旧本多邸 知図展とFeel度Walkワークショップを開催しました。
旧本多邸は、2019年に久米設計創設者の久米権九郎により設計された建物であることが判明し、持ち主より久米設計が継承しました。
旧本多邸_DESIGNSTORY
https://www.kumesekkei.co.jp/designstory/zushi_honda_house.html
誰も住まわれなくなって30年余りが経ち、忘れかけられていた建物は、今年の5月に保存・改修工事を終え、生きた文化財として再生を果たしました。
この度、再び息を吹き返した旧本多邸を7月13日（土）・14日（日）に一般公開し、併せてワークショップと展示会を開催しました。
■ワークショップ概要
Feel 度 Walk ワークショップ
一般社団法人みつかる＋わかる 代表理事の市川力さんを講師に迎え、旧本多邸を Feel 度 Walk して知図を描くワークショップを7/14(日)の午前・午後の２回開催しました。
・Feel 度 Walk する
なんとなく気になるもの・ことを追いかけてあてもなく歩くと、止まってばかりで少しずつ進む歩き方になります。すると私たちのものごとをとらえる感度＝Feel 度が自ずと高まります。そんな歩き方がFeel度 Walkです。旧本多邸の中をこのスタイルで歩き、なんとなく気になるものがあったらなんでも写真に撮りました。
・知図を描く
撮った写真の中から「なんとなく気になる一枚」を選んで模写しました。参加者がさらっと描いたスケッチ（発見「知」＝知図）をシェアするだけで、旧本多邸という建物の不思議や謎や面⽩いポイントが浮かび上がってきました。その知図を参加者みんなで共有しながら、旧本多邸を深く味わい、楽しみました。
旧本多邸の気になるもの・ことを発見
撮影した気になるもの・ことをスケッチ
ステンドガラスのスケッチ
大人も子どもも集中
■展示会概要
知図展
昨年、春・夏・秋・冬の４回、市川力さんと⽼若男女多様な人々が、逗子久木の何の変哲もない一角をあてもなく歩き、発見した「何か」をスケッチしました。今回、旧本多邸にて、その4回のワークショップ参加者が描いたスケッチ＝「知図」をコラージュした作品を展示しました。この展示された発見コラージュによって、旧本多邸が立地する地域の特徴や様々な人の観点、四季の違いなどがそこはかとなく浮かび上がりました。
展示作品
7/13(土)、7/14(日)の2日間で総勢500名を越える来訪があり、大盛況のうちに一般公開とワークショップ・展示会を終わることができました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
今後、国の有形登録文化財にも指定された旧本多邸は、社員のためのサテライト・ワーケーションの場として使用しながら、地域活動の創造的拠点となるような運用の検討を行う予定です。引き続き、久米設計では旧本多邸を通し、「地域に開かれた文化財」の在り方を考え、活動して参ります。
逗子 旧本多邸 | HondaHouse Zushi
https://www.youtube.com/@ZushiHondaHouse
【会社概要】
株式会社久米設計
「豊かさ」を拓く。私たちは「豊かさ」とは何かを真剣に考える多様な個性の集合体です。地域・人を大切に、未来を見据えた新たな価値を創造していきます。
1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきました。技術とデザインの融合を追求し、人と社会への貢献を目指す企業です。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数約650名（約450名の資格を有する専門家）を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでおります。持続可能な社会の実現へ、技術とデザインで貢献してまいります。
URL：
https://www.kumesekkei.co.jp/
所在地：東京都江東区潮見2-1-22
代表取締役社長 藤澤進
【久米設計Instagram】
https://www.instagram.com/kumesekkei/