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佐賀工場の閉鎖について

2024/10/04  パナソニック ホールディングス 

2024 年 10 月 4 日
佐賀工場の閉鎖について

佐賀工場の閉鎖について

パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下「当社」)は、2025 年 9 月に、佐賀工場を閉鎖することを本日発表します。

■背景

佐賀工場は、1964 年に九州松下電器株式会社(当時)佐賀事業部として、福岡以外での最初の拠点として発足し、単三マンガン乾電池の生産を開始しました。以降、60 年以上にわたり、プリンター、電子黒板やスキャナーの生産、電話やファクス、複合機、ビジネスファクス等の生産、さらにセキュリティ関連やコミュニケーション関連システムの生産、サービスパーツの生産等、各事業部の様々な製品のモノづくりを担ってきました。

2017 年にはパナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社(当時)の佐賀工場として、コストセンターからプロフィットセンターへの転換を図り、2022 年 4月の当社発足においても、当社が目指す先進モノづくりを実践・けん引し、現在は、生産受託をベースに、様々なモノづくりノウハウを PoC(概念実証)を通じて確立するとともに、他工場のモノづくり共通プラットフォーム創出機能、さらにはお客様現場課題を解決するソリューション提案も行う工場として、その機能を果たしてきました。

しかし、近年の市場環境の変化および事業変革の中で、佐賀工場における生産は減少し、さらに自社生産比率も 2023 年の 70%から、今後は関連企業向けのみの生産状況になる見通しであり、これまで自社製品生産の中で自由度をもって取り組んできた上記役割・機能の維持・継続が困難となっています。

■拠点戦略について

この度、当社事業戦略に沿った工場拠点最適化に基づき、直轄工場としての佐賀工場の機能を他拠点(門真等)へ移管し、2025 年 9 月をもって閉鎖する決断に至りました。今後は、引き続き地元経済に貢献する姿を目指し、新たな活用を探ってまいります。

【パナソニック コネクト 佐賀工場の概要】

所在地 佐賀県鳥栖市村田町 1471 番地
操業開始 1964 年
敷地 61,854 ㎡
建物(床面積) 40,472 ㎡

【パナソニック コネクト株式会社について】

パナソニック コネクト株式会社は 2022 年 4 月 1 日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2B ソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約 28,300 名の従業員を擁し、売上高は 1 兆 2,028 億円(2023 年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業 100 年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。

また、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。

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