は、災害時の首都圏からの代替輸送網としての期待もあるわけですけれども、率直に、この一連の流れをどういうふうに見られているか、一言お伺いできればと思います。

(知事) 他の地域のことですので、直接コメントはできないんですけれども、しかしながら、北陸新幹線が関西部分と本当の意味でつながるということは、日本全体の人の移動であったり、物流面においても非常に大きな変化になりますので、そういう意味では、私たちも注視をさせていただいています。

コストの部分であったり、ルートの部分は、それぞれの関係者の方々がこれから、明らかになった条件を含めて、さらに熟議されると思っておりますので、しっかり見守っていきたいと思います。

(記者) ありがとうございます。幹事社からは以上です。

(記者) よろしくお願いします。

発表外になってしまうのですけれども、台湾の輸入規制の緩和についてお伺いします。

今回台湾が、原発事故を受けた輸入規制について、千葉県産品を含む一部の食品の規制を緩和する方針を固めたとされていますが、まだ緩和の対象食品は限られて、それこそ梨とかも、知事が去年PRをされていましたけれども、まだ規制対象になっていると思います。今回の件について、どう受け止められているか、お願いします。

(知事) ありがとうございます。

今回、野生の鳥獣肉であったり、キノコ類、コシアブラ、こうした部分が緩和されるというふうに聞いております。我々は、これまでも規制撤廃を求めてまいりましたので、千葉県産の食品が輸入可能になるということは、これは一歩前進であり、喜ばしいことだと思っております。

引き続き、台湾の方々の理解が進んで、千葉は安心だと思っていただければ。規制が緩和された後も、放射性物質の検査、これが千葉県含めて義務づけられていますので、ここの撤廃も含めて、引き続き、様々なルートを通して求め続けていきたいと考えています。

(記者) ありがとうございます。

今回の規制対象の食品については、千葉県から実際に輸出しているものというのは、どれほどあって、どれくらい効果があると見られていますか。

(知事) 担当課、どうぞ。

(職員) 販売輸出戦略課です。

今回、台湾当局から発表された案によりますと、先ほど申し上げましたとおり、野生鳥獣肉やキノコ類、コシアブラ類が禁輸されていたものが、パブリックコメントを経て、何もなければ輸入解禁になるといった発表だったと認識しております。

それについての千葉県産品の輸出状況についてなんですけれども、千葉県の輸出関係者の聞き取り調査の中では、一昨年度、また、数年前までさかのぼりましたけれども、輸出実績というものはございませんでした。

ただ、キノコ類なんかは、マッシュルームとか生シイタケとか、そういったものの産出額というのは、千葉県でも多いものでございますので、そういったあたり、解禁に伴って今後どうなっていくのかというのは注視していきたいなと思っております。

(記者) ありがとうございます。

知事、台湾に関連してなんですけれども、鄭文燦氏が逮捕されたという報道が出ていますけれども、県としては、桃園市長時代からお付き合いもあって、去年は、知事も台湾に行かれたときに実際お会いになられたりということもありました。そのことについて、今回の輸入規制緩和や、今後の県との交流についての影響をどのように考えてらっしゃるか、お願いします。

(知事) 我々は報道で知って、大変驚いております。副院長時代も含めて、非常にお付き合いをさせていただいてまいりましたので、今後の動向を見守りたいと思っております。

これからの交流の話に関しては、現桃園市長も含めて、しっかり継続されておりますし、また、訪問した際に、台湾の様々な関係者の方々ともお会いをし交流させていただいておりますので、その点はしっかり影響のないように、いろいろなルートの中で交流を続けていきたいと思っています。

(記者) ありがとうございます。

(記者) よろしくお願いします。

まず、LGBTQの相談窓口についてなのですが、電話とメールによる相談とのことなのですが、SNSでの受付等はしないのでしょうか。

(知事) 担当課、どうぞ。

(職員) 多様性社会推進課でございます。

SNSということなのですけれども、これからスタートするということで、今年度は電話相談と、いつでも送信できるメール相談と、この2点でやってまいろうと思っています。

SNS等の相談等についての対応については、他県の状況とか、今後の全国の状況を見ながら検討してまいりたいと思います。

以上でございます。

(記者) ありがとうございます。

別の話題で、先ほど台湾の話も出ましたけれども、県内でも昨日、イノシシ肉の出荷制限の解除、おとといですかね、こちらが発表になりまして、勝浦市と大多喜町について、条件を満たしたものは、全頭検査をやめるという話でした。これ自体は喜ばしい流れだとは思うのですけれども、原発事故から13年たって、現状でも、まだ全頭検査が基本という形になっているのは、これはさすがに厳しすぎるのではないかという考えもありまして。セシウムに関しては、半減期もかなり時間がたってきているので、そのあたりの考えについて、知事の現状の受け止めを伺ってもよろしいでしょうか。

(知事) ありがとうございます。

勝浦市と大多喜町が、まず解除されたということは、我々も大変喜ばしいと思っています。

しかしながら、ご指摘いただいたように、それ以外の地域も含めて、まだまだ解除されておりませんので、千葉県のこうした部分、しっかり検査もしてきて、安全性も証明してきていると思っています。これまでも、国に対して早期の解除を求めてまいりましたけれども、これからも引き続き、国と協議をしていきたいと考えています。

(記者) ありがとうございます。イノシシ肉以外にも、シイタケだったり、こういったところもありますけれども、このあたりについても、過去10年ぐらいは、もうNDというか、検出限界値以下が続いているという認識でよろしいでしょうか。

(知事) はい。

(記者) ありがとうございます。

知事は、千葉市長時代にも、焼却灰の処理の話ですとか、放射線物質に関する施策については、いろいろやられてきたとは思うのですけれども、この中で、国がこういった規制を続けているということに関しては、やはりやりすぎというふうに思ってらっしゃるという考えでよろしいでしょうか。

(知事) ちょっと難しい面はありますけれども、当時の社会的な雰囲気も含めて、本来、様々な国際基準にのっとって設定していたものよりも、極めて厳しい基準をあの雰囲気の中で、時の政権がいろいろ実施してきているわけですよね。それの合理性については、今だからこそ、別にそのとき決定をした誰が悪いとか、そういうことじゃなく、客観的に、ここはよかった、ここは過剰であった、その結果、こういう負の側面が生まれてしまったというところは、私は総括をするべきだと思っております。

当時から、ずっと、私自身はSNSも含めてコミュニケーションを取ってまいりましたけれども、そこはぜひマスメディアの皆様方にもご協力をしていただきたいなと思いますね。

(記者) ありがとうございます。

この件は、非常に繊細な部分を含むのは重々承知なのですけれども、台湾はおととしから、いわゆる解禁に向けて動いています。去年の原発の処理水の放出のときには、逆に中国が、水産物について禁輸という形になったりとか、なかなか海外からは理解が得られない部分もあります。国内だけではなく、そういった国際的な視点も含めて、どのようにやるべきか、お考えを聞かせていただけますか。

(知事) こういったものというのは、専門性があって、多くの方々が理解しづらいところもありますし、また、SNSも含めて、最初からポジションが決まった状態から主張されていく、そういう要素も多々ある分野だと思っています。だからこそ科学的な知見に基づき、また、国際的な基準に基づいて意思決定をしていくことの重要性について、我々は過去のそうした科学的な事案の中で教訓を得てきていると思いますので、その点は発信をしていく必要性があるのではないかなと思っています。

今は想定できませんけれども、将来、日本においても、様々な科学的なインシデントに見舞われることというのは十分考えられるわけでありまして、そうしたときに、理性が感情をどのように超えていけるかという部分は、私は社会として、すごく重要ではないかなと思いますね。

(記者) ありがとうございます。

別の話題なのですが、梨についてなんですけれども、知事は先ほど、子供の頃から好物であるというふうにおっしゃいましたけれども、幸水、豊水、新高、いろいろありますけれども、一番好きなのは何でしょうか。

(知事) どれも好きなんですが、あえて1つと言われれば、私は豊水ですね。日本の果物はどんどん甘くなっていっているんですけれども、私自身は酸味とのバランスが好きなので、豊水が比較的、甘さと酸味のバランスのいい品種になりますので、個人的には、豊水の時期を一番、特に楽しみにしておりますが、それ以外の梨も大好きでございます。

(記者) 分かりました。今、食べたのは、幸水ですよね。

(知事) これが一番先ですからね。

(記者) それで、出荷時期がどんどん早くなってきているというのも、これも多くの人が実感しているところだと思うのですけれども、かつては8月の頭ぐらいだったものが、1週間以上、これだけ前倒しになっているのは、やはり気候変動の影響だと思うのですが、この気候変動において、農家に対する影響というのもかなり現れてきているところがあると思います。そのあたりの農林水産において、気候変動に対する施策について、特に梨について今回、お聞かせいただけますでしょうか。

(知事) 温暖化の影響への対応として、新高から秋満月のほうに転換を促しているわけですね。暑さに強い品種等々の開発や改良、こういうものを行って、農家の皆さん方を支えていくということと、それから、それ以外にも栽培面において、そうした工夫をどのような部分でしていくのかという技術面での助言、支援、こうした部分を我々としてはしっかりこれからもやっていく。特にこれから重要性が高まっていくだろうと考えています。

(記者) どうもありがとうございました。

(記者) よろしくお願いします。

パリ五輪について伺います。向こうの現地と時差があって、いろいろ深夜のテレビ観戦とかになりかねないという状況ですけれども、知事自身のパリ五輪への期待と、もう1つ、本県ゆかりの選手を含めた知事が注目する選手、それから競技などがあれば教えてください。

(知事) まず、千葉県ゆかりの選手に関しては、本当にどの方も非常に期待できる選手ばかりではありますけれども、やっぱり千葉県に住んでいて、かつ県立高校に通っている現在3年生の安樂宙斗選手に関しては、それまでの大会実績も含めて、非常に期待ができるのではないかなと。県立高校に通う子が、まさに金メダルを目指して、オリンピックという大舞台に挑戦するというのを、ぜひ県民の皆様方に後押しをしていただきたいというのがあります。

それからもう一つは、やはり体操男子ですよね。橋本大輝選手含めて、日本代表の中に千葉県ゆかりの選手がたくさんいて、「チーム千葉」とも言っていいような状況でありますので、そうした選手の活躍を楽しみにしております。

いずれにしても、今回は民放さんも、TVerでいろいろな形で放映をされると伺っております。おっしゃったとおり、生で見ると、日本列島が寝不足になるのかなという感じがいたしますけれども、自分の見たいマイナーな競技も含めて、テレビとインターネットもうまく駆使しながら、いい時間に見ていけばいいのかなと思っております。

(記者) ありがとうございました。

内容についてのお問い合わせ先

  • LGBTQに関する相談窓口の開設について
    総合企画部多様性社会推進課【電話】043-223-2361

  • パリ2024オリンピックへ参加する千葉県ゆかりの選手紹介
    環境生活部競技スポーツ振興課【電話】043-223-4104

  • 県立柏の葉公園における官民連携による賑わいの創出について
    県土整備部都市整備局公園緑地課【電話】043-223-3553

  • 日本一の千葉の梨 シーズン到来!
    農林水産部販売輸出戦略課【電話】043-223-3085